印刷【町指定文化財】上折門道祖神

指定日:昭和54年4月1日

所在地:折門

所有者:折門区

時 代:不明

大きさ:

備 考:

概説

 この道祖神は起舟後光型の双体道祖神で、向かって右側に男神、左側に女神が彫刻されている。双神とも腰をおろした格好で性器を露出し、男神の右手は女神と握手し、左手は不自然ながら陰茎を握っている。この陰茎は付根か1cm程で折れており、女神は右手で子供を抱いている。女神の陰部は腹部に向かって斜めに1cm程刻み込まれている。建立の年代は不明であるが、風化の状態からみて古いものではないかと思われる。また、性器を体の割合に比して大きく刻んであるが、道祖神は猿田彦命と天宇受賣命の二神を祀り縁結びの点を強調したためだろう。あまり例をみない珍しいものである。この道祖神は同区上折門集落に建立されたものであったが、同集落の無人化(昭和47年)により盗難を恐れた区民の協議により昭和52年御弟子集落に移転し、さらに平成22年沢集落の道祖神場に移したものである。

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