印刷【町指定史跡】南部氏館址
指定日:昭和44年9月12日
所在地:梅平
所有者:鏡円坊
時 代:鎌倉~室町
大きさ:
備 考:『町史跡 南部氏館跡』
概説
南部六郎実長は、南部牧の北半分波木井飯野の領主として居館を波木井郷梅平に築いた。館址は梅平の集落より一段高い山裾に位置し、標高約258mで40m四方の比較的広い平坦地となっている。鏡円坊は実長の次男の屋敷をそのまま寺院に改めたものと伝えられている。昭和58年(1983)には「おかまど跡」と呼ばれるところで発掘調査が実施され、堀立柱建物跡や12世紀末頃の土器が出土した。尾根上の狭いテラスに屋敷があったとも考えにくく、発掘調査の成果からも屋敷跡を実証するには至っていない。また、実長公以下八世の南部氏は概ね200年間この館址を本拠としたとも北方の波木井集落背後の山を屋敷跡としたという伝承がある。
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