印刷【県指定文化財】絹本著色穴山信友夫人像附紙本墨書葵庵字号

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指定日:昭和40年8月19日
所在地:山梨県立博物館
所有者:南松院
時 代:室町 永禄九年(1566)
大きさ:画像 縦81.3cm、横36.0cm 字号 縦101.0cm、横50.3cm

概説

 穴山信友夫人は武田信玄の姉で、穴山梅雪の母にあたる。永禄9年(1566) 4月没して、南松院殿葵庵理誠大姉と法諡された。この図は同年12月菩提追善のため描かれたものであるが筆者は明らかでない。描写は優秀で、像主の面影をよく伝えており、数少ない当代武家婦人肖像画の珍重すべき作例といえよう。字号は、生前の永禄5年(1562) 7月、師であった策彦周良が、夫人に「葵庵理誠」の名号を与えた由来を記したものであり、画像とともに信友夫人をしのぶことのできる貴重な資料である。

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