印刷柳宗悦と木喰佛・丸畑との出会い百周年記念展の開催

柳宗悦と木喰佛・丸畑との出会い100周年記念

「木喰上人のちょっと驚く資料展」

 大正13年(1924)1月9日、柳宗悦は浅川巧の誘いを受け、朝鮮陶磁器を見るために山梨県中巨摩郡池田村 (現甲府市) の小宮山清三宅を訪れました。小宮山氏の案内で座敷に向かう途中、柳は暗い蔵の前に置かれた2体の仏像に心を奪われ、それが木喰佛との出会いでした。その年の6月10日、柳は木喰上人の正確な史実を求めようと甲州の知人とともに市川大門を訪れました。しかし上人とは別人と分かり、その後柳は一人で富士川沿いを下り、飯富で宿泊しました。次の日、飯富から波高島まで舟で下り、地元民の案内で木喰上人の生誕地丸畑を訪 れました。 これが柳と丸畑との出会いで、そこから丸畑との交流が始まりました。

-大正13年1月、 柳と木喰佛との出会い。 6月、 柳と丸畑との出会い-

 その出会いから丁度100周年となるのが本年(2024)年です。そこで丸畑の微笑館において、「柳宗悦と木喰 佛 ・ 丸畑との出合い100周年記念」 として、 「木喰上人のちょっと驚く資料展」を実施するものです。ぜひ 100年前の柳が木喰佛を発見した感動や山梨県内の有志により、柳の活動を手助けした「木喰五行研究會」の活躍、さらに木喰ブームに沸く県内外の様子など、資料展で実感していただければ幸いです。

●会 期:令和6年1月11日(木)~8月27日(火)

※水曜日と祝日の翌日は休館日となります。

※開館時間 午前9時~午後5時(1・2月は午前10時~午後4時)

●会 場:木喰の里微笑館(山梨県南巨摩郡身延町北川2855)

※同館入館料(一般300円・小中学生以下無料) で観覧できます。

●主 催:身延町教育委員会・身延町民 丸山優

●問合先:身延町教育委員会生涯学習課

文化財担当 ℡0556-20-3017