印刷【町指定文化財】青原院の鴟吻頭竜
指定日:昭和40年3月1日
所在地:西嶋551
所有者:青原院
時 代:天保八年(1837)
大きさ:長さ1.76m、高さ36cm
備 考:
概説
本堂内陣正面の欄間にある彫刻で、作者は下山村の石川七郎左衛門重甫、天保8年(1837)、68歳当時の作である。同人の著わした『匠家雛形増補初心伝』によれば、「頭竜に類す。身魚に類す。尾鴟に類す。能く雲霧を起こし、大雨を降らす」とある。周囲に多くの雲を配し、色彩は赤、緑青、金など170年前のものとは思われない鮮やかさで、開いた尾ひれがみごとである。青原院は、安政2年(1855)西島の大火で焼失したが、本彫刻は難をのがれ、その後仮本堂に保管されていたが、明治17年の改築、平成4年5月の新築の際も元々あった位置に配されている。
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