印刷有毒な野生キノコによる食中毒の注意喚起について

 例年、夏の終わりから秋にかけて、全国的に毒キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒が多く発生しています。令和3年度も、国内ではツキヨタケ、クサウラベニタケ、カキシメジ等の毒キノコの誤食による食中毒が報告されています。
 食用のキノコと確実に判断できないキノコ類の採取、譲渡、販売及び喫食を行わないようにしましょう。


(参考)令和3年の毒キノコにおける食中毒事件の例
【事例1】

発生年月日 令和3年9月14日
発生場所 盛岡市、患者らが勤務する事務所
原  因 キノコの煮物(クサウラベニタケ(推定))
概  要 知り合いからもらったキノコを喫食したことで発症した。
患  者 3名(30~40代女性)
主な症状 嘔吐、頭痛、下痢、腹痛

【事例2】

発生年月日 令和3年9月28日
発生場所 群馬県、旅館
原  因 キノコ入りすいとん(カキシメジ(推定))
概  要 当該旅館で提供された食事を喫食したことで発症した。
患  者 9名(30代~70代男性)
主な症状 下痢、嘔吐、腹痛等

【事例3】

発生年月日 令和3年9月29日
発生場所 大分県、キャンプ場
原  因 ツキヨタケ
概  要 キャンプ場周辺に生えているキノコを採取し調理したものを喫食したことで発症した。
患  者 3名(50代女性、60代~70代男性)
主な症状 悪心、嘔吐(頻吐)、寒気