第六節 山梨県身延保健所

  1 所在地 身延町身延1740番地
  2 沿革と管轄
 昭和19年10月1日県民修練所として発足した。人口118,820人(南巨摩西八代両郡3町三八ヵ村)
 昭和24年4月1日 保健所法の改正によりC級保健所となる。
 昭和25年4月1日 西八代郡(上九一色、下九一色、上野、大塚、市川大門、山保、高田、大同)は甲府保健所へ移管。南巨摩郡(増穂、穂積、五開)は小笠原保健所へ分離移管する。
 昭和25年7月1日 性病診療所を併設する。
 昭和27年11月1日 優性保健相談所が併設される。
 昭和28年4月1日 次長制が布かれる。
 昭和34年3月31日 併設性病診療所が廃止される。
 昭和35年10月1日 従来のABC規格保健所区分は型別に分類され僻地L5型となる。町村合併により西八代2町、南巨摩5町計7町管区となる。(下部、六郷、早川、中富、身延、南部、富沢)人口56,084人
 昭和37年5月1日 次長制を廃止し、総務課、衛生課の2課制となり現在に至る。
  3 機構
  4 業務内容
 (1)総務課
    庶務係
 一般庶務、会計事務のほか医薬温泉衛生統計の業務を行なう。
    普及係
 保健業務、衛生教育、結核訪問、母子保健栄養関係業務を行なう。
 (2)衛生課
    衛生係
 食品衛生、環境衛生、狂犬病関係業務
    予防係
 結核予防、伝染病予防、地方病予防、予防接種、成人病予防およびその他一般予防業務
  5 現況とその動向
 昭和37年4月1日機構改革により、従来の次長制を廃して課制が布かれ、総務課、衛生課の2課と庶務、普及、衛生、予防の4係となる。課長2、係長4が配置されそれぞれ所掌事務も明確化され責任体制が確立されるに至った。なお保健所法第6条の規定により管内の公衆衛生および保健所の運営に関する事項を審議するため運営協議会が設置されている。現在22名(管内各町長及び関係機関団体長)をもって構成されている。その他保健衛生行政協力団体として、
 保健所運営協力会(21名)
 献血推進協議会(21名)
 母子愛育会
 管内助産婦会
 栄養改善協力員身延支部
 調理師会(335名)
 食品衛生協会身延地区支部(600名)
 水道協会
 保健所の使命は「地域における公衆衛生の向上および増進をはかること」にあり、疾病予防、健康増進、環境衛生等公衆衛生対策の中枢機関であることを自覚し特にここ数年来栄養改善環境衛生の推進、衛生教育の徹底を重点施策として努力している。