印刷【町指定文化財】長遠寺の板曼荼羅

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指定日:昭和39年5月12日
所在地:久遠寺
所有者:長遠寺
時 代:江戸 寛永十三年(1636)
大きさ:縦207cm、横75cm

概説

 平須の長遠寺は、もと大雪山竜明寺といい、500余年続いた真言宗の寺であったが、38代勧学院日英上人の代、延徳元年(1489)身延山11世日朝上人の折日蓮宗に改宗し、延徳山長遠寺と改めたことが寺記に記されている。その後寛永13年(1636)当寺19世戒行院日向上人の丹誠によって、本堂が再興された。この板曼荼羅は、本堂再建を記念して作られたもので棟札的性格もある。「この御堂の建立の砌、加わる檀越(施主)其の他請負われた助衆に至る迄、回向の所を記せしむ御本尊なり。寛永十三年十一月吉辰」とあり、曼荼羅の下段には、本堂再興に奉加した近郷の信徒660余名の住所と名が記され、当時の長遠寺の隆盛を物語っている。

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