第六節 警察協力団体
治安の維持は、地域住民の警察に対する支援と、協力がなければ達成できない。南部警察署の各種協力団体の構成員として本町からも数多く選出されているので、これ等の所属団体並びに身延町協力団体として活動している団体の設立年月日、目的、事業等をあげる。
一、南部民主警察協議会
昭和28年4月、南部署管内各町村の執行部、議会の代表者、有識者をもって警察と管内住民の融和を図り、相互の理解と協力により、民主警察の推進確立に寄与することを目的として、南部民主警察懇談会を設立したが昭和35年4月協議会と改称し次の事業を行なっている。
イ 公衆と警察の融和を図る事業
ロ、公衆に対する警察広報への協力
ハ、民主警察推進のための活動
ニ、警察運営改善のための研究協議
ホ、その他本会の目的を達成するため必要な事業等
二、防犯協会南部支部
昭和24年2月22日、山梨県防犯協会南部支部として設立された。犯罪のない明るい社会をつくることを理想として管内住民の防犯思想を昂揚(こうよう)し、その自主的活動による各種犯罪の防止並びに犯罪捜査その他、非常事態発生の際警察機関に協力し、民警一体の下に、管内の治安確保を期すことを目的として、次の事業を行なっている。
イ 防犯対策の調査研究
ロ 防犯思想の普及徹底
ハ 防犯施設の拡大強化
ニ 青少年の補導
ホ 単位防犯協力並びに職域防犯組合の行なう防犯活動の支援
ヘ 防犯功績者の表彰
ト 犯罪の予防、検挙への協力
チ その他明るい社会達成のため必要な事項
三、学校警察連絡協議会
南部署管内、小中高大学を含む学校の教師と警察によって、地域児童生徒の生活指導を中心とする非行化防止の機関で昭和40年4月1日設立された。管内児童生徒の非行と事故防止をするために、学校と警察は緊密に連絡提携して、これ等の校外生活の補導をし、心身の健全な育成を図ることを目的として、次の事業を行なっている。
イ 非行防止対策と調査研究
ロ 校外生活実態の把握(はあく)
ハ 街頭補導と事後補導
ニ 善行児童生徒等の表彰
ホ その他目的達成に必要な事項
四、交通安全母の会
会員は各地域の婦人会員をもって会員として、町内各地域に左の通り設立されている。
イ 下山交通安全母の会 昭和41年4月
ロ 角打交通安全母の会 昭和42年4月
ハ 豊岡交通安全母の会 昭和42年10月
ニ 丸滝交通安全母の会 昭和43年12月
ホ 大島交通安全母の会 昭和44年2月
会員相互の理解と協力により交通安全運動を推進し、地域住民を事故から守ることを目的として、次の事業を行なっている。
イ 春秋の「交通安全運動」に出動し、交通指導にあたる。
ロ 毎月10日の「県民安全交通の日」に出動し、交通指導にあたる。
ハ その他交通安全思想の普及徹底に努める。
なお下山交通安全母の会は昭和43年度優良団体として特別表彰された。
感謝状
下山交通安全母の会殿
貴会は交通安全に深い理解と関心を寄せられ多年にわたり交通安全活動に尽力されましたその功績はまことに多大でありますので記念品を贈り感謝の意を表します
昭和四十三年十一月二十五日
山梨県交通対策推進協議会長
山梨県知事 田辺国男
五、南部運転者会連合会
この会は南部署管内運転者と本会の事業を賛助する者をもって組織している。会員は各地域の運転者をもって会員とし、会を構成している。本町においては左の通り設立されている。
イ 豊岡運転者会 昭和26年10月
ロ 身延門内 〃 昭和32年4月
ハ 身延門外 〃 昭和32年4月
ニ 大河内 〃 昭和33年4月
ホ 下山 〃 昭和37年4月
会員の資質の向上と、交通事故防止に努めるとともに、交通の安全と円滑を図るを目的として、次の事業を行なっている。
イ 会員の資質の向上を図る諸事業
ロ 交通安全のための指導訓練
ハ 交通安全および事故防止に関する奉仕活動
ニ 交通安全対策の調査研究
ホ 交通道徳および交通安全思想の普及活動
六、南部交通安全協会身延支部
この会は交通道徳の向上と、交通事故の防止につとめ、交通の安全と円滑を図る目的をもって、昭和8年、山梨県交通安全協会南部支部として発足し、昭和38年南部交通安全協会と改称し、身延支部が発足し現在に至り、次の事業を行なっている。
イ 交通道徳および交通安全思想の普及宣伝
ロ 交通安全に関する諸施設の設署並びにその維持改善
ハ 交通安全対策の調査研究
ニ 交通功労者および優良運転者の表彰
ホ 交通従業員の指導教育
ヘ その他本会の目的達成に必要な事項
七、身延町交通対策推進協議会
沿革
自動車の急激な増加と共に交通事故も激増しており、尊い人命を交通事故から守るということで、昭和37年9月22日に、県議会より、「交通安全宣言に関する意見書」が出され、これにもとづいて、9月27日に、「交通安全県」を宣言して県民運動としてスタートした。
本町は、昭和37年6月29日の議会において「身延町交通安全町宣言」を決議し、これらの趣旨に呼応して同年7月18日身延町交通対策推進協議会が設立された。
協議会の主なる事業は次のとおりである。
1、交通事故防止運動の推進に関すること
2、交通安全思想の普及徹底と交通道徳の高揚に関すること
3、交通事故防止上必要な調査研究に関すること
4、交通安全教育の推進に関すること
5、道路および交通環境の整備改善に関すること
6、交通安全推進機関、団体の育成助長に関すること
7、被害者救済対策の確立に関すること
8、その他この協議会の目的達成に必要なこと
役員構成
会長 |
|
1名 町長 |
|
副会長 |
|
5名 交通安全協会支部長(下山、門内、門外、豊岡、大河内) |
|
常任委員 |
|
若干名 |
|
監事 |
|
2名 |
|
顧問 |
|
南部警察署長 南部交通安全協会長 南部連合運転者会長 身延土木事務所長 |
|
委員及び役員の任期は2年、年1回定期総会を開催、常任委員会は必要に応じて随時開催されることになっている。
八、その他
青少年補導連絡協議会、森林防犯協会、防犯隣組等があり、警察行政に協力し活発に活動している。
  
|