印刷【町指定文化財】諏訪神社本殿

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指定日:昭和39年5月12日
所在地:西嶋1
所有者:諏訪神社
時 代:江戸 享保六年(1721)
大きさ:1間

概説

 祭神は建御名方命で、創建は文明15年(1483)と伝えられている。この後の棟札によると、本殿が享保6年(1721)、拝殿は宝暦2年(1752)に再建されてきた。本殿は、一間社流れ造りで、正面扉両脇に「登り竜」「下り竜」蟇又内部に鶴、亀、鹿などの彫刻があり精巧をきわめている。平成3年3月20日夜、国道52号西島バイパスの西島トンネル工事中の落石により本殿が大破し、これを文化財保護のために、大破の屋根を全面的に解体し、破風板その他の部材取替、化粧部の一部解体修理、縁部材の取付工事等による改修が行われた。なお、昭和川改修工事に伴う拝殿の再建移動も行われ、平成3年10月、天皇陛下の即位大典を記念して、竣工式が行われた。
 本殿はかつての位置より、後に下げられ、さらに嵩上げされた。また屋根は桧皮葺から銅板葺に替えられているが、建物の形姿は当初の様子が良く保たれている。建築様式から見ると、享保期の建築としては幾分新しい傾向が現れている遺構である。

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担当:生涯学習課
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