印刷【町指定文化財】身延山総門(開会関)
指定日:昭和44年9月12日
所在地:小田船原
所有者:久遠寺
時 代:江戸 寛文五年(1665)
大きさ:間口6.4m、奥行3.6m、高さ9.4m
備 考:『山梨県の近世社寺建築』
概説
寛文5年(1665年)9月身延山28世日奠(にちでん)上人代建立の棟門である。当初の形をよく残しているが、もともと屋根は檜皮葺で、両脇の袖塀は後世のものである。身延山36世日潮上人筆の「開会関」の大額が掲げてある。開会とは一切衆生の仏性を開発させ、すべてまとまる意味でこの関門はそういう信仰の境地に入るしるしという意味である。
身延山に参拝する際、まず通るのがこの門で、大型バスもくぐるほど大きい。南部実長公が日蓮聖人を身延に迎えるときここで対面したそう。ここに日蓮聖人が座った腰掛け石がある。
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