印刷【町指定文化財】庚申塚

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指定日:平成6年12月1日
所在地:江尻窪605
所有者:江尻窪区
時 代:江戸 明和元年(1764)
大きさ:高さ3m余

概説

 旧早川往還の路傍の巨石の上に立てられた庚申塔群の一基で、高さ3m余の立派な石塔である。江尻窪の日輪寺から南側へはいった細い路沿いにある。造立は明和元年(1764)で、塔身部に邪鬼を踏まえた六手の青面金剛を刻み、上方に日月、下方に鶏と、見ざる言わざる聞かざるの三猿を刻む。庚申信仰は、人間の体の中に住む三尸という虫が庚申(かのえさる)の夜眠っている間に出てその人の罪科を天帝に告げるという道教の考えから起った。そのためその夜は眠らないで一堂に集まり、お経を唱え、その後酒食をとり夜を明かすという、半ば楽しい習慣が江戸時代に盛んであった。青面金剛は、この悪鬼の禍を除く神と考えられ、顔は恐ろしいが庶民に親しまれ、庚申塔が建てられた。

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