印刷湯之奥金山博物館杯・砂金掘り大会  概要

開催日:
2024年7月27日(土)

 

夏休み恒例、湯之奥金山博物館杯・砂金掘り大会。 2024年で24回目の大会となります。全国から毎年200名定員で募集をかけ、多い年にはそれを超える方々が参加する国内最大の「砂金掘り大会」が、日本のそこそこ真ん中・湯之奥金山博物館で行われます。

ちなみに「砂金掘り大会」という名称を聞くと8割方「大会なんてあるの~?」と、 失笑に近い笑いを得てきましたが、最近は「へぇ~」と感心されるようにもなり、世界大会もありますし、意外と全国各地で行われています。2023年には当館の砂金掘り大会、砂金甲子園は某バラエティ番組で「珍百景」に登録されました。

※ 参加申し込みの方には、大会一週間前くらいまでにメールに参加要項をお送りします。ルールや細かい決まりが記載されていますので、必読です!

 

主旨・目的

甲斐黄金村・湯之奥金山博物館では、湯之奥金山という歴史的遺跡を21世紀に広く伝えると共に、砂金採り体験室とは一味違う砂金掘りを楽しみ、また砂金掘り技術の普及並びに啓蒙を図るために日本大会や世界大会が存在することを合わせて周知することを目的とし、砂金掘り大会を開催いたします。お誘い合わせのうえ、奮ってご参加ください。

2024年は、小中学生を対象にした①「ジュニア部門」(初回決勝戦)、そして男女一般部門を②「U40(高校生から40歳までの男女)」、③「アダルト(41歳以上の男女)」と2つに分け予選➡決勝戦20人を実施します。

 

 

第24回 砂金掘り大会  概要

【日  時】 2024年7月27日(土) 9:30~15:30(受付9:30~9:50)

【場  所】 湯之奥金山博物館専用駐車場

【種  目】 ・ジュニア部門(小学生~中学3年まで)(6kg)

       ・男女一般部門

         予選①U40  (高校生から40歳までの男女)(10kg)

         予選②アダルト(41歳以上の男女)(10kg)

          → 予選①、②の各上位1割+αによる決勝戦(16kg)

        ※自己申請式なので、とくに申し出がない場合は「予選①U40」へのエントリーとなります

【参加資格】 ・博物館での砂金採り体験を1回以上経験し、「パンニング」という動作を理解していること

       ・博物館公式YouTubeの「砂金掘り大会解説動画(2022年度版)」を見て、基本的なルールを理解していること

       ・「砂金採り体験」と「砂金掘り大会」は別物であることを理解していること

       ・特別な理由を除いて表彰式(当日15:30)まで会場にいられること

【参 加 料】 小学生@500円/中学生以上@1000円 ※選手の熱中症対策、安全対策に充てさせていただきます

       ※競技砂金の持ち帰り不可

【定  員】 全部門合わせて200名 ※定員になり次第受付終了

【募集開始】 2024年5月9日(木)9:00~

【申込方法】 メール(博物館HPトップページ最下段の お問合わせフォームからお願いします。お問い合わせはすべてこちらから)

      ・お問合わせフォームの「お問い合わせ内容」の最初に「砂金掘り大会2024 申込」と記載する

      ・住所、氏名(読み方)、学年または年齢、参加部門、開催日まで連絡が取れる連絡先 を明記する

      ・複数人まとめて申込する場合は、代表者が全員分の情報をまとめ送信する

 

 

▶▶ジュニア部門

小学1年生~中学3年生の子どもたちにより競技が行われます。砂の重さは6kg。ジュニア部門の全試合終了後、総合タイム順で上位3位までが表彰となります。

▶▶男女一般部門

予選を高校生から40歳までの男女は「U40」、41歳以上の男女は「アダルト」の2つに分け実施します(砂は10 kg)。両予選の上位1割+αが決勝戦へ進出。決勝戦では砂の量が16kgに増えます。また、使用される皿は、スチール製の溝がないスチールパンです。予選に難易度が上がり、よりパンニング技術が求められます。この決戦の上位3名が「男女一般部門」の1位~3位となります。

また、「ジュニア部門」1位と「男女一般部門」1位同士2人が頂上決戦を行い、勝者がその年の「総合優勝者」として頂点に立ち、砂金掘り王の証であるもーん父さん印のパンニング皿を手にすることができます。各部門の1位から3位までには賞状とメダルが授与されます。

 

▶▶その他(年ごとに開催不定期)

部門ではありませんが、年ごとに「おもしろパンニング皿」ミニゲームを不定期で開催しています。ここでは一般的なパンニング皿は使用不可。パンニング用にできていない素材を各自持ち込んで競技します。ここで使うパンニング皿代わりのアイテムは参加する方の知恵と工夫によるもの。これまで本ミニゲームで使用されたアイテムは、麦わら帽子、ちりとり、フライパン、パラボラアンテナ、ひょうたんetc. 観戦者も思わず目を見開いてしまうような、おもしろ素材が並びます。とにかくおもしろければ!が目的の楽しいミニゲームです。

事前申込者優先、及び当日参加希望者対象。定員になり次第、締め切ります。(おおよそ10~20人まで)

 

【ルールについて】

砂金掘り競技大会は、世界大会ルールに沿って改めた博物館独自ルールによって、種目別に約20人一組で競技します。 (ただし参加者状況によって一度に競技する人数は変動します。)会場内に特設された競技フネ(縦1.5m×横77㎝×高20㎝)で、 バケツの砂中(約6~16Kg…部門、年によって異なります。)に混入されている砂金を制限時間内に、正確にかつスピーディに採取する競技です。

 

競技ルールはいたってシンプル。砂の中に混入されている砂金をスピーディかつ正確にとりこぼさずに採ればOK。各部門ともに主催側で決めた数の砂金が混入されている砂(ジュニア部門6kg、男女一般部門予選10kg、男女一般部門決勝戦16kg)をパンニングします。砂金の採りこぼしなくパンニングできれば問題ありませんが、もし採りこぼしがあった場合は、砂金1粒ごとに、 自己タイムに3分のペナルティタイムが加算され、それが成績になります。

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つまり、砂金が10粒混入されている砂を5分でパンニングし終わり10粒採取した場合、この人は「5分 / 10粒」が成績となります。 同じ条件で、5分でパンニングし終わり8粒採取した場合、採りこぼした砂金2粒×3分=6分が加算され、「11分 / 8粒」が成績となるわけです。

ただし制限時間は10分。競技終了まで参加者に砂金の混入数は公表いたしません。10粒入ってると思ってたら実は8粒だったり、4粒しかとれなくてドキドキでも、実は4粒がパーフェクトだったりすることもあります。

なお、初期はタイムオーバーは失格でしたが、参加選手すべての成績を出せるよう、採取粒ゼロでもタイムを公表し失格とはなりません。

たかが“砂金掘り”と侮るなかれ。ただ砂をかき回していればいい、やみくもに砂を落とせばいいというものではありません。テクニックはもちろん、頭脳も必要なんです。体験室で練習しましょう。

  さあ、日々の精進で次回の覇者はあなたかも!?

 

▶▶持ち物

飲料水、濡れた時のための着替え、タオル類、その他各自必要と思われるもの。履物はぬれる可能性がありますので、履き替え、もしくは濡れても良いものをご用意ください(ビーチサンダル、長靴など)

▶▶注意

・大会両日は、館内のトイレ利用はできません。屋外仮設トイレをご利用ください。※チケットご購入でのご観覧・砂金採り体験はご利用いただけます

・館内での休憩もご遠慮ください。飲食は屋外の換気の良い木陰やテント下をご利用ください。

ご参加の皆様のご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。(2024.05.07現在)

 


 

「砂金掘り」は川でなければできない!わけではありません。

屋内砂金掘り施設が、当館でいうところの「砂金採り体験室」です。

じゃあ「砂金掘り大会」ってなんでしょう?

金は、比重「19.3」という、とても重い金属です。

鉄は重いイメージがあるかもしれませんが、その比重は「7.8」です。
この比重の違いを使い、採取する方法を「比重選考法」といいます。
砂金掘りは、この理論とパンニング皿を使って、金を採取します。

さて、この砂金掘りをスポーツ感覚で競技にしたのが「砂金掘り大会」です。

砂金掘りのテクニックとスピード、そして作戦が勝負の鍵を握ります。

世界大会もあるこの競技。その昔、当館学芸員は、視察ついでに参加した 2002年世界大会(北海道浜頓別)で部門優勝し、この年の世界チャンピオンの称号を獲得しました。

競技大会は意外にハードルは高くない、

全世代誰もが気軽に「スポーツ砂金採り」を楽しんでほしいという思いから

「湯之奥金山博物館杯 砂金掘り大会」を企画し、以来、多くの方々のご協力をいただきながら毎年開催しています。

この湯之奥金山博物館で日本最大の「砂金掘り大会」が開催され、全国から200人近くの”掘り師”たちが集い、競うのです。

そう それはまさに  砂金祭り! そして スポーツ砂金採り!

合言葉は

「砂金掘りはスポーツだ! 砂金掘りは青春だ!」

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