印刷【町指定文化財】青原院の惣門

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指定日:昭和44年8月28日
所在地:西嶋551
所有者:青原院
時 代:江戸 天保十年(1839)
大きさ:間口6.37m

概説

 禅寺の表門を惣門と呼んでいる。町道からこの門をくぐり、石段を上ると、目の前に新築間もない、華麗な本堂が立つ。青原院は、下山龍雲寺の末寺で、開基は小笠原小兼兵衛富清、天文3年(1534)の創建である。惣門は、天保9年(1838)10月に再建に着工、翌10年晩春に落成し現在に至っている。ヶヤキ材で屋根は瓦葺き、1間1戸棟門で切妻作り、屋根の両端の鬼瓦と、両袖の棟瓦の十六弁の紋章が印象的であり、堂々とした雲形の木鼻、破風の懸魚のまわりの彫刻がすぐれている。
 西嶋で安政2年に発生した類焼56戸におよぶ大火で当時の青原院の伽藍が失われる中、この惣門は難を逃れた。その後の地域の復興を今日まで見守ってくれている。

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