○身延町難聴児補聴器購入費助成金交付要綱
(平成25年5月31日告示第10号)
改正
平成26年9月9日告示第17号
令和5年3月24日告示第11号
(目的)
第1条 この告示は、身体障害者手帳の交付対象とならない軽度・中等度の難聴児の健全な発達を支援することを目的とし、補聴器購入に要する経費に対して、予算の範囲内において助成金を交付する。
2 前項の助成金の交付に関しては、身延町補助金等交付規則(平成16年身延町規則第42号)に定めるもののほか、この告示に定めるところによる。
(定義)
第2条 この告示において、「補聴器購入費」とは、別表第1に定める新たに補聴器を購入する経費若しくは耐用年数が経過した後に補聴器を更新する経費又は別表第2に定める補聴器を修理する経費をいう。
(助成対象児童)
第3条 補聴器購入費の助成を受けることができるのは、次の要件を全て満たす18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある者(以下「助成対象児童」という。)とする。
(1) 身延町内に住所を有している者
(2) 両耳の聴力レベルが30デシベル以上で、身体障害者手帳の交付の対象とならない者。ただし、医師が装用の必要を認めた場合は、30デシベル未満の者についても対象とする。
(3) 補聴器の装用により、言語の習得等一定の効果が期待できると医師が判断する者
(助成対象からの除外)
第4条 町長は、助成対象児童又は助成対象児童の属する世帯の中に、市町村民税所得割が46万円以上の者がいる場合は、対象外とする。
(助成額)
第5条 助成金の額は、購入又は更新の場合は補聴器の種類に応じ別表第1に、修理の場合は修理の部分に応じ別表第2に定める1台当たりの基準価格の100分の106に相当する額と補聴器購入費を比較して、いずれか少ない方の額に3分の2を乗じて得た額とする。
2 次に掲げる修理については、前項中「100分の106」とあるのは「100分の110」とする。
重度難聴用イヤホン交換、眼鏡型平面レンズ交換、骨導式ポケット型レシーバー交換、骨導式ポケット型ヘッドバンド交換及びイヤホン交換
3 前2項の規定により算定した助成金の額に1,000円未満の端数が生じたときは、これを切り捨てるものとする。
(助成金の交付申請)
第6条 この助成金の交付を希望する助成対象児童の保護者(児童福祉法(昭和22年法律第164号)第6条に規定する保護者。以下「申請者」という。)は、軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成申請書(様式第1号)に、次に掲げる書類を添えて、町長に申請するものとする。ただし、補聴器の修理に係る申請の場合は、第1号に規定する書類の添付は要しない。
(1) 医師(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(平成17年法律第123号)第59条第1項の規定による指定自立支援医療機関の医師又は身体障害者福祉法(昭和24年法律第283号)第15条第1項に規定する医師)が、助成対象児童の聴力検査を実施し、交付した軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成事業意見書(様式第2号)
(2) 補聴器販売業者が作成した見積書
(所得審査)
第7条 町長は、前条に規定する申請があったときは、軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成調査書(様式第3号)を作成するとともに、助成対象児童の属する世帯全員の所得状況を調査し、助成対象であるか否かを確認するものとする。
(助成の決定)
第8条 町長は、第6条に規定する申請があったときは、必要な審査を行い、助成金を交付することを決定した場合は軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成決定通知書(様式第4号)及び軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成券(様式第5号)により、交付を行わないことを決定した場合は軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成申請却下通知書(様式第6号)により、申請者に通知するものとする。
(助成金の交付)
第9条 前条により補聴器の購入又は更新を行った申請者は、軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成公費負担額請求書(様式第7号)に領収書を添えて、町長に助成金を請求するものとする。
2 町長は、前項の規定による請求を受理したときは、内容を審査し、適当と認めるときは、助成金を交付するものとする。
3 前2項の規定にかかわらず、町長は、申請者の利便性を考慮し、申請者に交付すべき額の限度において、申請者に代わり補聴器販売業者に支払うこと(代理受領)ができるものとする。
4 前項の規定において、町長は、補聴器販売業者との間で登録・契約等に基づき合意しているものとする。
(関係帳簿)
第10条 町長は、補聴器購入費等の助成に当たり、軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成台帳(様式第8号)を備え、必要な事項を記載しておくものとする。
附 則
この告示は、公布の日から施行する。
附 則(平成26年9月9日告示第17号)
この告示は、公布の日から施行し、平成26年4月1日から適用する。
附 則(令和5年3月24日告示第11号)
この告示は、公布の日から施行し、令和5年4月1日から適用する。
別表第1(第2条、第5条関係)
購入又は更新
補聴器の種類1台当たりの基準価格(円)基準価格に含まれるもの耐用年数
軽度・中等度難聴用ポケット型43,200 円① 補聴器本体(電池を含む。)
② イヤーモールド

(注)イヤーモールドを必要としない場合は、基準価格から9,000円を除く。
原則として5年
軽度・中等度難聴用耳かけ型52,900 円
高度難聴用ポケット型43,200 円
高度難聴用耳かけ型52,900 円
重度難聴用ポケット型64,800 円
重度難聴用耳かけ型76,300 円
耳あな型(レディメイド)96,000 円
耳あな型(オーダーメイド)137,000 円補聴器本体(電池を含む。)
骨導式ポケット型70,100 円① 補聴器本体(電池を含む。)
② 骨導レシーバー
③ ヘッドバンド
骨導式眼鏡型127,200 円① 補聴器本体(電池を含む。)
② 平面レンズ

(注)平面レンズを必要としない場合は、基準価格から1枚につき3,600円を除く。
補聴システム(FM型・デジタル方式)FM型受信機80,000円 
デジタル方式受信機92,000円 
オーディオシュー5,000円 
別表第2(第2条、第5条関係)
修理
修理部位1台当たりの基準価格(円)備考
耳あな型シェル交換(レディメイド)6,300円
耳あな型シェル交換(オーダーメイド)26,400円
耳あな型スイッチ交換3,150円
耳あな型テレホンコイル交換(レディメイド)8,400円
耳あな型テレホンコイル交換(オーダーメイド)12,700円
耳あな型極板交換1,050円
耳あな型ボリューム交換(レディメイド)8,400円
耳あな型ボリューム交換(オーダーメイド)11,600円
耳あな型マイクロホン交換(レディメイド)13,500円
耳あな型マイクロホン交換(オーダーメイド)15,950円
耳あな型レシーバー交換(レディメイド)14,200円
耳あな型レシーバー交換(オーダーメイド)20,000円
耳あな型抵抗交換(レディメイド)2,100円
耳あな型抵抗交換(オーダーメイド)8,900円
耳あな型コンデンサ交換(レディメイド)2,100円
耳あな型コンデンサ交換(オーダーメイド)8,900円
耳あな型電池ホルダー交換(レディメイド)1,050円
耳あな型電池ホルダー交換(オーダーメイド)1,550円
耳あな型トリマー交換(レディメイド)6,300円
耳あな型トリマー交換(オーダーメイド)9,500円
耳あな型サスペンション交換890円
耳あな型アンプ組立交換(レディメイド)31,700円
耳あな型アンプ組立交換(オーダーメイド)42,200円
耳かけ型ケース組立交換3,750円
耳かけ型スイッチ交換4,500円
耳かけ型テレホンコイル交換2,550円
耳かけ型極板交換1,470円
耳かけ型ボリューム交換6,450円
耳かけ型マイクロホン交換11,810円
耳かけ型レシーバー交換12,120円
耳かけ型トリマー交換1,900円
耳かけ型フック交換620円
耳かけ型電池ホルダー交換1,000円
耳かけ型耳栓組立交換600円
耳かけ型サスペンション交換640円
耳かけ型アンプ組立交換29,880円
重度難聴用ポケット型スイッチ交換3,150円
重度難聴用ポケット型テレホンコイル交換1,350円
重度難聴用ポケット型マイクロホン交換8,300円
重度難聴用イヤホン交換5,490円
重度難聴用耳かけ型レシーバー交換15,000円
重度難聴用コード交換1,800円
重度難聴用耳かけ型アンプ組立交換40,400円
眼鏡型ケース組立交換9,400円
眼鏡型スイッチ交換3,450円
眼鏡型テレホンコイル交換3,300円
眼鏡型極板交換1,400円
眼鏡型ボリューム交換4,580円
眼鏡型マイクロホン交換13,900円
眼鏡型骨導子交換16,400円
眼鏡型アンプ組立交換23,100円
眼鏡型アンプ組立交換(送信用)35,200円
眼鏡型アンプ組立交換(受信用)54,700円
眼鏡型ブランク(空つる)交換4,350円
眼鏡型テンプル(補助つる)交換3,100円
眼鏡型フロント(前枠)交換9,500円
眼鏡型平面レンズ交換3,600円
ポケット型ケース組立交換5,400円
ポケット型クリップ交換1,200円
ポケット型スイッチ交換3,500円
ポケット型テレホンコイル交換1,350円
ポケット型極板交換1,350円
ポケット型ボリューム交換4,580円
ポケット型マイクロホン交換5,400円
骨導式ポケット型レシーバー交換10,500円
骨導式ポケット型ヘッドバンド交換3,150円
ダンパー入り耳かけ型フック交換960円
FM型受信機交換80,000円
FM型操作用基板交換6,000円旧周波数帯用のもの
FM型トリマー基板交換6,000円旧周波数帯用のもの
FM型アンプ組立交換(受信用)48,000円旧周波数帯用のもの
FM型受信回路組立交換46,000円
FM型アンテナ交換5,000円旧周波数帯用のもの
FM型水晶振動子交換6,000円旧周波数帯用のもの
FM型受信機ケース(端子)交換5,000円
FM型受信機スイッチ交換4,000円
受信機交換92,000円デジタル方式対応のもの
受信機基盤交換27,600円デジタル方式対応のもの
受信機部品(ケース、充電池、アンテナ、スイッチ、コネクタ)交換5,000円デジタル方式対応のもの
イヤモールド交換9,000円
コンセント交換830円
IC回路交換4,550円
イヤホン交換3,170円
コード交換680円
トランジスター又はダイオード交換2,050円
抵抗交換2,050円
コンデンサ交換2,050円
トランス交換1,900円
オーディオシュー交換5,000円
様式第1号(第6条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成申請書

様式第2号(第6条関係)
軽度・中等度補聴器購入費助成事業意見書

様式第3号(第7条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成調査書

様式第4号(第8条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成決定通知書

様式第5号(第8条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成券

様式第6号(第8条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成申請却下通知書

様式第7号(第9条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成公費負担額請求書

様式第8号(第10条関係)
軽度・中等度難聴児補聴器購入費台帳