印刷地域おこし協力隊日記2019.1~6
6月28日(金)~天候と向き合う~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
これぞ梅雨!!!
と言わんばかりの天気予報が続いていますね。
つい先日、八ヶ岳で開催されているアンブレラスカイを見に行ってきました。
ここには雨を楽しむ仕掛けが施されていました。
(…と、勝手に感じているだけかもしれませんがw)
梅雨(雨)=“いやだ!!”と想いがちな私たち。
ほんの少し視点や起点を変えるだけで思考は反転するのかな?
【ハロ現象とシャボン玉】
前途の事例に限らず何事もそうなのかな~と。
何となく出向いた先で、そんなことを体感してきました。
畑に携わっていく中でも天候と向き合うことは重要な事柄。
晴れの日ばかりが続くと、「少しは雨降ってくれないかな」
雨ばかり続くと、「もう辞めてくれ」
なんて人間中心の考えなんだと思いますが、
自然の事象に逆らうことは誰にもできません。
だからこそ自然としっかりと向き合い、受け入れる心を備えておくこと。
『どんな天気もいい天気』と言われるように、
それぞれの事象を楽しむこと。
綺麗ごとばかりも言っていられないのですが(笑)
そんな心持ちも必要なのかな~なんて思うこの頃です。
さて、6月は“あけぼの大豆”の播種期。
【播種直前に耕耘機で土を浅く耕す】
標高に応じて、頃合いを見測りながらの作業になりますが、
今年はこの怒涛の雨予報で、
町内でも播種のタイミングに頭を悩ませる方も多かったのではないかと思います。
助けてくださる方々のお陰で私も種蒔きを終えることができました…が、
この先の栽培を通して、興味を示してくださる方と一緒に自然と向き合いながら、
成長を体感していくことができたら良いなぁと感じています。
【駆けつけてくださいました!!播種体験】
*みのぶ地域おこし協力隊facebookページにも日頃の様子を掲載していますので、よろしければ覗いてみてください。
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5月31日(金)~ひろがる交流~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
連日畑に出ていると身体にじわじわと熱を感じるようになりました。
“もう夏???”と思ってしまうほどの季節ですね。
“春”が通り過ぎてしまったようにも感じますが、
山になるワラビやウド、タラの芽などの新芽を見つけるとやはり春だなぁ~と。
近くのおばぁちゃんが食べ方を教えてくれたり、山菜のアクを抜いてくださったり。
【わらびを収穫】
自然の中で感じた経験を通して、
ヒトとの交流が広がる。
いい時間だな、としみじみ感じます。
さて。
今年もあけぼの大豆の播種(種蒔き)に向けて、着々と準備が進み始めました。
草を刈り、土を耕し、肥料を加えていく。
自分自身の畑でも作業を行いながら、
あけぼの地区で栽培している種子圃場の作業に今年も参戦。
今年は作付面積拡大のため、電柵作りから作業開始です。
【数頭のサルがするすると!!!!】
最近サルの群れ?を見かけることが数回ありました…が!!!!
町内で作物を栽培するにあたり、この電柵作りも重要な農作業の一つですね。
【柵を張る前にみんなで畑の石拾い】
自分たちの手で一から創り上げていく。
これらも一緒に教えていただきながらの学び体験です。
そんな暑くなってきたここ最近。
「緑茶やウーロン茶、お茶などカフェインが入った飲み物は水分補給には適さない」
と教えていただいてから、カフェインなしの麦茶や水を飲むようにしています。
どうやらお茶に多く含まれるカフェイン成分には、
利尿作用があり体内の水分をかえって体外に排出させてしまうよう。
作業の合間、木陰でホッとひと息つく時間が気持ちよい季節。
【お気に入りの場所】
こまめな水分補給は意識しているものの、
適切な水分がしっかりとカラダに補給できるように。
「正しい(上手な)」水分補給の仕方を知り、体調管理に努めていきたいものですね。
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4月26日(金)~新たな始まり~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
平成最後の月?年?まで
いよいよカウントダウンとなりましたね。
読んでくださっているみなさんにとって
“平成”はどのような年だったのでしょうか。
私にとっての平成は“青春”。
たくさんの失敗を重ねながら、たくさんのことに挑戦させていただけた年月日でした。
さて、新年度に入って数日。
【選別を終えたあけぼの大豆の種子】
先日、滋賀県で行われた
全国地域おこし協力隊・また集落支援員等の初任者研修に参加させていただきました。
それぞれの行っている活動をPRしたり、仲間とのつながりを求めたり。
全国から約150人も集うとその熱気はすごいものに。
講義やワークショップをしていく中で、頭と心をフルに活用していきました。
しかしその一方で印象的だったことは、
「協力隊に入ったものの、自身のあり方に迷走している」
「地域(人や環境)とうまく付き合っていくことが難しい」
という心の想いを発する姿。
無我夢中な一年目
壁にぶつかる二年目
現実的に先を考える三年目
二年目を乗り越えると現実的に“移住・定住”率が高くなる傾向のようです。
(もちろん、協力隊に入る前から、また1・2年目から先を見据えている方もいますが…)
私自身、二年目となる今年度。
今年は、町の貸農園を利用して“あけぼの大豆”の栽培に挑戦です。
【耕耘後、農園からの景色】
自身でも栽培のノウハウを体験し、学んでいく中で、
その先の一歩を見出していくことができたらと思っています。
そんな農業初心者目線でのつぶやき
また協力隊としての活動、イベント紹介などは
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それでは、充実のGWをお過ごしくださいませ。
3月29日(金)~想いを馳せる~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
花粉症とは縁のない私にとって。
暖かい春風が吹いてくるこの季節がすき。
町内至る所でピンクに色づいてきた桜の木を見つめ。
ゆっくり歩いてみる。
【身延山久遠寺 しだれ桜】
春夏秋冬。
久しぶりに地に足を止めて暮らした一年。
模索する日々の中で
何を見出せてこれたのか。
まだわからない。
けれど
ヒトが苦手な自分にとって
手を差し伸べてくださるみなさんのおかげで
“今ここ”にいることができる。
いたいと思える場所になっている。
そう思える場所と人に出逢えたことは
自分にとって大きな年でした。
出会いと別れ。
選択と決断。
たくさんの感情が渦巻くこの季節。
私らしく。
ゆっくりと一歩ずつ…。
丁寧に日常を生きていきたい。
身延町での一年に感謝を込めて。
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2月28日(木) ~寒仕込み*手前味噌作り~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
一年で一番寒い2月。
とは言え、今年はそれまでだったのでしょうか。
そんな冬の寒い時期に仕込まれるもの。
…と言えば、“お味噌”
山梨では手前味噌を作る文化がまだまだ残っているようですね。
12月末頃にあけぼの大豆の収穫を終えた町内でも、
至るところで「手前味噌作り」が行われていました。
【茹でてミンチした大豆。いい香り♪】
山梨は“米麹”と“麦麹”の両方を使用した
甲州合わせ味噌が特徴。
盆地で耕作面積が少なく、
気温差が激しい土地柄ゆえに
昔から稲作が難しいと言われて県内では、
小麦の栽培が盛んで“粉食料理”として食卓に並ぶことが多かった。
(山梨の郷土料理の代表作“おほうとう”もその一つですね)
麦が多く生産される特徴から
合わせ麹が使用されるようになり、
現代に至るまで「甲州合わせ味噌」として継承されているとか。
各麹の量は地域ごとに少しずつ異なるようですが、
県内の方々にとっては昔から馴染みのある味ということでしょうか。
味噌作りの体験やワークショップに行ったり、
拠点施設で味噌の仕込み作業を行ったりしていく中で
手前味噌の作り方や適量・アドバイス(コツ)をいただいていました。
【みんなでお味噌作り】
「買うもの」だったお味噌から「作るもの」へ。
知識と体験を得ることができれば
より身近なものとして暮らしの仲間入りができる。
その良さを改めて感じる月になりました。
多くの有能な機械が参入し、機械の力を借りない日はない現代。
だからこそ
人の手の温もりを加えることができる
『手作り』の味と良さを継承していくことが
求められていくのかなーなんてふと。
【家の数だけ味噌の味♪】
自分で作ったお味噌。
開封してみたい気持ちは抑えて。
季節を超えて食べられる日を待つのみです。
先日、道の駅「しもべ」で行われた
味噌作りの体験にも参加してきました。
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2019年1月7日(月) ~謹賀新年~
新年、明けましておめでとうございます。
皆様にとって2019年も素晴らしい1年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
身延町地域おこし協力隊 一同
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担当:産業課
TEL:0556-42-4805(直通)