印刷木喰上人作木彫佛写真展の開催

柳宗悦丸畑来訪100周年記念

『木喰上人作木彫佛写真展』

 

 日本の思想家、美学者、工芸研究家であり、民藝運動の創始者である柳宗悦(1889-1961)。大正13 年(1924)、柳宗悦は山梨県池田村(現甲府市) の小宮山清三宅で木喰仏と運命的な出合いを果しました。同年6月、木喰上人生誕地の丸畑へ来訪した柳は、その後驚異的な集中力と精力的な行動力で研究を進め、わずか一年の間に約350 体の像を発見しました。その数は現存する木喰仏の半数以上になります。『木喰上人作木彫佛』は、柳の木喰研究の集大成として、木喰五行研究会が大正14 年(1925)に刊行した大判の写真集です。甲・乙2 種合わせて300 部限定で発刊され、装丁に印伝や和紙など甲州ゆかりの産物が使われています。

 本展では甲種写真集並びに山梨県立博物館所蔵の乙種の複製品を展示するとともに柳の解説文を紹介し、木喰研究黎明期の一端に迫ります。

 

 

●会 期:令和6年8月29日(木)~12月27日(金)

     ※水曜日と祝日の翌日は休館日となります。

     ※開館時間 午前9時~午後5時(12月は午前10時~午後4時)

●会 場:木喰の里微笑館(山梨県南巨摩郡身延町北川2855)

     ※同館入館料(一般300円・小中学生以下無料) で観覧できます。

●主 催:身延町教育委員会

●問合先:身延町教育委員会生涯学習課

     文化財担当 ℡0556-20-3017