印刷【町指定天然記念物】ギフチョウ

指定日:平成19年2月26日

所在地:町内(地域を指定せず)

所有者:-

時 代:

大きさ:

備 考:凖絶滅危惧種、捕獲禁止

概説

 ギフチョウは、アゲハチョウ科・ギフチョウ属で、その身体構造の原始的な特徴はアゲハチョウの祖先種の姿を現在に伝えている。その意味で「生きた化石」などとも呼ばれている貴重なチョウである。本町に生息するギフチョウは、隣接の南部町のものとともに富士川流域に生息する一群であり、本州の他地域とは不連続となっている。山梨県内では、本町が生息域としては北限と思われるが、平成17年6月に発表された「山梨県レッドデータブックの動植物」では、凖絶滅危惧種に指定されている。ギフチョウには、幼虫が食草としているカンアオイ類が自生し、成虫の吸蜜植物となるカタクリ等が自生している雑木林で成虫や幼虫が動物に一定以上捕食されない環境が必要である。最近は人に乱獲されたり生息地を踏み荒らされたりしてその生息数を減らしているので、十分に保護していかなければならない。町指定天然記念物のため捕獲・採取等はしてはならない。

お問い合わせ

担当:生涯学習課
TEL:0556-20-3017(直通)