印刷【町指定文化財】龍雲寺の雲版

指定日:平成15年6月27日

所在地:下山山額4614

所有者:龍雲寺

時 代:宝暦十二年(1762)

大きさ:縦63.6cm、横48.4cm

備 考:

概説

  雲版は、禅寺における法具の一つで、庫院(台所)や斉堂(食堂)の前に掛けてあり、粥飯朝食と昼食の時刻を知らせるために鳴らす器具。龍雲寺のものは青銅の鋳造品で両面式である。頂部は、花咲形で、身部は左右に括れを入れて5弧形をなしており、やや縦長である。身部の括れの下には、流れる雲の上に日輪と月輪の模様が鋳出されている。また表面には「華嶽山龍雲禅寺義博代/宝暦十二壬午歳正月吉旦/施主 願光大応訓説/望月喜右衛門/甲陽横澤住 御鋳師沼上源蔵藤原吉秀」とあり、その由来を知ることができる。

お問い合わせ

担当:生涯学習課
TEL:0556-20-3017(直通)