印刷【町指定文化財】日暹上人曼荼羅

指定日:昭和42年3月1日

所在地:手打沢1466

所有者:妙光寺

時 代:寛永十三年(1636)

大きさ:

備 考:

概説

  妙光寺本尊の曼荼羅は、身延山26世日暹上人により授与されたものである。特筆すべきは、この曼荼羅の下段に加筆されている「深沢四方之輔君重八甲州巨摩郡岩間郷手打沢ノ人也、今主君二事ル為常陸国水戸二棲ム、云々。寛永十三年(1636)七月十六日」とあるように、水戸家に仕え、後に本村に帰り、父母の菩提を弔い、妙光寺を再興修理した君重への当寺日用上人の賛辞である。名族武田の姓を襲名し、穴山の家蹟を継いだ武田信吉が、慶長7年水戸家25万石の初柤となるに及び、随従の穴山氏旧臣の君重も水戸家入りしたひとりである。穴山氏亡き後の河内郷士と水戸家との関わりを伝える資料として貴重である。君重については『甲斐国志』の士庶部に詳述されている。

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