印刷【町指定文化財】紀伊大納言寄進の般若心経

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指定日:昭和42年3月1日
所在地:歴史民俗資料館
所有者:大聖寺
時 代:江戸 享保二十年(1735)

概説

 享保20年(1735)紀伊大納言徳川宗直の寄進になるもので、紺紙金泥、水晶軸の写経である。「享保十九年寅年紀州大納言様御参詣。翌卯年御自筆の紺紙金泥般若心経一軸並白銀御奉納云々」(大聖寺由緒)とある。紀伊家は、家康の側室で紀州徳川家の祖頼宣の生母であるお万の方(養珠院)が身延山を信仰し大野山本遠寺を建立し菩提寺としたことから、頼宣の代から身延に参詣している。宗直もこの頃身延山に母の墓を作っているとの事で、身延への途次参詣し奉納したものである。

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