印刷「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の定期予防接種(高齢者・任意)

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1-4.「帯状疱疹」の定期予防接種(任意)

  • 「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」は、過去に水痘(水ぼうそう)にかかった時に体の中に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化して、典型的な場合、神経に沿って体の左右どちらかに帯状に、場合によっては痛みをともなう水疱(水ぶくれ)が出現する病気です。
  • 合併症の1つに皮ふの症状が治った後にも痛みが残る「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障がでる場合もあります。
  • 帯状疱疹は、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
  • 帯状疱疹予防接種を受ける法律上の義務はありません。
  • 自らの意思で接種を希望される方にのみ行うものであり、あくまでも任意です。
  • 帯状疱疹予防接種の「効果」と副反応などの「リスク」を理解・検討された上で、接種するか否かをご判断ください。

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1-4-1.「帯状疱疹」の定期予防接種について

▼  この予防接種に使用するワクチン(選択可能)

この予防接種には、次のいずれかのワクチンを使用します。両方のワクチンを接種することはできません。

* ただし、病気や治療により、免疫機能が低下したまたは低下する可能性のある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合に限り、接種間隔を1か月まで短縮できます。

▼ この予防接種の効果

この予防接種では、生ワクチン・組換ワクチンともに帯状疱疹や合併症に対する予防効果が認められています。

帯状疱疹に対する効果 生ワクチンの場合 組換ワクチンの場合
接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

合併症の1つである「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果は、生ワクチンでは6割程度、組換ワクチンでは9割以上と報告されています。

▼ この予防接種による副反応

頻度は不明ですが、次のような副反応があらわれることがあります。

  • 生ワクチンの場合  … アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎
  • 組換ワクチンの場合 … ショック、アナフィラキシー

主な副反応の発現割合

生ワクチンの場合 組換ワクチンの場合
70%以上

疼痛*

30%以上 発赤*

発赤*、筋肉痛、疲労

10%以上 そう痒感*、熱感*、疼痛*、硬結* 頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
 1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

*:ワクチンを接種した部位の症状

この表は、ワクチン製造各社の添付文書より厚生労働省において作成したものです。

 

▼ 接種後に注意すること

  • 副反応の発現に注意してください。接種後に気になる症状があった場合は、速やかに接種医または主治医に相談してください。
  • 注射した部分は、清潔に保ってください。
  • 接種当日の入浴は問題ありませんが、注射した部分はこすらないようにしてください。ただし、体調が悪いときは、入浴を控えることも検討してください。
  • 接種当日の激しい運動や過度の飲酒等は、控えてください。

▼ 厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口

  • 電話 0120-469-283
  • 受付 9時00分~17時00分(土日祝日、年末年始を除く)

▼ 身延町役場 福祉保健課 健康増進担当

  • 電話 0556-20-4611
  • 受付 8時30分~17時15分(土日祝日、年末年始を除く)

▼ ご留意ください 

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1-4-2.定期予防接種の期間(帯状疱疹)

令和7年度の帯状疱疹の定期予防接種の期間は、次のとおりです。

令和7年4月1日(火)~令和8年3月31日(火)

期間外で予防接種する場合、公費助成を受けられません。全額ご負担ください。

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1-4-3.令和7年度の定期予防接種の対象者(帯状疱疹)

身延町に住民票があり、接種を希望する次の対象要件のいずれかに該当する方

▼ [対象要件-1]

令和7年度中に、満65歳を迎えられる方(令和7年4月初旬に個別に接種券を発送を予定しています)

▼ [対象要件-2]

60~64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活が不可能な方(接種をご希望の方は、福祉保健課 健康増進担当へご連絡ください(0556-20-4611))

▼ [対象要件-3]

令和7(2025)年度から令和11(2029)年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70、75、80、85,90、95、100歳となる方(令和7年4月初旬に個別に接種券を発送を予定しています)

▼ [対象要件-4]

令和7年度に限っては、100歳以上の方(令和7年4月初旬に個別に接種券を発送を予定しています)

! 定期接種の対象者ではないが接種を希望される方、定期接種の対象者ではあるが定期接種期間外に接種を希望される方は、予防接種法に基づかない「任意接種」となります。この場合、接種費用の公費助成はありません。全額ご負担ください。

! 対象者に該当しても、予防接種を受けることができない方

  • この予防接種に使用するワクチンの成分によって、アナフィラキシーを呈したことがある方
  • その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師が判断する方
  • 次のような方も予防接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。
    • ​発熱している
    • 重篤な急性疾患に罹っている
  • ​生ワクチンの接種を希望される場合は、上記に加えて
    • 病気や治療によって免疫が低下している方は、予防接種を受けることができません。

! 対象者に該当しても、予防接種の前に医師と相談する必要がある方

 

  • 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の基礎疾患がある方
  • これまでに、予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
  • けいれんを起こしたことがある方
  • 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
  • 帯状疱疹ワクチン(生ワクチン、組換ワクチン)の成分に対してアレルギーを起こす恐れのある方
  • ワクチンの接種を希望される場合、輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は、治療後6か月以上おいてから接種してください。
  • 組換ワクチンの接種を希望される場合、血小板減少症や凝固障害のある方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。

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1-4-4.定期予防接種の費用(帯状疱疹)

医療機関で、公費助成額を差し引いた額をご負担ください。

公費助成額(限度額)は、次のとおりです。

  • 生ワクチンの場合 …  4,400円(期間中1回まで)
  • 組換ワクチンの場合… 11,000円(期間中2回まで)

▼ 生活保護受給者の方は、全額公費負担となります。

▼ 公費による助成は、期間中1人1回です。

▼ 次の場合は、接種費用の助成を受けられません。

  • 接種の際に、身延町が発行した接種券を持参せず接種した場合
  • 接種日に身延町に住民票がない方が、身延町発行の接種券で接種した場合
  • 接種券に記載されている接種券有効期間外に接種した場合

​! 定期接種の対象者ではないが接種を希望される方、定期接種の対象者ではあるが定期接種期間外に接種を希望される方は、予防接種法に基づかない「任意接種」となります。この場合、接種費用の公費助成はありません。全額ご負担ください。

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1-4-5.身延町内の予防接種ができる医療機関(帯状疱疹)

接種については、医療機関に直接ご予約ください。

▼ 飯富病院(身延町飯富):電話 0556-42-2322

▼ 身延町営診療所(下部/古関/久那土/大須成/曙):電話(飯富病院) 0556-42-2322

▼ 身延山病院(身延町梅平):電話 0556-62-1061

▼ しもべ病院(身延町下部):電話 0556-36-1111

▼ 高橋医院(身延町梅平):電話 0556-62-0143

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1-4-6.定期予防接種を受ける手順(帯状疱疹)

▼ 「生ワクチン」の予防接種を選択した場合

  • 生ワクチン-手順1.この予防接種に関する説明書などの内容を確認
  • 生ワクチン-手順2.医療機関へ事前に接種日時の予約と費用等の確認
  • 生ワクチン-手順3.接種日に医療機関へ出向き接種(持ち物は次のとおりです)
    • 接種券(みどりいろ)
    • 健康保険証 *
    • 現金 *

*生活保護を受給されている方は、接種券のみ。

  • 「生ワクチン」を選択した場合、帯状疱疹の予防接種は、以上で終了です。

▼ 「組換ワクチン」の予防接種を選択した場合

  • 組換ワクチン-手順1.この予防接種に関する説明書などの内容を確認
  • 組換ワクチン-手順2.医療機関へ事前に接種日時の予約と費用等の確認
  • 組換ワクチン-手順3.接種日に医療機関へ出向き接種(持ち物は次のとおりです*生活保護を受給されている方は、接種券のみ)
    • 接種券(みどりいろ)
    • 健康保険証 *
    • 現金 *
  • 組換ワクチン-手順4.医療機関へ事前に接種日時の予約と費用等の確認
  • 組換ワクチン-手順5.接種日に医療機関へ出向き接種(持ち物は次のとおりです*生活保護を受給されている方は、接種券のみ)
    • 接種券(ちゃいろ)
    • 健康保険証 *
    • 現金 *

「組換ワクチン」を選択した場合、帯状疱疹の予防接種は、以上で終了です。

 

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お問い合わせ

担当:福祉保健課 健康増進担当
TEL:0556-20-4611(直通)