印刷【町指定天然記念物】屏風岩
指定日:昭和41年3月1日
所在地:宮木地内
所有者:身延町
時 代:
大きさ:高さ218m、幅136m
備 考:
概説
身延町宮木地内富士川左岸にある崖。新第三紀の河口累層からなる醍醐山(634.8m)が富士川に迫り、西から早川が合流する所に屏風を立てたように屹立している。高さ218m、幅136mあり44折に折れ、あたかも巨大屏風を立てたように見えることから、この名が付いた。暗灰色ないし紫灰色、ガラス質の基地に青緑色の珪質火山礫凝灰岩からなる地層の崖で、かつては早川が直接山脚部を洗っていた。奇巌であるとともに、富士川通船の三大難所の一つで、江戸時代身延詣での文人墨客の紀行文や絵画にも紹介されている。俳人飯田蛇笏の大正15年41歳の時に「極寒の塵もとどめず岩ふすま」の句があるが、屏風岩を詠じたものである。
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