印刷【町指定文化財】甲斐源氏系図

指定日:昭和42年3月1日

所在地:八日市場539

所有者:大聖寺

時 代:

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備 考:

概説

 系図巻頭に、大聖寺本尊不動明王の来由と、武田、小笠原ら甲斐源氏一統の崇敬庇護の歴史にふれ、次いで他国移住や、お家断絶など一族の変遷を嘆き、本系図に現われる43氏の苗字を列挙して一族一統の崇敬を喚起するため本系図を作成奉納したと目的を明らかにしている。系図は、清和天皇に始まり、武田信義を経て勝頼、その子信勝、信秀に及ぶ「武田系図」である。特に信玄弟信実のあと、その子信俊(川窪新十郎)-信雄-信貞-信将-まで載せ、天正10年(1582)信俊家康に出仕、信雄は将軍家御小姓組番頭となり、共に寛永16年(1639)没。信貞に至って川窪を武田と改姓のことなどが記されている。多くの武田系図の中でも信憑性の高いものとして研究者の間で利用されている。

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