印刷【県指定文化財】西島の神楽

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指定日:昭和39年2月20日
所在地:西嶋1534若宮八幡神社
所有者:西嶋神楽団
備 考:地域文化資産ポータル http://bunkashisan.ne.jp

概説

 西島神楽の起源は、天正年間武田氏滅亡の頃、戦禍と水害等で悲歎にくれる人の心を、神楽によって振興し、霊鎮めをしようとして、鎮守の神主たちの手で始められ、以来出雲流の流れをくむ故里の民俗芸能として、熱心な氏子たちによって受けつがれて来た。毎年5月5日の天照大神宮祭に、神楽殿を作り、神楽を奉納している。内容は、神話と伝説を扱ったもので「天の岩戸」ほか6つの集団舞と御返閉など16の個人舞と、笛、太鼓による20曲のお囃子を伝えている。獅子舞は1月14日の小正月に、区内三つの道祖神に奉納され、その後山の手、川の手の二手に分かれ、新築・結婚・厄年などの家々を舞って歩く。また祭祀部の若者たちによって区内全戸の悪魔払いも行われる。獅子舞は雌雄各2つずつ計4頭あり、品のよい勇壮なものである。

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