自然に溶け込む、静かな里山での週末

自然に溶け込む、静かな里山での週末

高橋謙二さん

平日は、都内で広告関連のお仕事をされている高橋謙二さん。 週末は身延町夜子沢地区にある築100年の古民家で身延ライフを満喫されています。 高橋さんが、山梨でのセカンドハウスを探し始めたのは2011年の春ごろ。 ご自宅のある八王子市からのアクセスも良いことから山梨県内に決めたそうです。 各市町村が公開している空き家バンクの情報収集をする中で、現在の物件を見つけ 身延町へ。家の雰囲気はもちろんのこと、ゆったりとした庭や家の目の前にある畑、せせらぎの音も聞こえる環境はまさに高橋さんのイメージにぴったりでした。 二人のお子さんの就職も決まり、これからは好きな事を思いっきりしたい!!そんな思いから2011年9月から週末の身延ライフがスタートしました。


従者の声

~自然に触れ、童心に帰れる身延での週末~

高橋さんの故郷は、徳島県神山町。山間の町でご実家も農業をされていました。

幼い時代を自然の中で過ごした高橋さん。自然の中で遊ぶ楽しい思い出は、今でも鮮明に心の中に残っており、「幼少期に体験した記憶は消えず、いくつになってもまた自然と触れ合った生活がしたい!と思ってしまいます。」と高橋さん。

そんな生活を思い出させてくれるのが、週末の身延ライフです。

「人も温かく、すぐに受け入れてくれる環境もとてもありがたいです。」移住者の方にも親切で溶け込みやすい温かい夜子沢地区がとっても気に入っていらっしゃるそうです。

八王子のご自宅でも近くに畑を借り、野菜を育ており農業歴も25年とプロの腕前。

身延でも、使用されていなかった畑を開墾から行い野菜作りをされています。

土地柄サルやシカの被害も多いため、あまり多くは採れませんが、自然と共存しながら

身延での農作業も楽しんでいらっしゃいます。

身延に滞在する土日のお昼は庭先で、七輪を使ったバーベキューが定番で

ご自身で作った野菜をおつまみに飲むビールの味は格別だとか。

奥様も一緒にいらっしゃることもあり、開放感のある庭で読書を楽しまれたりして

休日をご夫婦で過ごすそうです。

移住者の声
こちらは麦畑。「収穫できたら山梨特産ほうとうを麺から作ってみたいね!」

 

移住者の声
今夜のおつまみは畑でとれた蕨。

 

移住者の声
菜の花畑と古民家。
春の訪れを感じさせてくれます。

~静かな山里での創作活動を再開~
 大学では彫刻を専攻されていた高橋さん。広告製作に携わり約30年。
「サラリーマン生活も残り5年ほど。人生の次のステップの準備として、昔やりかけていた創作活動を再開したいと思うようになりました。身延の自然と融合した中で彫刻に携われたらと。」そんな思いをお話してくださいました。第二の人生の構想をお話する高橋さんの目は故郷にいた時の少年のように、きらきらと輝いていました。

 

移住者の声
昔のレコードを聴いたり、彫刻の勉強をするお気に入りの一室。
「東京の生活では置く場所に困り、しまっておいたアナログレコードプレーヤーとコンポーネントステレオを運び、こちらで夜音楽を楽しんでいます。」

 

移住者の声
高橋さんの彫刻作品。これからは、身延で創作活動を再開される予定。

 

移住者の声
高橋さんお気に入りのスポット。風を感じながら見る屋根からの眺めは最高!!

 

移住者の声
年末には、自家製のそばの実を使用して手作りの年越しそば

 

移住者の声
高橋さんの故郷四国では、さぬきうどんに似た太麺でトッピングに油揚げ・かまぼこが定番だとか。ご両親がそばうちをされている姿を見ていたため、自然とそば作りができたそうです。

 

移住者の声
庭先に珍客が。最初は縄張りを守ろうと騒いでいたキジでしたが、高橋さんが「食べたりしない、敵じゃないよ。」そんな気持ちで接しているといつしか、畑仕事をする後ろをついくるようになったそう。「この子と、言葉は通じないけど友達になったんだなと思ったんですよ。勝手な解釈ですけどね。」と嬉しそうにお話してくださった高橋さん。大切に植えた曙大豆を掘り起こされてしまったそうですがそんな、自然や動物とのふれあいも身延での生活の醍醐味です。