印刷【町指定文化財】秋山家住居

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指定日:昭和39年5月12日
所在地:久成1542
所有者:個人
時 代:江戸初期
大きさ:建坪5間×9間
備 考:山梨県教育委員会『山梨県の民家』

概説

 同家は、300年以前の建築と推定される。長い星霜を経て、天災地変等をまぬがれて、多少の改造が加えられたとはいえ、当時の姿を目のあたりにすることができる。自然の材料の効果的利用、当時の工匠の磨かれた技術、単純明快に組み立てられた構造が人の目をひく。建坪は5間に9間、内部は10畳間か4つと勝手・台所、土間と仕切られ、台所と勝手の梁は巨大な柿材に手斧や「ちょうな」の跡がはっきりと古い手法を見せている。二階は、養蚕等の関係で、改造が加えられているが、縦横に組み合わされた巨木の切り口はみな「まさかり」によって断ち切られたものである。材料は主として栗、欅などが用いられ、いずれも手斧や「ちょうな」の跡が刻まれている。

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