印刷「風しん(風疹)」の定期予防接種

このページのインデックス

1-5.「風しん」の定期予防接種(任意)

▼ 「風しん」は、風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。風しんの免疫がない集団において、1人の患者の方から5~7人にうつす強い感染力があります。

▼ 風しんウイルスは、ヒトからヒトへ飛沫感染します。

▼ 風しんの症状は、感染症状をしめさない(不顕性感染)ことから、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長く続く、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少紫斑病など合併症を引き起こすなど、入院加療を要することもあります。このため、風しんは、決して軽視できません。

▼ 風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦の方が、風しんウイルスに感染すると、目や心臓、耳などに障害を持つ(先天性風しん症候群)お子さんが生まれる可能性が高くなります。(妊娠1か月でかかった場合50%以上、妊娠2か月の場合は35%などとされています)[厚生労働省「MRワクチン」ホームページより抜粋]

▼ 風疹の予防接種を受ける法律上の義務はありません。

▼ 自らの意思で接種を希望される方にのみ行うものであり、あくまでも任意です。

▼ 風しんの予防接種の「効果」と副反応などの「リスク」を理解・検討された上で、接種するか否かをご判断ください。

このページのトップへ ▲

1-5-1.「風しん」の定期予防接種について

▼ この予防接種に使用するワクチン

次のワクチンを使用します.

  • 麻しん風しん混合ワクチン(以下「MRワクチン」といいます。)

▼ この予防接種の効果

MRワクチンを接種した場合、95%程度の方が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得できると言われています。

▼ この予防接種による副反応

次のような副反応があらわれることがあります。(ワクチンとの因果関係が明らかではない場合も含まれています。)

  • 発熱、発疹、鼻汁、咳嗽(がいそう)、注射部位紅斑・腫脹(しゅちょう)などが見られます。
  • 「 重大な副反応 」 … アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳炎・脳症、けいれん、血小板減少性紫斑病がごく稀に(0.1%未満)報告されています。

    なお、麻しん含有ワクチンは、ニワトリの胚細胞を用いて製造されており、卵そのものを使っていないため卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどないとされています。

    しかし、重度のアレルギー(アナフィラキシー反応の既往があるなど)のある方は、ワクチンに含まれるその他の成分によるアレルギー反応が生じる可能性があります。接種の際は、かかりつけの医師に必ずご相談ください。

▼ 接種後に注意すること

  • 副反応の発現に注意してください。接種後に気になる症状があった場合は、速やかに接種医または主治医に相談してください。
  • 注射した部分は、清潔に保ってください。
  • 接種当日の入浴は問題ありませんが、注射した部分はこすらないようにしてください。ただし、体調が悪いときは、入浴を控えることも検討してください。
  • 接種当日の激しい運動や過度の飲酒等は、控えてください。

▼ 厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口

  • 電話 0120-469-283
  • 受付 9時00分~17時00分(土日祝日、年末年始を除く)

▼ 身延町役場 福祉保健課 健康増進担当

  • 電話 0556-20-4611
  • 受付 8時30分~17時15分(土日祝日、年末年始を除く)

▼ ご留意ください

このページのトップへ ▲

1-5-2.定期予防接種の期間(風しん)

令和7(2025)年4月1日(火)から令和9(2027)年3月31日(水)まで

期間外で予防接種する場合、公費助成を受けられません。全額ご負担ください。

このページのトップへ ▲

1-5-3.定期予防接種の対象者(風しん)

身延町に住民票があり、接種を希望する次の対象要件の全てに該当する方(対象となる方には、令和7年5月中旬にお知らせを個別にお送りしました。)

▼ [対象要件-1] 昭和37(1962)年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性の方

▼ [対象要件-2] 令和7年3月31日までに、風しんの抗体検査を実施した結果、風しんの抗体が不十分である方

▼ [対象要件-3] 令和7年2月末までに、MRワクチンの偏在(供給が不足していた)等の理由で、風しんの予防接種を受けられなかったと町長が認める方

! 定期接種の対象者ではないが接種を希望される方、定期接種の対象者ではあるが定期接種期間外に接種を希望される方は、予防接種法に基づかない「任意接種」となります。この場合、接種費用の公費助成はありません。全額ご負担ください。

! 対象者に該当しても、予防接種を受けることができない方

  • MRワクチンの成分でアナフィラキシーを起こしたことがある方
  • 免疫機能に異常のある疾患を有する
  • 免疫抑制の効果のある治療を受けている方
  • その他、予防接種を行うことが不適当な状態にあると医師に判断された方

! 対象者に該当しても、予防接種の前に医師と相談する必要がある方

  • 心臓、腎臓、肝臓、血液の病気や発育障害のある方
  • これまでに予防接種を受けて、接種後2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状が出たことがある方
  • けいれんを起こしたことがある方
  • 免疫不全と診断されている方
  • 近親者に先天性免疫不全症の方がいらっしゃる方
  • 予防接種に使用するワクチンの成分に対して、アレルギーを起こすおそれがある方

このページのトップへ ▲

1-5-4.定期予防接種の費用(風しん)

医療機関で、公費助成額の限度額(10,340円)を差し引いた額をご負担ください。

▼ 生活保護受給者の方は、全額公費負担となります。

▼ 公費による助成は、期間中1人1回です。

▼ 次の場合は、接種費用の助成を受けられません。

  • 接種の際に、身延町が発行した接種券を持参せず接種した場合
  • 接種日に身延町に住民票がない方が、身延町発行の接種券で接種した場合
  • 接種券に記載されている接種券有効期間外に接種した場合

​! 定期接種の対象者ではないが接種を希望される方、定期接種の対象者ではあるが定期接種期間外に接種を希望される方は、予防接種法に基づかない「任意接種」となります。この場合、接種費用の公費助成はありません。全額ご負担ください。

このページのトップへ ▲

1-5-5.身延町内の予防接種ができる医療機関(風しん)

接種については、医療機関に直接ご予約ください。

▼ 飯富病院(身延町飯富):電話 0556-42-2322

▼ 身延町営診療所(下部/古関/久那土/大須成/曙):電話(飯富病院) 0556-42-2322

▼ 身延山病院(身延町梅平):電話 0556-62-1061

▼ しもべ病院(身延町下部):電話 0556-36-1111

▼ 高橋医院(身延町梅平):電話 0556-62-0143

このページのトップへ ▲

1-5-6.定期予防接種を受ける手順(風しん)

(1).この予防接種に関する説明書などの内容を確認

(2).医療機関へ事前に接種日時の予約と費用等の確認

(3).接種日に医療機関へ出向き接種(持ち物は次のとおりです。生活保護を受給されている方は、予防接種券のみ。)

  • 予防接種券 *
  • 健康保険証
  • 現金

*「予防接種券」は、風しん抗体検査を受けられた際に医療機関等へ持参された「風しん抗体検査券・予防接種券(クーポン券)」です。有効期限は「2025年02月」(令和7年2月)となっておりますが、2027(令和9)年03月31日まで有効です。

*「予防接種券」が見当たらない等の場合は、お手数でも福祉保健課 健康増進担当(電話:0556-20-4611)までご連絡ください。

 

このページのトップへ ▲

お問い合わせ

担当:福祉保健課 健康増進担当
TEL:0556-20-4611(直通)