印刷【町指定文化財】熊野大神社太々神楽

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指定日:平成3年11月25日
所在地:下部湯町
所有者:下部温泉神楽保存会

概説

 下部温泉郷熊野大神社に伝わる「太々神楽」(通称岩戸神楽)の由来は、大神社と深く関わり、社殿の創建が1100年前と伝えられ、神楽殿は嘉永5年の再建であることから、相当古くから奉納されていたと思われる。また、この神楽は、多くの原型を留めるということから、芸能的にもまた民俗学的にも極めて貴重なものと思料される。本神楽は、普通段物10番、平舞13番、囃子11種からなり、段物と平舞を合わせて23番になるが、すべて言語を発せず、手振りで行い、段物の末尾はすべて舞になって終わるのが特徴である。また、岩戸神楽と言われるだけに、天孫降臨に始まり岩戸開きまで古式床しく舞う神楽が中心で段物数段、平舞数段を舞い、五行の舞で千秋楽となる。衣装はすべて金襴作りで、高価で貴重なものと言われている。

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担当:生涯学習課
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