印刷猫の飼い方
猫はわたしたちの心を癒し、生活に潤いをもたらしてくれる一方で、正しく飼わないと自身の生活環境を悪化させる原因になってしまうことがあります。猫と接する場合は、愛情と責任を持ち、正しい飼い方をするよう心がけましょう。
猫を飼っている(飼おうと思っている)方へ
◎屋内で飼いましょう
猫が家の外に出ると、交通事故や感染症の危険にさらされます。また、他人の土地にフンをするなど、近所の迷惑につながる場合もあります。飼い主も猫も安心して過ごせるよう、屋内飼養(室内飼い)を心がけましょう。
◎不妊・去勢手術を行いましょう
猫の繁殖力はとても強く、あっという間に手に負えない数に増えてしまいます。生まれた子猫を飼うことができないのであれば、あらかじめ不妊去勢手術を行いましょう。
◎所有者明示をしましょう
万が一猫がいなくなっても、これらの着用ですぐに見つけることができます。
・飼い猫であることがわかる「首輪」
・飼い主の連絡先を記載した「迷子札」
・猫の体に埋め込むため、落とす心配のない「マイクロチップ(※)」
(※)マイクロチップについては、山梨県ホームページをご覧ください。
◎最後まで責任をもって飼いましょう
動物の愛護及び管理に関する法律により、飼い主はできる限り動物が命を終えるまでに適切に飼養するという義務があります(第7条第4項)。もし、適切に飼い続けることができない場合は、新たな飼い主を探してください。
猫などの愛護動物は、傷つけたり、捨てたりすると厳しく罰せられます。無責任な行為は許されません。
野良猫にえさを与えている方へ
「猫がかわいそうだから」などの理由で野良猫にえさを与え、野良猫が増えてしまう事例が頻発しています。えさを与える行為は、野良猫を増やすだけでなく、ふん尿や鳴き声など生活環境の悪化によるトラブルの原因にもなります。
野良猫の多くは、交通事故や感染症、保健所への引取りによって命を落としてしまいます。小さな命を助けたいと思うのであれば、責任と愛情を持ってきちんと飼ってあげましょう。
野良猫に困っている方へ
野良猫が自宅や倉庫などの敷地に侵入し、食べ物を荒らされる、ふんをされるなどの被害が報告されています。猫がいる限り被害をなくすことはできませんが、被害を減らす方法として、自宅などの敷地に入らないようにする方法があります。
◇ 市販の猫忌避剤、食用酢、水などを撒いておく
◇ 猫が入り込みそうな隙間に網を張る
◇ 猫の通り道にトゲ状のマットや市販の猫よけグッズを設置する
◇ ハーブやかんきつ類の皮、唐辛子、コーヒーかすなど、猫が嫌うにおいのものを散布する
※ これらの効果には個体差があります。
※ 猫のえさに薬品や農薬などを混ぜたものを置くなど、猫を傷つける行為は動物虐待にあたり厳しく罰せられます。過度な行為は絶対にやめましょう。
さくらねこ無料不妊手術事業
身延町では、公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行うボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。
「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。
詳しい内容や発行の申し込みについては、環境上下水道課までお問い合わせください。
関連資料・リンク
お問い合わせ
担当:環境課
TEL:0556-42-4814(直通)