印刷【町指定史跡】菅沼城跡

指定日:昭和39年5月12日

所在地:寺沢3250

所有者:身延町

時 代:戦国

大きさ:

備 考:

概説

 富士川に着き出した台地上にある菅沼城は、天正10年(1582) 6月の本能寺の変の直後に、甲斐の領有をもくろみ徳川家康が武田氏旧臣の、岡部正綱に命じて築かせた城である。河内領主穴山梅雪が山城国綴木郡田辺町で落命したため、後の河内路を押え、相模の北条氏の侵入に備えるものであった。家臣菅沼定政が守備したことから菅沼城と呼ばれる。慶長7年(1602)には廃城と伝えられる。城跡は、中学校建築に当り、本丸の北面の土塁、西端の堀切、のろし台跡や、南面山腹の帯郭などが調査されている。中学校南側の尾根にはテラスが数段残っており、また北側の手打沢までには町屋林、下町屋、町屋という地名から城下町がつくられていたと思われる。

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