印刷【町指定史跡】霊現水

指定日:平成6年12月1日

所在地:宮木

所有者:個人

時 代:弘治二年(1556)

大きさ:

備 考:

概説

 「宮木の霊現水井戸」とも呼ばれ、『甲斐国志』仏寺部に「補陀山円通寺[宮木村]開山八聚歡和尚、開基ハ依田出雲守、弘治二年(1556)十月二十七日卒ス。寺内二霊現水卜云フ清泉アリ」と記されている。円通寺縁起によると、依田出雲守が本尊三十三体観世音を勧請して、円通寺を建立しようとしたが、寺中に井戸水が無い事を嘆き、観世音に願をかけると不思議にも少し離れた所に霊水が湧き出たとある。不浄の輩が水を汲むと霊水は断ち、清浄な人が汲むと満々と湛えられると言う。この井戸は現在個人の所有地に属し管理されている。干ばつの年でも絶えることなく、母乳の出ない人が、この水で粥を炊けば、霊験あらたかであると言われる。傍らに石祠が祀られている。

お問い合わせ

担当:生涯学習課
TEL:0556-20-3017(直通)