第二節 身延町教育の基本目標

 わが国教育の基本目標と、本町の地域的特殊性に鑑(かんが)み、本町教育の基本目標を次の如く定め、教育行政のあらゆる施策を講じ、これが達成に遺憾なきを期す。
、大聖日蓮聖人の遺徳とその偉業に傚(なら)い、意志鞏(きょう)固にして、積極果敢、自主性に富み、公正にして実践力ある町民を育成する。
、人間尊重の精神を基調とする。自他敬愛、社会的連帯を啓培し、時所位に適応する安全教育の徹底を期す。
、学校、家庭、社会の三位(み)一体観に立つ教育施策を重点として、相互の緊密な連繋(けい)による、町教育の調和的進展をはかる。
、学力向上、体位体力の充実、情操の淳化、進道性の啓発に留意し、円満なる人格の育成を期す。
、環境の実態に即し、遠大な理想と公平なる年次計画のもとに、諸条件を整備し、適切な運営と相まって教育の前進をはかる。
、相互の信頼に立ち、和と団結による教育を企図し、その効果を頒(わか)ち合う。
(昭和40年4月定例教育委員会決議)
  昭和44年度努力点
 本町教育基本目標と過年度の反省の上に立ち、本年度の努力点を次の如く定め、総力を結集してこれを実践し、本町教育の上に画期的な成果を招来したい。
、地域環境の実態把握につとめ、それに即する人間関係、施設設備の改善と向上をはかる。
、本年度学校教育指導重点を主体的に止揚し、学校並びに地域に即する実践を援助し、教育水準の向上をはかる。
、町長期計画をふまえて、住民の主体性に立つ社会教育の推進をはかる。
、施設増設計画の推進
、特殊教育学級開設の推進
、統合中学校建設構想検討
(昭和44年4月定例委員会決議)