印刷地域おこし協力隊日記
2月26日(金)~物思いにふける~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
梅の花が目につくようになったなぁ、と思えばまた氷点下に。
三寒四温と言う言葉をじっくり味わえる季節ですね。
12月に大豆の収穫をして、選別を終えた今年度産のあけぼの大豆。
2020年度産の新大豆としてのお披露目時期を迎えています。
【次年度の耕作に向けた畑作りも再開しました!!】
今年は台風こそ当たらなかったものの長雨や猛暑等、
自然の猛威による影響があり“例年に比べて少し小さめの粒が多かったね”と。
農家さんの想いが詰まった大豆。
店頭に並ぶ姿を見ると、つい気になり愛でてしまいます。
そして今年も乾燥大豆の時期と言えば、冬の一大イベント!!お味噌作り。
あけぼの大豆拠点施設でもたっぷりと仕込みました。
【ミンチ後のもふもふ】
昨年作ったお味噌は二月初旬に蔵出しを行いみなさんの手が届くところに。
あけぼの大豆ならではの、深みのある味わい。
手前味噌ですが、自分たちの手を加えたモノは特別に感じてしまいますね。
お味噌を作るようになって、味噌を作る楽しさはもちろん七変幻していく大豆。
その地に合った大豆や麹の配合。保管状況や家庭によって変わる味わい。
健康・発酵食としても注目されていて。
その多様性の面白さをつくづく実感します。
【手作りのぬくもり】
正直、昔は手作りならではの大豆の粒が口に残るあの感じ…苦手でした。
…と言うより、大豆そのものがどうも苦手でした。
味覚?心持は変わるものですかね。
最近は、そのような手作り感満載な味をすっかり好むようになりました。
ここみのぶの町で。
暮らしの中で、出会ってきたみなさんのおかげ。
ついつい。
物思いにふける季節がやってきましたね。。。
1月29日(金)~タネを愛でる~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
年明けから寒い一か月でしたね。
水道管が破裂しないか冷や冷やの毎日。
陽が長くなってくると同時に、少しずつ寒さも和らいでくるでしょうか。
【職場の窓辺@季節を感じる蝋梅】
昨年から意識的に本を読むようにしています。
今年は“一か月に二冊を読もう”、と決め今月は三冊目に突入。
最近は、お気に入りの小説家さんの本に自然と目が行くようになりました。
それ以外にも、農作業に携わっているからこそ気になるようになった関連本にも目が留まります。
▶「自然の手伝いをして、その恵みを分けてもらう」
それが農業の本当の姿である。
【~奇跡のリンゴより~】
▶「タネを守ることは、生命を守ること」
【~タネが危ない~】
勉強になること・自分が生産していく上でのヒントがたくさん隠されているような気がします。
「地域で何世代にも渡って育てられた、親と子が同じ遺伝子を持つ在来種(固定種)のタネ」
在来種として継承されてきた、あけぼの大豆の栽培をしていても、
“種を繋いでいくことの大切さ”を肌で感じています。
私自身も先月の脱粒(サヤから粒を出す)・選粒(機械で大中小に分ける)作業を終え、今月はひと月まるっと。
手選別作業の日々。
一粒一粒、目で見ながら作業をしていると、その一粒の尊さを感じることもあります。
高齢化問題・後継者不足で、農業(他、第一次産業含め)の継承が難しいとも言われてしまう昨今。
「農耕によって定住生活が起こり、文明がうまれた」
(著書“タネが危ない”P58より)
と言われるように第一次産業があるからこそ私たちの暮らしの基盤があって、“生きる源”になっているのは確か。
農業の根本を深めながら、自身の知恵や経験として様々なことを体感し高めていきたい。
そんなことを感じる最近。
好奇心から派生する、学びのココロをいつまでも持っていたいものです。
1月4日(月)~謹賀新年~
新年あけましておめでとうございます。
歩く道のり。
変化がの大きかった2020年が明けて。
今年はどんな年になるのでしょうか。
足元にある日常を見つめて。
笑顔の多い一年になりますように。
私たちも出来ること見据えて。
精進してまいります。
【明けない夜はない@本栖湖 竜ヶ岳 初日の出前(6:40)より】
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ーーーみのぶ地域おこし協力隊一同ーーー
12月28日(月)~変化の一年~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
“大きく変わる”と書いて「大変」。
社会に出て間もない頃、もがいていた自分にかけていただいた言葉。
社会情勢の変化に並ぶかのように。
悔しさ、不甲斐なさ、未熟さ。
巡る感情をコントロールできずに、自分自身の心も、もがき続けた2020年。
もちろん嬉しい、楽しいこともたくさんありました。
でも、まだまだです。
目の前のコトに 目の前のヒトに
全力で向き合い、涙も笑顔も見せられる人でありたい。
みなさまにとってはどのような一年でしたか。
すっかり「畑の日々」な私たち。
“農業”と言ってしまえば簡単ですが、本当にたくさんのことを学び、
自然現象含めて、体感する毎日です。
【冬の大豆畑】
【農道でひと休み、贅沢な時間】
今年の事象で言えば、脱粒(大豆の株から粒にする作業)のタイミングが遅すぎた。
太陽の、乾燥のチカラを甘く見ていました。
反省です。
「記憶より記録」
常日頃から言われているように、
しっかりと“記録”に残して次につなげていく。
成長し続けていきたいものです。
2021年。
足元にある日常見つめて。
笑顔の多い一年になりますように。
2020年もありがとうございました。
よいお年をお過ごしください。
11月30日(月)~夢の中で追いかける~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
ついに!!
サルの群れが夢にまで。
「こらーーーっ!!!!!!」と追いかけていました。
ここ最近、畑周辺で(…住宅地でも!?)、毎日のようにサルを見かけます。
しかも子ザルがたくさん、さらに赤ちゃんを抱いている親子ザルにも遭遇します。
本来、食料が少なくなり寒くなってくる頃には子ども産まない(産みにくい)この時期にあかちゃんを連れた猿をみかけるのが多くなってきたのには少し違和感がある、そんな声も聞かれます。
その背景には、気温の変動(上昇)に伴う自然界への影響が大きく関係しているのでしょうか。
山に食べるものがなくなってきたから?
人間が山を荒らすようになってきたから?
【畑に侵入するサル】
【株を刈っていなければ、全部食われてしまうところでした】
里山に現れ、住宅地に現れ。
猿に限らず、これまで山で暮らしていた動物たちがどんどん人間の住むエリアに近づいてくる。
…いや、人間がそのような環境にさせてしまっている?
今年は、台風の被害もなく株がしっかりと立っているので、株を刈り取っていくのには最適です。
しかし、ちょうど大豆の収穫を迎えている今まさに、サルに喰われてしまっている現状を頻繁に耳にします。
私の栽培する畑にも荒らしにきました。
“やられたらやりかえす”
そんなセリフが聞こえてきそうなくらい…。
電柵を直した先から、次の所を破り畑に侵入。
人間より優位に立ち知恵を試しているのか…人間が壊す自然界への仕返しなのか。
日々サルとの知恵比べです。
【写真右の竹を軸に畑にダイブ】
【侵入された箇所・電気柵でもしびれ覚悟で侵入!?】
今年も残り一か月。
ありきたりの言葉を並べるのはなんだか癪に障りますが。
ついつい紡ぎだされたしまうこの季節。
乾燥大豆になるまでもあと少し。
目の前の日常にあるホッとな出来事を感じながら、しっかりとモノにしていきたいものです。
*みのぶ地域おこし協力隊のFacebookページでも日頃の様子を掲載していますので、そちらもご覧ください。
👉https://www.facebook.com/minobu.kyouryokutai/
10月30日(水)~旬なひと月~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
みのぶに来てから3年。
すっかり紅葉よりも枝豆!!な一か月に変化したこの時期。
今年も駆け抜けた月になりましたね。
生産者のみなさんはじめ、枝豆の収穫・出荷・選別等。
携わっていた多くのみなさん。
怒涛のひと月、本当にお疲れさまでした。
【ぷくぷく 立派なサヤの兄弟】
生産から販売まで、多方面の方々が熱量を高め、
“よりよいモノを提供しよう”とする姿を間近で感じさせていただき。
置かれた状況の中での役割や自分に出来ることを考え、私自身もともに走らせていただきました。
通る道は違えど、同じ方向を目指しながら、駆け抜ける楽しさ。大変さ。
寝る間も惜しむ日々は、追い込まれることもありますが、やはりそこは“一人ではない”という感覚が勝り、がんばれる。
何より“ありがとう、美味しいね”の一言に救われる。
“旬”に出会えるあけぼの大豆の枝豆。
また来年。この時期に。
【気持ち良い畑の朝】
今年もたくさんのみなさんに手に取っていただきありがとうございました。
✍町内の各小学校でもあけぼの大豆の学びの時間を取り入れてくださっています。
そんな日々の様子は、“みのぶ地域おこし協力隊”Facebookページでも掲載していますので、そちらもご覧ください。
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9月30日(水)~選択する自由~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
一気に秋の空模様となりましたね。
町内の田んぼでは、稲刈りが終わろうとしています。
田んぼに携わっている方、2020夏。今年もお疲れ様です。
もう少しで、直売所はじめ様々な店頭に並びはじめますね。
新米が出回るこの時期は、個人的にちょっとワクワクします。
農家さん方の想いが詰まった新米を土鍋で炊いて、食すひと時。
ここ最近、そんな時間の豊かさをじっくりと味わえるようになってきました。
【土鍋で新米ご飯】
そんな日常の暮らしを好きな場所で味わえることに感謝です。
さて、お米の収穫が終わってひと段落する頃。
いよいよ“あけぼの大豆の枝豆”がスタートします。
9月は、殺虫や防虫などの消毒作業がメインになりました。
【畑にいるカエル!?を食べに来たヤマカガシ( ゚Д゚)】
消毒!!と言っても、農家さんごとに考えは異なるため、やり方も違うかと思います。
農薬をしっかりと規定の量使う方もいれば、有機栽培・自然栽培で作られる方もいます。
作り手の想いが異なるように、買い手の想いもまたそれぞれ。
たくさんの情報社会の中、作り手も・買い手も。
自分の手で選び取れるようになっています。
【消毒作業風景】
選択する自由と権利があるって。
意外にも“豊かな生活”と結びつくものがあると思います。
どんな手法であれ、「より良いモノを届けたい」と言う根底にある農家さんの気持ちはきっと一緒。
収穫まであと少し。
日常の食卓がほんの少しでも豊かに。
そして、笑顔になりますように。
※今年は、新型コロナウイルスの影響で毎年10月に行われる収穫体験フェアは行えないのですが、“直売会”というカタチで枝豆の販売が行われます。
詳しくは、身延町商工会のページよりご確認くださいませ。
👉http://minobu-shokokai.jp/entry-info.html?id=4713
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8月31日(月)~喉、カラカラ!~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
雨も降らずに。夕立もほとんど来ない。
一度も台風が来ない夏…。
暑さにやられてはいませんか。
自然現象の変動を大いに感じる年。
うまく付き合っていきたいものですね。
さて。
わたしは、と言いますと。
畑で作業しながら滴る汗が気持ちいい…と
思ってしまったり、思わないようにしたり!!
【ヒモタイプの刈払い機で、株間の草刈り】
「畑は、朝・夕の涼しい時に作業をしなさい!!」と
助言してくださる方の言葉を受け止めながら。
太陽のエネルギーをたっぷりと感じる日々を過ごしております。
大豆はもともと生命力が強いため、自然の恵みで十分補っていけるのですが!!
今年…いやここ数年は。
人間と同じように。
喉がカラカラになってしまっている大豆畑を目の当たりにします。
本来は深い緑色の葉っぱをつけていく株も。
水が足りない時には、葉っぱが裏を向いて全体的に白っぽくなってしまいます。
【水ちょーだい!こうなってきたらすぐにたっぷりの水を!】
そのままにしておくともちろん枯れます。
どうにかして水を確保できるように、農家さんごとに要対処。
私も組合に声をかけて、水路から水を入れさせていただいています。
【畝間に水を流していきます】
この切れ間から、畑全体にまんべんなく!
水の通り道を作ってあげるのが思いのほか大変。
自分も浸かってしまいたいくらいでしたw
保護はよくないけれど、厳しすぎもよくない。
まさに子育てみたい。奥深いですね。
それでも、手をかければしっかりと。
可愛らしい花をつけていきます。
【あけぼの大豆の花】
ここまで来れば一安心ってところでしょうか。
咲いた花にしっかりと実がついていきますように。
消毒やお手入れの様子はまた次回!
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7月31日(金)~光に想いを込めて~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
口を開けば、“雨”か“コロナ”。
どのように気持ちを分散したらよいか。
色々なものが溜まってくる頃でしょうか。
晴れが続けば、「雨降ってくれ」
雨が続けば、「早く止んでくれ」
つくづく人間中心の考えに、空の上で嫌気がさしているのではないかと思わせるくらい。
そんな自然現象に加えて、
ここ最近は作物を鳥獣害にやられてしまったという声もよく聞きます。
不思議と重なる時はかさなるものですね。
【発芽しないことを見越して余分に種を撒きます。まさに密!!】
【鳥が遊んだ跡】
【シカに摘ままれてしまった跡】
【食べられてしまうと畑もまばらに】
【捕植は手作業で行います】
【捕植後の様子】
何事も倒れそうな状況の時に、支えてくれる人が近くにいるか。
見守ってくれる存在があるか。
自分も誰かのそんな存在になっているか。
ついつい。
心の中が膨れ上がっていると足元見落としてしまいがちですが。
そんなときは自分なりの対処法を持っているとよいのでしょうか。
私は最近、意識的に本を読むようにしています。
なかでも小説がすき。
無心で読んでいてふと気が付くと、自分の置かれた心情と照らし合わせなんかして。
想いを感じると同時に“言葉の持つ力”を味わっています。
目まぐるしく変わる社会の情勢や身近な状況についつい左右されがちですが。
そんな時は、少し立ち止まりながら。
自分なりの考えを持って、そして後悔しない選択ができるように。
自分の心に問いかける日々です。
人間も作物も光を浴びないとなんだかPowerをチャージできないですね。
そろそろ、ぱーーーっと晴れてほしいものです☀
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6月30日(火)~いのちの誕生~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
突然ですが。
「大豆・枝豆の種まき」
と言うといつを想像されますか?
ここ身延町で栽培されている“あけぼの大豆”はごく晩成品種と言われています。
収穫期は枝豆が10月。大豆で12月。
一般の大豆よりも2か月ほど遅い時期に実をつけていきます。
しかし、種まきの時期は一般的な大豆とほぼ同じ。
…土の中でじっくりと育っていくため、大粒で甘味の強い大豆が収穫できるというのが特徴です。
気候の違いはもちろん、
育て方や時期の違いがその土地ならではの作物となっていくのだろうなぁ、と肌で実感しています。
そんなあけぼの大豆含めて大豆の種まきはまさに今!!
梅雨の合間を見計らいながら町内各所で行われています。
(※枝豆専用の栽培だともう少し早い時期“4月下旬~6月中旬頃”が適期)
【播種機“ごんべい”が大活躍です】
【地域のみなさんと列になって手植え♪】
自分で種から作物を育てるようになり、苗から育てていたものとは異なる感情を味わうようになりました。
…なんと言いますか。
タネから育てているモノの方が、
命の誕生の尊さ・また愛着を感じているような気がしています。
例えるならば、
“お母さんのお腹の中で大切に温められてきた命がうまれて、成長を見守る”かのような。
種から外の世界に顔を覗かせてくれた姿(発芽)を見た瞬間はなんとも言えない嬉しさがこみ上げてきます。
【大きくなぁ~れ!】
大豆は様々なものに変化していきますが、
それと同様に!?
私自身も農業の世界に触れていく中で、様々な感情の変化を味合わせてもらっているのだなぁ、と。
畑に出て作業をしていると、本当にたくさんの方が声をかけてくださいます。
「ひとりで作業をしていても、独りではない」
みなさんに成長させていただいているのだとしみじみと感じるところです。
誕生を喜ぶのもつかの間。
いよいよ雑草たちとの闘いが始まります。
まさに、寝かせてはもらえない状態の幕開けです(笑)
発芽するまでの鳥よけも様々!
【畑には鳥よけに鷹がたくさん!!】
【鳥よけテープを張られる方もいます】
美味しいものをみなさんにお届けできるように。
一人でも多くの方に知ってもらえるように。
精進するのみ!
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5月29日(金)~多種多様な学び~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
少しずつ、すこしずつ。
空気が和らいできたでしょうか。
新緑の季節。
外に出ると空気のおいしさを感じますね。
何事も吸って・はいて。
ココロを整えていきたいものです。
【気持ち良い風景@宮木】
さて。
冬から春にかけて行われていた土壌作りも落ち着き、
町内の田畑を見渡すと、耕されている箇所が増えています。
田んぼでは田植えが行われ、
畑ではあけぼの大豆の播種に向けて、
あちらこちらで動き出し。
いよいよ大豆の時期が始まるなぁ~とそわそわする日々です。
一概に「大豆を育てます」と言っても、
農家さん一人ひとり栽培方法や込める想いは異なります。
化学肥料・有機肥料・無農薬栽培…。
肥料や農薬の使い方においても同様。
町の種子ほ場では、
あけぼの大豆の栽培に適している方法を毎年、農務事務所のみなさんと一緒に検証をしています。
今年度は、拡大した畑の部分にライ麦やクローバー・ヘイオーツ等の“緑肥”を植えました。
《緑肥とは:栽培している植物を、収穫せずにそのまま田畑にすき込み、植物と土を一緒に耕して、後から栽培する作物の肥料にすること。(※ウィキペディア参照)》
【ライ麦を緑肥としてすき込む@ハンマーナイフモア使用】
【↑その後トラクターで耕耘@矢細工】
まだまだ農に携わり始めて、数年の自分にとっては、
拠点施設や農家さんの想いに触れることが新鮮で、学ぶことばかり。
様々な方の想いに触れていく中で、少しずつ形成されていく自分の想い。
そんな想いを煮詰めていく時間に、最近前向きになっていることに気が付きました。
何事も、日常の中にたくさんの学びがある。
その中から何を選び取り、どのように考え、自分らしさを築いていけるか。
青空の下、じっくりと深めていきたいものです。
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4月30日(木)~日常を見つめる~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
さかのぼって数か月前…。
2~3か月先をどのように想像していたでしょうか。
乗り越えた先にある日常。笑顔を。
心待ちにできるように。
“耐える”と思うとなんだか息苦しさを感じてしまうからこそ。
耐え時の現実でも。
余白のじかんの使い方を見出していきたい、と考える最近。
【春の風情を仕込む@八重桜の塩漬け】
最前線で動いてくださっている方がいて。
閉めることのできない現場があって。
それぞれの立場で出来ることは異なるかもしれない。
だからこそ、私たち一人ひとりにできることは、
小さくても、当たり前の心意気で日々を過ごすこと。
自分の生活を。毎日を整えること。
「うつらない・うつさない」
足元を見て、正すこと。
そんな風に感じています。
「自粛」生活の中でも、
当たり前のように時間は動いていて、生き物は息をしている。
自然の、空気の、移り変わりを感じると生きているのだ、と実感する。
畑での作業を通して、より一層強く感じます。
ここ最近の私は、と言いますと。
春の野草を見つけることにハマっていました。
(…と言っても、メジャーなものばかりですが!!)
◎作業後、手を洗うあそこには“クレソン”が群生しています↓
◎矢細工のほ場には“ワラビ”が顔をのぞかせます↓
◎「これ持っていきな!!」手土産に新鮮な“ウド”をいただける有難さ↓
◎「ここも食べられるんだよ!!」と道端に咲く“柿の葉”をいただきました↓
大勢の場所に出ずとも、道端をゆっくり歩けば、
身近にあるのもで季節をたくさん感じることができる
そんな時間を大切に過ごしていきたい今日この頃です
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3月31日(火)~感謝を込めて~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
なんだか少しだけ。
心が落ち着かない。
ここ最近は、そんな日々を過ごしているような気がします。
みなさんはどのような年度末をお過ごしですか?
世界中に広がる新型肺炎の影響なのか。
任期の終わりが見え始めてきたからなのか。
日常の中で、物事を活かしきれていない自分へのもどかしさなのか。
昔から年度末は心がざわざわしてしまいます。
そんな時、そっと心を穏やかに導いてくれるのは。
春の匂いと温かさ。
今年は桜の開花も早く、町内すっかりとピンク色に染まっていますね。
様々な感情が渦巻くなかで。
春の空気がそっとみなさんの心を温めてくれますように。
手洗い・うがい・消毒。
当たり前にあること。一人ひとりの自覚から。
少しでも早くコロナの影響も終息に向かっていくことを願います。
少しだけ自分の話をさせていただくと、身延に来て、まるっと二年が経ちました。
純粋に“来てよかった”
そう思えるのは、ここで関わってくださる方々と、
みのぶを訪れてくださるみなさんのおかげだな、としみじみと感じます。
自身では、畑を借りて初めてチャレンジした“農業”という「ものづくり」を通して、
〇食“大豆”への関心が増し、
〇作物を育てる大変さと楽しさを感じ、
〇自分が育てたものを「おいしい」と食べてくれる喜びを感じることができました。
“ひと”として、生きていく上で大切なことを学び、たくさんの成長をさせていただいている気がします。
自分に出来ることは微々たるものですが、
いま興味が湧いている“農”という、ひとつのツールを通して。
様々な方と関わり、誰かの笑顔のきっかけとなり、
暮らしていく中での選択肢の一つをお渡しすることができればと思います。
今年も一年間、お世話になりました。
次年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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2月28日(金)~味噌仕込みました~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
今年も、お味噌!!
たくさん仕込みました。
聞けば聞くほど、地域の特性が様々な味噌。
お米栽培より麦栽培が盛んだった山梨では、
“合わせ麹”が一般的で。
米麹と麦麹と塩を混ぜ込んで作っていきます。
【茹でた大豆をミンチします】
その比率は、地域さまざま。
ここ身延では、麦麹が多い傾向に多いのかな!?と思いきや。
話を聞いてみると。
“うちは甘めが好きだから米麹が多めだよ~”なんて声も。
また一概に“米麹が多めだから甘い”
“麦麹が多めだからしょっぱめ”という訳でもなさそうで。
大豆、麹と一緒に混ぜ合わせるお塩の割合でその味が決まってくるとか!?
【大豆・麹・塩を混ぜ合わせていきます】
変化する大豆、面白いなぁ~と思っているのですが。
お味噌の奥深さ…。
調べてみるとたくさんの発見がありそうです。
みなさんがご家庭で使っている、また仕込んだお味噌はどんなタイプですか?
保管場所・状態、それぞれの手にいる菌・混ぜ方。
同じ分量(材料)で作っても、家庭ごとに・造る人ごと味が変わる手前味噌。
日本ならではの味。
家庭ならではの味。
たくさん味わっていきたいですね。
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1月30日(木)~想いは同じ?食と農~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
大雪が降る!!と言われて、構えていたのですが。
一安心でしょうか。
しかし、最近の日本の!?世界の!?温暖化現象はどうなってしまうのでしょう。
こうも暖冬が続くと、この夏が本当に心配になってきますね。
先日。
『峡南地域 食の魅力向上講習会』というものに参加させていただきました。
講師は“3分クッキング”に出演されていたという倉持先生。
峡南地域の食材を使用しながら、料理の基本、応用してできること、等。
講習から、実習、試食まで。
短時間の中でレクチャーしていただきました。
調理実習は楽しく参加させていただいたのですが、
特に印象に残っていることは、講習時に先生が言っていた
『料理で大切なこと』は、
①季節感
②旬のものを使う
③提供時の温度
④(食べる方の)相手を考える
⑤そして、楽しんで作る
という言葉。
“食”も“農”も(何事も)。
自分のためだけでなく、“相手”あっての仕事。
食べてもらえる相手のことを考えながら提供することで、真心が伝わる。
自身が携わっていることと通ずるものがあるなぁと思いながら聞かせていただきました。
【講習での完成品*
茶巾豆腐の春菊あん・豆腐ゼリーのソース和え・つぶし大豆のおとし揚げ・酪豆腐のゆばかけ小豆あん】
“創る”楽しさを味わえるようになってきているからこそ、
そんな“相手視点”を意識して自分が取り組む事柄に励んでいきたいな、と思える一日になりました。
※みのぶ地域おこし協力隊Facebookページにも日頃の様子を掲載していますので、よろしければそちらもご覧ください。
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1月6日(月)~謹賀新年~
2020年幕開け!!
新年あけましておめでとうございます。
私たちに出来ることをコツコツと。
情熱と愛情を持って今年も駆け抜けたいと思います。
【初日の出を拝めて@竜ヶ岳 ダイヤモンド富士より】
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ーー みのぶ地域おこし協力隊一同 ーー
12月26日(木)~一年を振り返って~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
早いもので年の瀬を迎えますね。
今年は、近くの山に雪がかかるのも早かったのでしょうか。
日常的に降り続けると…とは思ってしまいますが、
山にかかる雪は綺麗だなーと。
山好きの私にとっては、
ついつい遠目がちにぼんやりとしてしまう季節です。
【富山橋から見える富士見山方面@紅葉と雪】
さて、そんな一年の締めくくり。
一年通して、栽培していた大豆の収穫を迎えていたのですが。
そんな最中に私の身にもついに起こった出来事!!!!!
…そう、大豆を猿にやられました。
これまで、鳥獣の被害は耳にしてきました。
実際に様子も見てきました。
【天日干ししていたあけぼの大豆】
しかし、自分が育ててきた作物が食べられる、という実態を目の当たりにした時。
これまでの心情とは異なり。
最初に芽生えた感情は「怒り」でした。
【電柵を倒して畑の中に】
【天日干ししていた大豆を綺麗に荒らしていきました】
耳にしてきて、心構えしていたはずなのに。
どこか他人事で聞いてしまっていたんだなぁと痛感。
自分が手をかけてきたものが、やられて。
はじめて、自分事として。
「怒り」「苛立ち」「悔しさ」「もどかしさ」
様々な感情が湧いてきました。
そして一周回って、落ち着いて。
『農業の世界は甘くないよ』と猿たちが教えてくれたのかなぁ、なんて解釈もできるように。
それでも、被害を最小限!?に食いとどめて、なんとか収量の確保も◎
【写真左:竹酢液使用 写真:農薬使用】
👉農薬を撒いた畑
(肌色がかった綺麗なさや。シワは多かったですがw)
👉竹酢液を使用した有機栽培の畑
(斑点や虫食いで全体的に黒みを帯びている)
収量の違いや大豆の精度の違いを感じることが出来たのは次年度以降のためになったかな、と感じます。
また来年。
がんばろう!!と密かに決意。
みなさまにとって2019年はどんな年でしたか。
2020年も懸命に生きる。
今年も一年ありがとうございました。
よいお年をお過ごしくださいませ。
*みのぶ地域おこし協力隊Facebookページにも日頃の様子を掲載していますので、よろしければそちらも覗いてみてください。
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11月29日(金)~命を感じる~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“小林”です。
今年は(も!?)暖かい秋の毎日でしたね。
ついこの間まで、緑一面だった大豆畑も黄金色に染まったかと思えば
あっという間に葉が落ち、秋色に。
【葉が落ち切った大豆の株 実がたっぷり】
株を切り、天日干しして、乾いた頃を見計らい脱穀も始まっています。
早い農家さんは、もう選粒されている方も。
ちなみに、私の畑は葉っぱがまだたくさん…!!
消毒を撒いた場所は徐々に枯れてきたのですが。
消毒をせずに竹酢液で育てた場所はまだまだ緑!?
虫食いやシミ・しわ。
枝豆の時にも違いを感じたのですが、
栽培方法で変化してくるのだなぁ~と実感しています。
【葉っぱの違い 写真左:竹酢液 写真右:消毒有】
葉っぱも生きている!
育て方の違いでそんな風に感じる瞬間もありました。
…少しだけ話しは飛びますが、つい先日。
通年で学びに行っているプログラムの中で、鳥の屠殺とシカの解体を行ってきました。
(体感したこと、たーーくさんwww)
当たり前のように毎日食べている食べ物も、すべての背景に物語がある。
「命との真剣勝負だよ」
プログラムを担当してくださった方が放ったこの言葉。
畑仕事。山仕事。
取り組む事柄は変わっても。
向き合っていることは変わらないのかなぁ、なんて思ったり。
【ふと。上を眺めて見えた世界】
今年はどう変化するのかな?と自分の中で実験的に育ててみたのですが、
これから畑と向き合っていく中で。
作物を育てていく中で。
教えていただいていることと合わせて、自分なりの方法で取り組んでいきたいと思う事象になりました。
秋。
おわりますね。
*みのぶ地域おこし協力隊Facebookページにも日頃の様子を掲載していますので、よろしければそちらも覗いてみてください。
https://www.facebook.com/minobu.kyouryokutai/
10月31日(木)~美味しいを届ける~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
今年も駆け抜けた10月。
「今が旬!!」だった
あけぼの大豆の枝豆の時期もあっという間におしまいです。
【ぷっくり♡今年は豊作でした!!】
農家さんは、毎朝早くに畑に出向き、収穫を。
共選所では、JAさんが朝から晩まで選別を。
加工所の中では、貴重な枝豆を余すことなく食卓に届けることができるように作業を。
そして、手に取ってくださる多くの消費者のみなさんのおかげで。
今年もたくさんのご家庭の食卓に美味しい笑顔が届いていると思うと。
なんだか。ちょっぴりと。嬉しく思います。
【学校給食でも枝豆が登場◎ 栄養士さんが紹介文を用意してくれていました♪】
私自身も、自分の畑で栽培していた大豆が、
ぷっくりとした枝豆に成長してくれていて無事に収穫することができました。
こちらも個人的にはとても嬉しかったり。
収穫は、町内の小学校や保育所でも行われていました。
初夏にお邪魔させていただいていた三校の学校に入らせていただき、子どもたちと一緒に収穫。
【みんなで収穫 @下山小学校】
【いただきます!】
【感想の共有 @身延小学校】
【さやの成長記録】
【大豆の成長記録 @清稜小学校】
【収穫はうれしいですね♬】
「いつも食べているものと違うw」
「めちゃくちゃ美味しい!!」
そう素直に感じられるのは、自分たちで成長を見守ってきたからですかね。
作物が収穫できるとなると、だれでも心は高揚するものですよね。
自分たちの住んでいる町のモノや取り組みに少しでも興味が湧いて、好きが増えてくれると嬉しいなぁと思います。
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9月30日(月)~視察に同行して~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
今月はもう一つ。
こちらもつい先日。
役場のみなさん、またあけぼの大豆振興協議会のみなさんと。
町の生産者のみなさんと一緒に兵庫県は丹波篠山市に。
“丹波篠山黒豆”の取り組みの視察に同行させていただきました。
【畝間1m60、株高1m20以上 スケールの大きさにびっくり】
「丹波の黒豆」!!と言えば、ほとんどの方がピンっと来るほど名が知られている黒大豆ですよね。
しかし、この辺りの地域で初めから大豆の栽培に力を入れていたわけではなく、元は水稲中心の産業だったよう。
それが、1990年の大阪で行われた万博の際に“枝豆が美味しい!!”とヒットし、それから大豆の栽培に力を入れ出したようです。
【丹波の黒大豆】
【あけぼの大豆】
▼タネの品質をしっかりと守った種場の管理・栽培。
▼生産者さんの所得向上また価値高への価格設定。
▼閉ざさず、繋いでいけるような担い手の育成。
より自分たちの大豆の名前を知ってもらえるように。
より価値のあるブランド豆へ。
そしてしっかりとそれらの大豆を守るために。
様々な取り組みが行われていました。
個人的に興味深かったのは、
「いきいき農村女性オペレータースクール」という取り組み。
農業に興味はあるけれど、農機具の使い方が分からなかったり、一人で学んでいくことが難しかったりする女性を対象にした取り組み。地域の方向けの発信とおっしゃっていました。
「一人より二人、二人より三人」と言われるように、
共に作業をしたり、近くで栽培している方がいたりすると、作業効率が何倍にも上がり、また意欲の向上にも繋がると言われています。
専業でなくても、自分が出来る範囲で“農”という営みに携わっていく。
これからの時代に合った関わり方なのではないかな、と思いました。
「畑に出て自分自身も農に携わっていく」
「農(畑)への関心がある人のきっかけになる」
そんな関わりを目指して。
ドカンと大きく動くことは出来ないけれど、自分に出来ることをコツコツと。
初夏から育ててきたあけぼの大豆もようやく枝豆の収穫期!!目前!
美味しいなぁ~とたくさんの方と堪能出来たら嬉しい限りです。
【ご一緒させていただいたみなさま!ありがとうございました】
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9月30日(月)~見返す出来事に~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
やはり9月。
今年も台風、やってきましたね。
とは言え、山梨はそれほどの被害がでなかったことは幸いです。
先日、台風15号で被害の大きかった千葉にボランティアに行ってきました。
「報道がされない」 「情報が錯綜している」
電気が遮断され、被害当初は本当に情報が遮断されているようでした。
【電線にかかる倒木】
それらを脱した一つのきっかけがSNSによる当事者たちの発信。
「助けてくれ」「もっと報道してくれ」
この声の裏にどれだけの想いが詰まっていたのでしょうか。
被害に合われたみなさんの心の安定を願います。
私もそんなSNSから、知人の発する情報をキャッチして現場に向かいました。
吹き飛ばされた屋根や倒壊した家屋。
電線にかかったり、道をふさいだり。
至る所に散乱する木々。
電気が通じない中での猛暑との戦い。
水道が通らない中での生活の不便さ。
当たり前のようにそこにあるライフラインが閉ざされた時。
私たちはどう動くのでしょう。
【塞がれた農道】
【現地の方と手作業で】
「どうせ千葉にはこないだろう」
現場の方がつぶやいたこの言葉。
決して他人事ではないな、とハッとさせられました。
“山梨も自然災害すくないからな”
そうどこかで感じる心の隙間を定期的にしっかり埋め
何か起きてから、ではなく。
起きた時こそすぐに動くことの出来る心と荷物の準備が必要かな、と痛感しました。
ここ身延町も千葉県、鴨川市と姉妹都市ですね。
何事においても困ったときは“お互いさま!!”と心から思える関係性作り。
自身にも置き換えて日々を過ごしていきたいな、と考えさせられる事象になりました。
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8月30日(金)~想いを詰める~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
夏が来た!!と思ったら、一瞬で終わりを告げそうですね。
それだけ日々に追われているのか。
疎かにしてしまっているのか。
はたまた充実しているのか。
息つく間なく訪れた月末に戸惑いを感じます。
今夏は、「休みだ!!でかけるぞー!」と思っていたお盆休みに台風被害。
お住まいや田畑への影響は大丈夫だったでしょうか。
幸いにも山梨県はそれほど多くの被害がなかったように感じますが、
それでも畑での栽培を行っていると“台風”という言葉を聞くと気が気ではないような…。
【台風後…倒れたあけぼの大豆の株の様子】
台風後には、私も畑に出て一つ一つ株を起こしながら土を被せてきました。
すぐに行くことができなかったので数日空いての作業になってしまったのですが、株を起こした後の大豆の生命力にびっくり。先日確認しに行くと、倒れて曲がってしまっていた根が、空に向かってしっかりと立っていました。
【空に向かって】
「倒れたままでも大丈夫だよ」
「起こしてあげた方が良い」
栽培の仕方やアドバイスは人それぞれです。
助言をいただきながら、自分なりのやり方や考えを構築していくことが必要になってくる。
私は、葉っぱが太陽の光を浴びてしっかりと光合成ができるように。
また、この先の作業がしやすいように(笑)
手作業で起こした後に、先日二度目の土寄せを終わらせました。
【一度目の土寄せ @7月28日】
【二度目の土寄せ @8月29日】
花が咲き始め、実をつけ収穫できるまであと一か月半ほど。
手をかけ想いを詰め込むことで、きっと大豆たちにも伝わるはず。
美味しい実をつけますように、と願う日々です。
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7月31日(水)~天候と向き合う~
どうも、みのぶ地域おこし協力隊の“あこ”です。
「雑草は強いぞ、負けるな」と激励いただいてから早一か月余り。
天気予報を眺め、畑の状況を思い出し
この時までにこのくらいはやっていたいな…等。
気づけば夢の中でまで草むしりをしているほど(笑)
日常的に畑のことが頭に浮かぶようになってきました
作物を育てるって。
命を大切にすることと同じだな、なんてふと思ったり
今年は、梅雨期が長く、日照時間が少なかった6月~7月。
怒涛の雨模様で草たちは常にイキイキとしているよう
田畑をされている方は頭を悩ませていたのでしょうか…。
【たまに見せてくれるこんな景色にほっこり】
かがみすぎて腰が痛くなったり、手首が動かなくもなったりしましたがw
前途の言葉を目の当たりにしながら、その言葉(温かさ)に支えられながら畑の日々です。
そして、農家のみなさんを本当に尊敬します。
ようやく本格的な暑さを感じるようになり、
農作業中も気をつけなければならないことがたくさんですね。
身体資本。健康第一!
でなければ作業はできません。
刈られても踏まれても何度でも立ち上がる。
【光を浴びて】
わたしも
雑草のように強く生きよう。
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平成30年4月~6月 平成30年1月~3月 平成29年10月~12月
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担当:産業課
TEL:0556-42-4805(直通)