〔町誌のデジタル情報化にあたって〕



                              身延町長  依田光弥

 わたしたちのまち身延町は、昭和30年(1,955)2月11日1町3カ村が合併して現在の町になりましたが、平成17年(2,005)には、満50年の節目の年を迎えます。
 この地を本拠地として、過去から現在へと間断なく続けられてきた人々の営みの記録は、昭和45年刊行の「身延町誌」および平成8年刊行の「身延町誌・資料編」として、わたしたちに多くの示唆を与えてくれています。
 特に本町は、日蓮宗総本山身延山久遠寺があり、また南部氏(波木井氏)や穴山氏の所領であったことから歴史的遺産も数多く残されていて、学術的需要ばかりでなく、世人の関心も高く、購入の希望も少なからずありますが、「町誌」(45年版)の在庫は皆無で対応に苦慮しています。
 このような状況から、町誌をデジタル情報化し、インターネット上で公開することといたしました。このことによって、これまでご要望にお応えできなかった研究機関や町内外からの問い合わせにも十分に対応でき、身延町への理解と関心を深めることができるものと期待しております。
 また、本町の次世代を担う人たちの学習にも、大いに役立てていただきたいと思います。大勢の方々がご活用くださることを願っております。
(注)
  デジタル化は、横書きに変換する必要があるため、文芸作品等の中には馴染まない感のするものもありますが、ご了承ください。
町誌の記述の中で、明らかに誤りと判断できるものについては、訂正、修正をしました。
資料については、できるだけ原文のままにしてあります。
 平成14年12月

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