印刷【町指定史跡】下山城跡

指定日:昭和44年9月12日

所在地:下山本町2271

所有者:本国寺・身延町

時 代:鎌倉~江戸

大きさ:

備 考:「下山城下町」『甲斐路』80号

概説

 本国寺は穴山氏の城跡であり、矢沢川と天川に挟まれたところになる。鎌倉期には甲斐源氏の下山光基の館で、日蓮宗に帰依した寺院となった。その後、穴山氏の居城となり、下山一帯が城下町として整備された。近世の絵図から、穴山氏の館は本国寺境内と河内路を二重の土塁で囲んでいたことがわかる。堀や土塁の一部は保育園の東側に遺っている。下山には一宮賀茂神社や南松院、龍雲寺、天輪寺、新長谷寺、境宮など京都の寺社を擬して創建したと伝えられ、今に残る土地区割りにも計画的な城下町整備がなされたことがうかがえる。明治の初年学校建築の際、切り石等が地中より掘り出されたと伝えられている。

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