印刷【町指定史跡】明沢井戸及び明沢不動
指定日:昭和43年2月1日
所在地:寺沢
所有者:個人・寺沢区
時 代:天正十八年(1590)
大きさ:
備 考:
概説
明沢井戸及び明沢不動の名は、慶長郷村帳に明沢村とある寺沢村の古名からの呼称である。『甲斐国志』に「天正十八寅年(1590)小田原御陣菅沼逗増殿出馬、八日市場大聖寺住持会応(立会い)、寺沢村明沢井ノ水ニテ祈念スト云々」とあるように、菅沼城主定政が北条氏の支城、現松戸市小金城攻略に当り、依田六郎父子はじめ河内の郷士21騎と菅沼喊備えの明沢井戸に身を浄め、大聖寺不動尊をこの地に勧請して戦勝祈願の出陣式を挙げた所である。寺沢村明細帳(文政11年・1828)にも「明沢不動壱ヶ所、村中持(村有)」とあるように、小祠に祀って現在に至った。近くの明沢井戸は現在個人の屋敷内にあり、水深およそ6mで今も満々と水を湛えている。
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