印刷【県指定天然記念物】樋之上のタカオモミジ

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指定日:昭和41年5月30日
所在地:樋之上日向
所有者:個人

概説

 樋之上垈集落の東南1.5kmの山中にある樹齢数百年を経過したカエデで、本県のカエデの巨樹として代表的なものである。和名はタカオカエデ・イロハモミジともいう。この木は、もとはスギ林中に生育したもので樹高は大であるが枝張りは小であったと思われる。生育過程において西側の支幹が主幹に合着したので幹は太くなっている。周辺を形成していたスギ林は、昭和30年の雪害のために倒木し、落葉樹であるこの木が残り次第に枝張りが広がり樹形が整ったと思われる。また、この木は、かつて長い間密林中にあったために、幹の途中から気根状の出根を伸ばし下部の樹幹に巻きついて縫合接着したという珍しい現象のある奇木である。見学にあたっては途中にガレなど危険な場所が多いので注意。

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