梅平の子供天神講天神講は、梅平の小学校(尋常科・高等科)の児童生徒で構成されていた。天神さまは菅原道真を祀り、その社は八幡社の境内に建立されている。そのころは、毎月25日に天神講が開かれた。この日には、梅平の子供全員(講中)が夕方ころ天神社の前に集合し、上級生の指導により、お経(開経偈、自我偈、唱題、運想)を唱えて勉学向上を祈願したあと、宮本坊で1人一芸(一口ばなし、なぞなぞ、唱歌など)の演芸会を開き、お菓子などをいただいたりして、楽しい一ときをすごしたものであった。しかし、この天神講が太平洋戦争とともに消えてしまったことは残念である。 |