オ、手遊び唄
◇ いっこじょ
 いっこじょ いっこじょ にこじょ にこじょ
さんこじょ さんこじょ………
(小石で お手玉のようにして 順々にとっていく遊び)
◇ 西郷隆盛の娘
 1かけ 2かけて 3かけて
4かけて 5かけて 橋をかけ
橋のらんかん 手を腰に
はるか向うを眺むれば
17、8のねえさんが
片手に花持ち 線香持ち
もしもし姉さん どこいくの
私は九州鹿児島の西郷隆盛娘です
明治10年3月3日 切腹なされた父親の
お墓参りに参ります お墓の前で手を合わせ
なむ なむ なむと拝みます
お墓の後ろで幽霊が
フラリ フラリとじゃんけんぽん
(動作をしながら歌う。またお手玉にも歌う)
◇ 水師営
 旅順開城約なりて
敵の将軍ステッセル
乃木大将と会見の
ところはいずこ水師営
(2人向い合って手を合わせながら歌う)
◇ 八十八夜
 セッセッセパラリコセ
夏も近づく 八十八夜 トントン
野にも山にも若葉が茂る トントン
あれに見えるは茶つみじゃないか トントン
赤ねだすきに 菅(すげ)の笠 トントン
◇ 子どものけんか
 子どもと子どもとけんかして
人さん人さんきいとくれ
子どものけんかに親が出て
仲々すまないこのけんか
薬屋のおばさんが ちょいととめた
(両手を合わせて指と指を合わせながら歌う)
◇ じょうりきじょうめ
 じょうりきじょうめ二じょうめ
三じょうめ桜、桜の下を
赤鬼めくらが杖ついて通れば
そりゃそっちょんの合戦よ
◇ じょんじょのじょりかくし
 じょんじょのじょりかくし
じょりやのばばが
じょうりをとって鼻かんで
火の元へかくした かくした
一ちょこ二ちょこ 三三(さざん)が九
九九と一と目で 女の子
足も手もないずんべらぼう
五がわいて 五がわいて
五五 二十五
(前の二つの歌ともはきものを並べて、歌いながらとっていく)
◇ うちのベッピンさん
 うちのベッピンさんは涙をポロポロ ポロポロ
ポロポロ涙を たもとで拭きましょ
拭いたたもとを 洗いましょ 洗いましょ
洗ったたもとを 干しましょ 干しましょ
干したたもとを たたみましょ たたみましょ
たたんだたもとを しまいましょ しまいましょ
しまったたもとを ネズミがガリガリ ガリガリ
ガリガリたもとを ボロ屋に売りましょ 売りましょ
売ったお金で
ラーメンをつるつる つるつる
(動作をしながら歌う)
◇ 上り目下り目
 上り目 下り目 ぐるりと まわって にゃんこの目
(にらめっこをしながら歌う)
◇ だるまさん
 だるまさん だるまさん にらめっこしましょ
笑うとげんこ あっぷっぷ
(にらめっこをしながら歌う)
◇ かごめ
 かごめかごめかごの中の鳥は
いついつ出やる 夜明けの頃に
鶴と亀とすべった
後ろの正面だーれ
◇ 勝って嬉しい花いちもんめ
 勝って嬉しい花いちもんめ
負けてくやしい花いちもんめ
隣のおばさんちょいと来ておくれ
鬼がこわくて行かれない
おはちをかぶってちょいと来ておくれ
それでも怖くていかれない
○○さんが欲しい
○○さんが欲しい
ジャンケンポイ
(2組に分かれ、向い合って歌いながら遊ぶ)
◇ 今年のぼたん
 今年のぼたんはよいぼたん
お耳をからげて スッポンポン
もひとつおまけに スッポンポン
       (以上3節くり返し)
鬼「入れて」
みんな「しっぽがあるからだーめ」
鬼「それじゃあ切って来る」
   …………………………
鬼「きって来たから入れて」
みんな「切ったあとの血があるからだーめ」
鬼「それじゃあ ふいてくる。」
   ………………………………
鬼「ふいてきたから入れて」
みんな「じゃあ 入れてやる」
   ……………………………
鬼「ちょっと昼飯をくってくる」
   ………………………………
みんな「きょうのおかずは何だった?」
鬼「みみずに へびに かえる」
みんな「キャー」(みんな逃げる)
(鬼が追っかけてつかまえる)
◇ 竹の子1本ちょうだいな
 竹の子1本ちょうだいな
まだ芽が出ないよ
水をかけてちょうだいな(ザアー)
水をかけたら 引っぱるよ
(電柱などに順々に連らなったものを鬼がひっぱる
ちぎれた所のものが次の鬼になる)
◇ ずいずいずっ転ばし
 ずいずいずっ転ばしごまみそずい
ちゃつぼに追われてドッピンシャン
ぬけたらドンドコショ
俵のネズミが米食ってチュウ
チュウチュウチュウ
おとうさんが呼んでも
おかあさんが呼んでも
行きっこなあし
井戸のまわりでお茶わんわったの
だあれ
◇ 通りゃんせ
 通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ
ちょっと通してくだしゃんせ
御用のないもの通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札をおさめに参ります
行きはよいよい帰りは怖い
怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ
◇ 坊さん
 坊さん坊さんどこいくの
私は田圃へ稲刈りに
そんなら私も連れてって
お前がいくとじゃまになる
このばか坊主 くそ坊主
うしろの正面だあれ
◇ 1、2の3(ちぎりばったんの唄)
 12の3 2の4の5 312の4の 2の4の5
◇雨がザアザア降ってきて(歌いながらタコの絵をかく)
 雨がザアザア降ってきて
めめずが3匹はいだして
卵を三つ産みました
そーれ怖いぞ たこ入道
◇ まる書いてまる書いて
 まる書いて まる書いて 丸木橋
大山 小山 花盛り
そば屋のおばさん そば食べて
たちまち きれいな お姫様
◇ 棒が1本あったとさ(絵をかきながらうたう)
 棒が1本あったとさ
葉っぱだよ
葉っぱじゃないよ おなべだよ
おなべじゃないよ かえるだよ
かえるじゃないよ 土人だよ
土人の頭にパンのせて
6月6日に 雨がざあざあ降ってきて
三角定規に ひびいって
あんぱん二つ また三つ
コッペパン二つ くださいな
あーというまにかわいいコックさん
◇ さよなら三角
 さよなら三角また来て四角
四角はとうふ とうふは白い
白いは兎 兎ははねる
はねるは蚤(のみ) 蚤は赤い
赤いはりんご りんごはうまい
うまいはバナナ バナナは長い
長いははしご はしごは怖い
怖いは幽霊 幽霊は消える
消えるは電気 電気は光る
光るはおやじのはげ頭
◇ お月様いくつ
 お月様いくつ 十三に七つ
まだ年は若いな ねんねを産んで
だれにだかしょ たかぼにだかしょ
たかぼは どけいった
油買いに 茶買いに
油屋の前ですべってころんで
油1升こぼした その油どうした
太郎どんの犬と次郎どんの犬で
みんななめてしまった
◇ からす
 かあらす からす かんがらす
エエらんうちや やけるぞ
早くいって水かけろ
しゃーくんなきゃ かーせるぞ
みーずんなきゃくれるぞ
◇ トビトビ
 トビトビうーらんうちよ 3年まわれ
◇ ほたる来い
 ほう ほう ほたる来い
あっちのみーざあ にがいぞ
こっちのみーざあ あまいぞ
ほう ほう ほたる来い
◇ 陸軍の乃木さん
 陸軍の乃木さんが がいせんす すずめ
めじろ ロシヤ やばんこく クロバタキン
金の玉 まかろふ ふんどし しめた
たかじゃぽ ぽんやり(くりかえす)
◇ あの子はどこの子
 あのかあ どこの子 てんきのきのこ
きりょうもよいが すがたもよいが
鉄砲にうたれて けつんちょっと
びっこだ
◇ おっちゃんどこだい
 おっちゃんどこだい 下部の奥だい
おようめしゃなんだい お麦のこうせん
裏口をあけたら ぱっぱとまい出す
◇ ソウダ村の村長さん
 ソウダ村の村長さんが ソーダのんで
死んだソウダ 葬式まんじゅううまかった
ソウダ
 なかのあんこはちいさいソーダ