印刷【町指定文化財】高野山月牌請取証文

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指定日:昭和39年5月12日
所在地:歴史民俗資料館
所有者:個人
時 代:江戸 慶長十三年(1608)
大きさ:縦32.7cm、横44.9cm

概説

 西嶋和紙の始祖望月清兵衛が、慶長13年(1608)高野山宿坊成慶院の法印秀仁から受け取った月牌証文で、軸仕立である。この時「宝玉真珍信男(士)」の逆修(生前)法号を受けている。高野山は、弘法大師が修禅の道場として開いた山で、大師入定の聖地でもある。清兵衛は68歳の時、高野詣でを果たし、宿坊成慶院に、自分のために、生きている今から毎月一度死後の菩提を祈ってくれと願い出た月牌証文である。ちなみに毎日の回向は日牌という。なお、成慶院は永禄3年(1560)に武田信玄がこの寺を宿坊と定めて以来、甲州から高野山に参詣する人の宿坊となっている。西の院谷にある。

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