印刷博物館日記(2012年)

nikkiusu

博物館では、地域の行事に沿ったお飾りをエントランスに再現するなど、御来館いただいたお客様の目を少しでも楽しませることが出来れば、また、合わせて地域の行事や風習も知っていただけたらと願っています。
このページではそんな、日々の博物館内での小さな出来事や、あまり、大規模に募集はしないけれどもこんなことも予定しています、という小さなイベントなどを書き込んでいきます。
どうぞ、”たまには覗いてみるか”という軽い気持ちで御覧くださいね。

 

12月

12月27日(木)

いよいよ開館最終日となりました。博物館日記更新も年内はこれで最後。2012年も多くのお客様にご来館いただき、多くの方々に大変お世話になりました。博物館スタッフ一同、心より皆様に感謝申し上げます。新年は2日・水曜日ですが、この日から開館いたします。新年2日、3日は、恒例の新年特別企画もあります。
まず、チケット購入時には、その場で、純金飴くじがあります。中学生以下のお子様には、飴にあたりマークが付いていたら、記念品を差し上げます。何がもらえるかはわかりませんが。なお、飴はいただいてください。美味しかったら売店で売ってるから、お土産に買っていってくださいね。
また、砂金採り体験室では、恒例、古銭が入っているよ!イベント開催。砂金以外に古銭のレプリカが入っています。見つけた人には、もーん父さんの博物館オリジナルシールをプレゼント。もちろん、古銭はそのままお持ち帰りいただけます。
あと、前回の日記でも触れましたが、山梨県内YBSのお正月特番で新年1月2日(水)午後4時から「おめでとう山梨2013」が放送されます。その中では金山博物館も和紙の里も取り上げられます。さて、どんな放送になるのかはこうご期待!なお、ロケの内容は身延町のブログ「身延Lifeこのリンクは別ウィンドウで開きます」でも紹介されていますから、ご参照のほどを。ちょうどオンエアの時は、多くの皆さんが、お正月休みでお家にいる時間帯ではないですかね。是非是非ご覧になってみてくださいね。
さて、年内開館最終日ですから、恒例のスタッフ手作り門松を昨日から作成中。もちろん、いろんなことが同時進行ですが、着々と形になっていっています。あとは梅と松を用意したら出来上がり?かな?。門松って当然2個1対ですよね。なので、昨日から、博物館内チーム対抗・どちらが上手に出来上がるかゲーム~!パフパフパフ~♪って感じで作っています。昨日たまたまおいでくださった応援団常連さんを巻き込んでの2人チーム戦。「チームだいたい」VS「チームざっぱ」。まあチーム名は推して知るべく、大体に出来上がってりゃいっか~?みたいな「大体」は博物館男子2人。「ざっぱ」はもちろん「おおざっぱ」から。メンツはK学芸員と巻き込まれたお客さん。そんなチーム戦ですから、果たして軍配はどちらに?意外に男子がチーム名に反して、器用なんですよ。特にAリーダー!K君は横で応援していることが多い!?。「ざっぱチーム」はそんな様子を横目に、「やべ、負ける!……あー!違う、ここ巻いたらだめです!!やり直し!向こうチーム、うまい!」なんて感じです。ちょっと苦戦しています。
とにかく、本日の夕方には入口に飾り、新年にお見えくださるお客様をお迎えさせていただきます。おいでの際には、その出来映えを是非ご覧になっていってくださいね。そしてひそかに、心の中で勝敗を付けてみてください。
さて、最後にあいうえお作文。なんで?って思うかもしれませんが、実は、博物館スタッフ、体験室に「今月の格言ボード」を設置しています。毎月上半期下半期くらいでその時々に合わせた格言を考案して書くのです。ところが、いつのまにか格言でなく、あいうえお作文になりました。ボードタイトルは「今月の格言」のままですが…。それはさておき、今年最後の格言ボード、K君が書きました。お題は「あけましておめでとう」です。

あ…あたらしい年
け…健康で
ま…ますます元気でありますように!
し…正月から
て…テンション高く
お…美味しいお酒を
め…目いっぱい飲んで
で…泥酔したら
と…隣の客に迷惑だ!
う…嬉しいけれどほどほどに
どうですか!この出来映え。ということで、次回もお楽しみに!って掲載は続けるかどうかは、また考えます。
とにもかくにも寒い日々が続きますが、体調崩さないよう、皆様是非良い年末年始をお迎えください。一年間本当にありがとうございました。そして、改めて新年も変わらず、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

12月23日(日)

今年もお得なセットになってます 先週の日記で「寒さが和らいでくれれば…」なんて書きましたが、和らぐどころか、この辺りは土曜日は雪が降りました。幸い身延町、博物館も含めて積もる程までにはなりませんでしたが、それでも空気はとても冷たく、かなりぶるっときます。夕方になるとさらに冷え込みますから、呉々も体調崩さないように皆さん気をつけましょう。大人の方にとっては忘年会、そして、年が明ければ新年会、とそれなりに楽しみな会もあるでしょうから、そうした会合を楽しく迎えるためにも、きっちり仕事納めして(職種にもよりますが…)、良い年末年始をお迎えになりますように。
   さて、博物館も年末年始に向けていろいろ準備中。特に今は新年用のグッズを用意しております。一足お先に店頭に並んだのは、毎年恒例・金山博物館特製福袋です。今年は、お酒だけ、女性向けに金箔化粧水などの詰め合わせセット、お子様用、と金額やニーズに合わせてご購入いただけるようにバラエティ豊かにご用意いたしました。年内最終開館日は27日ですから、おいでの際は、是非ご覧になっていってください。かなりお得にいろいろ入っていますので、ばらして、年始に集まったご親戚の方々に配付したり。お孫さんやお子さんにお年玉に添えて使っていただいてもいいですし、もちろん、自分の為に買ってくださっても結構です。それぞれにいろんな使い道があると思いますので、どうぞご活用ください。
 そして、年始は1月2日(水)から。この日は臨時開館という形になりますが、以降は毎週水曜日を休館日とする通常開館です。どうぞよろしくお願いいたします。あと、新年は1月2日のYBS山梨放送特番内で、金山博物館が取り上げられますので、こちらも、おせちを食べてだらっとしながらご覧頂ければと思います。ロケの内容は最後の日記で触れますので、楽しみにお待ち下さい。

 

12月16日(日)

 土曜日に開催しましたシルバーアクセサリー作り体験教室。講師は、地元峡南高校の生徒と先生方で、お申込いただいた皆様にも定刻通りにお越しいただき、無事に開催することが出来ました。当初16日に予定していた教室でしたが、当館が選挙会場になるためホールが使えなくなってしまうので、急遽、選挙日程が発表された後に代役で来てくれた学生もおり、指導する、ということがまったく初めての学生もいましたが、各自頑張ってくれ、体験者の皆さんも楽しんでくれました。
 3回目になる体験教室。何度か参加することで、要領を知っている人もいましたが、何度やっても一発でうまくいかない作業もありました。ずっと携わってきて一番内容は把握しているスタッフとしても、感想は「何度やっても難しい…」です。溶かして伸ばす、まではいいのですが、問題は、デザインを伸ばすときに転写する作業が難しいのです。紙の厚みと金属の厚みが良い感じのところでローラーに入れないと、きついと延びすぎてデザインがゆがむし、圧が弱いと、それはそれでデザインが写らない、というシビアな作業なのですよね。
 何度もやり直しが必要になった方も何人かいましたが、それはそれで楽しんでいた様子。もちろん、一発で出来上がってくれればこちらとしても嬉しいのですが、とはいえ、一度で絶対に完璧に仕上げられ程までのアドバイス出来る技量がございませんで…。ということで2月9日にも第2回目の体験教室でリベンジ!という人もいらっしゃいます。そして、新たにチャレンジしてみたいという方、どうぞ博物館までお申込ください。
 今日辺りは少し寒さが和らいで暖かく感じました。とはいえ、博物館は相変わらずでしたけど。投票に来る人が「外はあったかいのに、中が寒いねえ」というくらい。いずれにしても、明日も少し寒さが和らぐといいのですが。  

 

12月14日(金)

 ここしばらくの博物館館スタッフの合い言葉は「さむい~」です。朝、館へ出勤時、それこそ館内は氷点下に近いのです。外のテント下のテーブルは、フキンで拭いている側から、うっすらその水分が薄氷になっていくのです。「お~、テーブルでシャーベットが出来る」。そんな日々の驚きを楽しみながら、この寒さを耐え凌いでいます。
 しかし、やはり体調を崩す人も…。もちろん、日々の疲れもあるのですが、K君はこの寒さがだめ押しとなり、風邪を引いてしまいました。今日もその風邪をフルマラソンに例え、「現在36キロ地点を通過中です。」と。昨日も36キロ地点でしたけど。「夕べは20キロ地点まで戻りました」とも。まあ、暖かい所がいいんですが、暖かい所がないのがこの博物館。今日、K君はちょっと別件で外に出て、帰ってきたときに出た言葉。「外は暖かいですよ~」にこにこ。でも、5分後には「寒い!」。それほどに寒暖の差が激しいのです。ずっといるとその差も分かりませんが。とにかく、寒いですから、体調を崩さないように十分に皆さん気をつけましょう。
 さて、博物館は日曜日に選挙投票所になります。その準備で、職員の皆さんが準備に訪れていますが、まず第一声が「さっむ~」。さらに、博物館で一番暖かい事務室に入っても、「俺、ここで作業出来ないです!」という人も。いや~、慣れって恐いですね。「いやいや、めっちゃ暖かいんだけど」と返すと「いやいや、めっちゃ寒いですよ」。そんなやりとりがネタになるくらいの寒さなのです。まあ、ちなみにスタッフは全身カイロくらい、付いてますけどね。暖房器具が基本的に効かないので、自分を暖めるしかないのです。
 そんな恒例の「寒いネタ」はこっちに置いておいて。
   明日は「シルバーアクセサリー作り体験教室」です。ちょうど定員の10名様がお見えくださる予定ですが、十分に暖かい格好でおいでくださいね。ご用意いただく物は特にありませんが、あると便利な物、程度は参加お知らせの用紙に書いてありますので、もう一度ご確認ください。また開始時間は12時半から。少し早めのお昼をいただいてお越しくださいね。
 それからそれから、16日は、扉にも書いたように選挙投票所となります。投票においでの方はエントランス入って左奥の多目的ホールが投票所ですから、そちらへ。お帰りの際は、売店でしいたけ茶をお出ししておりますので、召し上がっていってくださいね。そして一般の来館のお客様は、受付カウンターにてご観覧及び体験チケットをご購入いただき、館内を楽しんでください。もちろん、売店で一休みしていってくださいね。
 そう言えば、数日前に今年の一文字は「金」になりましたね。すでに数日経過していますから、今更感がありますが、 まあ一応触れてみました。ただ、実は「そうかなあ~?」なんて思っている人も多いのかな~なんて思う一字だよね~」と、金山スタッフ同士では言ってたりしましたが、皆さんが思い浮かんだ一字は何でしたか。
 

12月9日(日)

 12月です。「師走」とはよく言ったもの。読んで字の如く、皆、走り回るような気忙しさでしょう。昨日の夕方は、風も強かったせいか、この辺りでも雪が舞いました。体調崩している人も周囲で多く見かけるようになりました。今、元気な方も十分に気をつけて、今から良い年末年始を迎えられるように、体調も整えておきましょう。
 さて、来週15日(土)は「シルバーアクセサリー作り教室」が開催されます。3年目の事業ですが、シルバーアクセサリーを自分で作ることが出来る楽しいイベント。クリスマスに向けて家族やお友達にプレゼントとして用意することも出来ますよ。2月にも開催いたしますが、第1回目の今回は、定員10名としていますが、まだ若干の余裕がありますので、ご興味ある方は是非博物館までお申込ください。
今年のイルミネーションは一本集中!
 さて、この時期、各地でイルミネーションの話題がもりだくさん。身延町とのイルミネーションと言えば、西嶋ですね。今年もニュースなどでも取り上げられ、話題になっています。空気が凍てつくこの季節。光はより綺麗に見えます。冬の花火もそうですよね。イルミネーションも同様で、やはり空気が澄んでいる時期にはとても綺麗に見えます。西嶋は正月まで点灯していますのでお近くにおいでの際は、是非ご覧になっていって下さい。
 さて、博物館でも毎年飾っているイルミネーション。今年は駐車場真ん中の紅葉の木に一本集中!けやきと違ってモミジは脆いので、セッティングも一苦労。男子スタッフ、スリリングな木に登り悪戦苦闘の末、出来上がったのが今回のイルミネーションでございます。しかも、今年は今まで点けたことがない博物館の壁面。ここにナイアガラ風に垂らしてみました。おいでの際は、この苦労の結晶を是非ご覧になっていってください。ちなみに写真は昼間の風景だから、光るところに、ココ!って注釈つけてみました。ということで、午後4時半から夜の10時まで点灯しますので、見てください。
 

12月1日(土)

 早いですね。あっという間の12月。今年もあと30日程で終わりです。そうこうしているうちに、中旬、下旬となり、あっという間に大晦日、そしてお正月を迎えるわけです。毎年の事ながら、気ぜわしい月です。"今年のやり残し"が少しでもなくなるよう、それぞれに計画的に日々を過ごしていきましょう。
 さて、前回の日記でも書きましたが、寒くなってきました。そう!そして博物館は日陰だから寒いんですよ。さらに今日あたりは風がすごかった。 北風ピープーどころではなく、竜巻か?と思うくらいの勢い。いろんなものが巻き上がり、さらに正面玄関には、掃いても掃いてもキリのない落ち葉達がこんもりと山積みに…。どんだけズボラなんだ?と思われるんじゃないかというくらいの落ち葉のつもりっぷりでした。この風は明日も続きそうです。いずれにしても、風が吹くとさらに寒いので、ご来館くださる計画をされている方、出来るだけ暖かい格好でおいでくださいね。
 砂金採り体験室では、水槽の水は冬はお湯になりますから、安心してお出かけ下さい。必要なのは腕めくりだけです。今日も団体のお客様が、楽しそうに遊んでいってくれましたよ。そんな砂金採り。貴方も是非!レッツトライ。ということで、明日の日曜を利用して遊びに来てください。

 

11月

11月29日(木)

 さて、先ほど、カレンダーを見たら『もう12月!?』と叫んでしまいました!!寒いわけですよ、もう12月なんですから!連日、朝起きてテレビを点けると、『朝の冷え込みが一段と厳しくなってきました。』なんてニュースが流れています!めっきり寒くなってきて、博物館の周りでも、風邪を引いている人が多くなってきました。皆さん身体には気を付けてくださいね!
 さて、身延町の冬の名物!『西嶋イルミネーション』毎年来ている人も多いのではないでしょうか!!今年も12月1日(土)から点灯するようで、準備の様子が身延Lifeブログこのリンクは別ウィンドウで開きますに掲載されていますのでぜひご覧になって下さい!西嶋イルミネーションは地元の人たちが、準備から運営まで自分たちで協力して行っています。さらに、週末にはあったかい「すいとん」や「ゆず湯」を無料で振る舞っています。すべては、地元の人たちの『おもてなしの心』で運営されています。簡単には真似できないですね!!見に行ったことが無い人はぜひ行ってみてください!感動すること間違いなしです!!

 おっと、もう一つ連絡が。先日の身延町婚活イベントこのリンクは別ウィンドウで開きますの内容がこれまた身延Lifeブログ内にアップされています。ぜひぜひ見てください!!そして、"我こそはと思う強者は次回ぜひぜひ参加してください"!!(強者って、相手をやっつける訳ではないんですがね!笑)
 週末にかけて天気が悪くなりそうです。博物館にお越しになるときには、暖かい格好でお越し下さい。土日に来る方は、ぜひ西嶋のイルミネーションも一緒に見ていって下さいね!!

11月23日(金)

 博物館には本格的な冬が到来してきました!さすがに体験室の水槽のお水は、真水のままでは、冷たすぎるのでお湯を投入しております。売店にあるストーブも燃料満タン!フル稼働しておりますが、そこは節電・省エネを実践している金山博物館。お客さんが帰った後には、泣く泣く消灯しております。まあ、風邪を引いたら本末転倒ですので、無理はしない程度に節電・省エネに努めていきたいと思います。
 極寒の博物館の入口には綺麗な菊が咲いております。これは、身延町常葉在住の依田良平さんのご好意によるもので、お花が少なくなるこの時期、博物館を訪れるお客さんを楽しませてくれます。博物館に来た際にはご覧になって下さいね。

 さて、前回の日記でお伝えしたとおり、18日(日)に身延町婚活イベント第3弾【TREASURE IN MINOBU】が開催されました。総勢24人の男女が「覚林房」「湯之奥金山博物館」にて、カップル成立を目指して交流をしていきました。と、ここまでは前回の日記に載っているわけですが、皆さんの興味は、『何組のカップルが成立したのか?』。
 ちなみに、今年開催した身延町婚活プロジェクト(通称:MKP)は、今年スタートということで、婚活イベントの開催実績が多い『婚活de八ヶ岳推進委員会』にご協力をいただきながら開催をしてきました。今回も2名の方が協力をしていただきました婚活de八ヶ岳推進委員会さんに聞いたところ、
 「これぐらいの人数で開催する場合、1組成立すれば御の字!最大でも5組ぐらいですね!もちろん成立しない場合もあります。」
 なるほどなるほど。ちなみに身延町婚活イベント第1弾は【3組】、第2弾は【4組】と、かなりの高確率でカップル成立しております。
 そして、お待ちかねの今回の結果発表~~~、(ドラムロールスタート!)デレデレデレデレデレデレ~デデン!!
            【2組】のカップルが成立しました
 3組→4組と来ていたので、「5組!?」と、期待をした方もいたと思いますが、今回は2組でした。博物館スタッフの胸の中には「カップルが出来なかったらどうしよう…」という不安もありましたので、無事に2組できて一安心しました!カップルになれなかった方々、残念でしたが、また次回参加してください。もちろん、金山博物館にも遊びに来てくださいね!!
 と、後日談ですが、今回参加者の博物館の案内から体験指導までをスタッフK君が引き受けました。「目立ちすぎて、婚活の邪魔をしてはいけないし、あまりにも淡泊に案内をして、金山博物館の印象が残らないのもダメだなぁ。」悩んだK君。参加者の会話の時間を取れるように早口で、さらに最小限の説明でご案内を行ったわけです。後日、MKPのスタッフがイベント開催のお礼を言いに博物館に来ました。「上手な案内だった」と褒めてくれるのかと思いきや、「よく噛まないで喋れるね」……って、そっちかい!
 次回の婚活イベントにはふるってご参加下さい!!と、しめたところですが、本来は22日にアップする予定の日記が、日頃日記を書き慣れていないため、23日のアップになってしまいました!ということで、本日から3連休ですね!ぐずついている天気で博物館も寒いです。ご来館の際には、暖かい格好でご来館下さい。

11月19日(月)

 11月も半分が過ぎ、12月を迎えようとしています。テレビやショッピングセンターでは、クリスマスツリーが設置してあったり、クリスマスイベントのイベント・イルミネーションの宣伝が始まりましたね!1年が経つのは本当に早いとしみじみ実感している今日この頃です。
 さて、昨日の18日(日)には、『身延町婚活イベント第3弾【TREASURE IN MINOBU】』このリンクは別ウィンドウで開きますが開催されました。
 午前中の宿坊散策・精進料理や一日の流れなどは、身延町婚活プロジェクト(通称:MKP)6人衆が身延Lifeブログ内で報告していただけると思いますので、博物館日記では、金山博物館での「参加者の様子」や「スタッフ裏話」を中心に観戦記を書かせていただきます。なお、MKP6人衆の開催ブログが更新されましたら、博物館日記でお知らせをさせていただきます。
金山博物館に紅葉を見にいこうよう

 婚活プロジェクト当日、空は雲一つない青空が広がり、さわやかな秋晴れとなりました。博物館の周囲の山々は赤や黄色の鮮やかな色に変わってきました。駐車場の木も例年以上に綺麗に色づいているので、ここで一枚!『パシャッ!!』綺麗な紅葉→ですね!カメラマンの腕が良いのかな!!
 な~んて、紅葉はさておき、前置きが長くなりましたが、身延町婚活イベント第3弾【TREASURE IN MINOBU】の参加者は男性12名、女性12名の計24名が参加。午前中に身延山にあります「覚林房」にてレクリエーションをし、精進料理を食べてきた一行は、まず2人組のペアで博物館の観覧をしました。ジオラマ映像の冒頭、おときさんの「親方、いつまでも一人もんじゃぁ困るらぁ!」の一言で参加者の失笑を買い、場が和んだ一行はそのまま体験室へ!
 砂金採り体験をした方は分かりますが、普通に体験すると、自分のお皿に夢中になり、無言でパンニング!普通の観覧・体験に来た団体と変わりません!そこで、考えました!これまた、2人組のペアを作っていただき、2人でお皿は1つ、小ビンを2つ用意。「2人で一緒にパンニングするんですか?」 いやいや、2人で交替しながらパンニングしていただきましょう!そうすれば、やり方が分からない時には、ペアの人が『手取り・口出し』コミュニケーションを取りながら行えます。さらに、自分が採った砂金は相手にプレゼント!ということで、もし砂金採りに夢中になっても、自分のために砂金取りをしているわけではなく、相手のために一所懸命になっているように見えるので好感度アップ↑↑ 博物館スタッフは考えました!
 さらに、体験室の水槽の中には、古銭のレプリカが仕込まれ、古銭が出たペアはプレゼントが当たる特典付き!
 さらにさらに、古銭だけではありません。水槽の中には博物館の学芸員手作りの『ハートの砂金』も入っているのです。題して

        【ハートの砂金と異性のハートをダブルでがっちり掴んでいただきましょう作戦】

 スタッフが採り方を説明したあと、いよいよ30分間スタートです!
 早速、「おぉ~!!ハートの砂金が出ました~」開始10分足らずで1人の男性ハートの砂金をゲットォ!喜ぶ女性!躍起になってパンニングする周囲の男性陣!
 「よしよし、もっとハートを掴むのだぁ」スタッフが心の中で叫んでおります。しか~~し!!
 20分経過、「……(ハートの砂金は出ず)」
 30分経過、「……(ハートの砂金は出ず)」
 「皆さん、時間になりました~!」…結局、ハートに加工するのに叩き伸ばし過ぎちゃったようで【1個】しか見つかりませんでした!(反省)

 砂金採り体験で楽しんだあとは、フリータイムということでペアやグループになって、足湯に入ったり、ロビーで話をしたりと各々で交流をしていきました!
 さて、最後まで読んでいただいた方々、一番の興味がある【果たして何組のカップルが成立したのか】というところですが、後日博物館日記にて報告をさせていただきますのでお楽しみに!!
 今日はここまで。お付き合いありがとうございました。
 

11月13日(火)

 扉にも書きましたが、山々の色づきも良い感じになってきたのと同時に、博物館周辺の落ち葉もますます勢いとどまることなく舞い落ちています。これで焼き芋を焼いたらさぞかし美味しいだろうと、朝な夕なに、手が空くとスタッフは一生懸命落ち葉を掃いております。落ち葉を掃くと言えば、もちろん使う道具は「竹ボーキ」。これがとっても大事なんですよ。しかし、最近の大量生産品にありがちな竹ボーキは、非常に軟弱で、すぐにへたってしまいます。一週間もたないのですから。すぐに先はなくなってしまう上に、柄の部分も、太さがまちまちで細いもの有り太いもの有り…。まだ太い方がマシです。細い柄の箒は、掃くときに力も入らないし、箒の先の重さに、柄自体が耐えられずぐらぐらするのです。このグリップ部分がとても大事なんですよ。
 ということで、スタッフが落ち葉を掃く時に登る話題。最近は「竹ボーキ」の性能について、です。Aリーダー曰く「柄がいちいちついているやつじゃなくて、昔ながらの、竹を束ねたやつがいいんだわ、それが最近はなかなかねーんだよなあ」。K君は「ほら、このホーキ、意外にいいっすよ。これ、まだ使える」。対して「こんなホーキじゃ実力が発揮できん!ダメだよ。ほら、全然葉っぱがはけない。3倍疲れるわ!」。Sさんはそれを聞きながらにこにこ。と、そんな楽しいお掃除タイムが、朝、恐ろしく冷え込む駐車場で繰り広げられているわけです。しかし、そんな苦労はよそに、ひと風吹けばほぼ元通り。まだまだ落ち葉との格闘は始まったばかり。是非とも、今シーズンは手にしっくりなじむ最良の竹ボーキを手に入れたいものです。
 さて、今年も残すところあとわずか。年末年始にむけていろいろ準備中。そうそう売店では、またこの時期に合わせた博物館ならではのお得な福袋も用意しております。今年は少し早めに年末最終日の一週間前くらいから販売開始して、お正月に活用していただければ、なんて考えております。楽しみにしていてくださいね。

11月10日(土)

 暦の上では冬。周囲の山々はちょうど今が紅葉まっさかりな感じですね。博物館周辺も綺麗に色づき始めました。
 これから少し天候も崩れるようですから、今日の日差しは洗濯物もよく乾きそうですし、貴重です。有効活用しましょう。
 身延町の紅葉と言えば本栖湖へ抜ける国道300号線の「甲州いろは坂」。つづら折りの道ですが、今日のようなお天気が良い日にドライブは今の時期最高だと思いますよ。運転には十分に気をつけて是非、ドライブがてらお出かけ下さい。そして、金山博物館へお立ち寄り下さいませ。

11月5日(月)

 昨日は晴天でしたが、今日はまたどんより、少し天気が崩れるようです。ただ、朝晩ますます冷え込んできました。そのせいか風邪引きさんがたくさん周囲にいるような感じがします。まだ、大丈夫という人も風邪を引かないように気をつけましょう。
考古博物館学芸課長さんからお出迎えいただきました
 さて、日曜日は見学バスツアー予定通り開催いたしました。こちらは大変気持ちの良い秋空の中、ぽかぽか陽気の中で開催できました。参加者はスタッフ含めて21人。一日で二つの展示会を見ることが出来る企画でしたが、一つは考古博物館で開催中の話題の「インカ帝国展」、そしてもう一つは県立博物館の「黄金の国々展」です。晴天の中、参加者を乗せたバスは一路、考古博物館へ。9時30分過ぎには考古博物館に到着出来たのですが、この時間で既に入口で列が出来ており、もしかしたら今日は入場制限かけないとならないかも、という向こうのスタッフの言葉。とにかく、展示会のその人気ぶりを目の当たりにしました。そんな多忙の中、考古博物館の保坂学芸課長さんにご挨拶をいただき、参加者の皆は期待に心躍らせながら、入館しました。今回は、どちらの展示会も、館内では出発時間まではそれぞれに自由観覧で見ていただくようになっていましたから、必要な人は音声ガイドを借りたりとそれぞれの自由な見方で時間を使っていただきました。
みよ!この長蛇の列!
 それにしても、当然入口から列をなしているのですから、館内も当然、列になって展示を見ていました。"牛歩"のような歩みでゆっくりと展示ケースの前を解説を読みながら通過していく訳ですが、後ろに戻ることも出来ないくらいの盛況ぶり。この展示会で目玉ともいえる4体のミイラや3Dシアターなどは特に人だかりですが、それでも、約2時間ほどの観覧時間を十分に、それぞれに楽しんでいただけました。
 最後の売店コーナーではインカ帝国の企画展らしい、彩り豊かな小物が並んだコーナーやお菓子、ポストカードなど、グッズ販売もあり、皆さんそれらを手に取っていました。それぞれにいろいろと購入していたようですが、お気に入りが見つかったんですね。さて、考古博物館で御礼を述べて館を出たら、約1時間の昼食時間を挟んで県立博物館へ移動です。
県立博物館でもご丁寧な解説をいただきました
 この日は記念講演もあり、その講演会を聞かれたい方はこちらを。展示会を見たい方はそちらを、という選択方式の見学をしていただき、やはり、約2時間半ほどの時間を、企画展示と常設展示を御覧いただきながらそれぞれに楽しんでいただきました。県立博物館を午後4時に出発。博物館には予定通り5時過ぎくらいに到着しました。参加された皆様は、歩き疲れもあったかと思いますが、大変喜んでいただき、充実した一日だったとおっしゃってくださいました。ありがとうございました。また、見学会開催にあたって、いろいろとご協力いただきました2施設のスタッフの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
 秋の2つの見学会も無事に終了。年内の事業シルバーアクセサリー作り教室。こちらも奮ってご参加ください。しかし、今年も早くもカウントダウンが始まりましたね。なんだかんだとあっという間に年末が近づいてくるのですよね。掃除も少しずつしていかないと、思いつつ。おっと年賀状も用意し始めないと。今年用意すべきはヘビ年。ヘビのデザインって意外に難しいんですよね。博物館年賀状も現在、スタッフ頑張ってデザイン考案中です。
 

11月3日(土)

 今日はどんより曇り空で、気温も余り上がらないので薄寒い感じを受けます。博物館は“薄寒い”ではなく、すごい寒いんですけどね。 「そんなこと書いたら寒いと思ってお客さんが来てくれないじゃないですか!」と制止するスタッフの言葉をよそに、この文章を打ち続けます。 もっとも、当館開館から16年目。HPもなんだかんだと10年近くやっているわけです。スタートから読み続けておられる方も中にはいらっしゃることでしょう。 毎年この時期には「ここは特別寒い!」というようなことを書いていますから、まあまあ大丈夫でしょう。っていうか、寒いことを知っていただいた方がいい。うっかり上着も持たずに薄着で来たら風邪ひいてしまいますからね。ということで、しっかりあったかくしておいでください。体験室の水槽はお湯です。それから、11月になりましたので、ストーブもいつでもスタンバイOK!安心しておでかけください。
 ちょうど、紅葉情報も流れ始めています。近隣ですと、博物館周辺の山々はもちろん、300号線の紅葉も綺麗に色づき始めましたから、お天気の良い日にはドライブがてら、山の中を走ってみるといいですよ。
 さて、明日の日曜日は、博物館見学事業を開催。ご参加お申し込みされている方には、参加要項を送らせていただいております。集合は明日の朝、8時半くらいまでにおいでいただき、40分には出発という形になりますので、遅れないように余裕をもっておいでください。それから、寒くない格好でおいでくださいね。もちろん、博物館は通常開館しておりますので、遊びにおいでになることを計画されている方は、是非お出かけください。

10月

10月28日(日)

 お天気が崩れて今日は随分と冷えます。体験室の水も、数日前からいよいよお湯に切り替わりました。ただ、ストーブはあと数日ですが11月になるまで我慢しようかなといったところ。これからストーブが欠かせない日々が春まで続きますから、それに備えて少しでも節約しないとといったところです。
 しかし、冷え込むと紅葉がぐっと進みますね。もちろん、まだまだ緑の方が多いのですが、周囲の山にも赤や黄色がちらほら目にはいるようになってきました。今年は綺麗な紅葉を見ることが出来るといいのですが。
 さて、先週の遺跡見学会も無事に好評の内に終えることが出来ましたが、今週末の4日は、見学会第2弾のバスツアー。行き先は山梨県立博物館で開催中の「インカ帝国展」と、山梨県立博物館で開催中の「黄金の国々展」です。現時点で、ほぼ定員ではありますが、もし、ギリギリ行きたい!という人がおられましたら、博物館までご連絡ください。既にお申込いただいている方には火曜日くらいに参加要項がお手元に届くように郵送いたしますので、よろしくお願いいたします。
 

10月25日(木)

 日中は爽やかな秋空が広がり、博物館駐車場からも青々とした空が綺麗に見えます。紅葉を控えた山々とのコントラストがまた綺麗です。赤く色づき始めるとまた違う雰囲気が楽しめますが、紅葉まではもう少しですね。
 しかし、季節が進むにしたがって随分と肌寒くなってきました。博物館はもうすっかりこの時期日陰になっており、かなり冷え込んできました。先日、ストーブもエントランスに出して、これで冬支度万端。今日あたりはベストだと寒かったので、黄色いスタッフジャンパーも着始めました。皆さんもうっかり風邪をひかないように気をつけてください。そして博物館に遊びに来てくれるお客様方。毎年のことではありますが、予想以上に館内は冷えます。一枚多めがちょうどいいくらいですから、そんな心づもりでお願いいたします。もっとも、砂金採り体験の時は、上着は脱いだ方がやりやすいし、やっているうちに暑くなってくるかもしれませんが。意外に真冬なのに汗だくになってやっているお客様を見かけることは多々ありますよ。
 

10月22日(月)

 さて、日曜日午前中の日記を受けて、本日更新です。
 そう、昨日はすばらしい秋晴れに恵まれた中での、遺跡見学会が開催されたことは、昨日の日記の通りで、見学会の行き先は湯之奥・茅小屋金山遺跡と、本栖湖畔に広がる川尻金山遺跡でした。その詳細。

 不測の負傷のために泣く泣く博物館に残ることになり、心なし嬉しそうな表情のK君を含めた博物館スタッフの見送りを受けて、バスは一路、茅小屋金山遺跡へ。昨年の台風被害を大きく受けた茅小屋金山遺跡の概要を、朝の説明の中で聞いていた参加者の皆さんですが、乗用車くらいの大きさの石がごろごろする入ノ沢の様子に、歩き始めから大変な水が出たことを改めて実感しながら、歩みを進めていきました。茅小屋入口から遺跡まではおよそ40分~1時間。足場も悪いため、高低差はあまりない遺跡ですが、ただり着くまでがそれなりに悪路で大変です。さらに今回は遺跡の状況や様子を見ながらだったので、ちょうど1時間でした。
 大きく損壊した宮屋敷テラスの様子、茅小屋中心テラスを見ながら、今後、こうした遺跡遺構をどのように保全していけるのかということをそれぞれに考えてみてほしいということを伝えながら、博物館へ戻りました。

 今回はお昼ごはんを博物館で取ってから川尻金山へ向けて出発。川尻は、茅小屋と違って車から降りて歩く距離もさほどなく、現地にたどり着くことができます。博物館に戻った際、ここから合流してくれた参加者が3人。人数も少しにぎやかになって川尻へ向かいます。
川尻金山では、「浩庵キャンプ場」を経営されている赤池さんにも合流いただき、説明をいただきながらの見学となりました。実は、赤池さんのお父様は川尻金山最後の所長を務められており、赤池さんご自身は幼少期の記憶しかないがかつての様子で話せることがあれば、と、博物館からの依頼にご快諾くださりご同行いただいたものです。そういった意味でも非常に内容の濃い見学会となりました。

 さて、現地までの道はキャンプ場の入口から野を越え川を越え、です。基本的にほとんど登る所はないので、楽々ではあるのですが、そうはいっても山ですから多少はアップダウンがあります。
 実は博物館から合流した3人のうち、1人はK君。茅小屋から帰ってきてから、

 「足、大丈夫?」「大丈夫です」「じゃあ、行こうか、大変な所は歩かなくていいよ」

 少しブルーになった表情のK君もバスに乗り込みます。そんな顔芸はいらないよ、K君。

 なんやかんやとバスで約40分程の時間をかけて本栖湖への300号の道を進み川尻金山へたどり着き、赤池さんと合流し、現地へ向かいました。最初に目にしたのは6番坑道と言われる大きな穴。入口の高さは2mちかく奥行きも7m程あります。古い金山跡と違って、坑道の大きさも中で作業できるようなスペースも確保されています。 この坑道は簡単にたどり着くことが出来るのですが、次の所への移動は多少登ります。 ここまでなんとかやってきたK君。捻った足で河原の石を歩くのは痛いでしょうから、ここでAリーダー

 「おう、K、もうここまで来たからいいわ。ここで待ってろ」そこは干上がった河原。
 「えー?よりによってここですか?こんなところで1人待ってて鉄砲水でも来たらどうするんですか!?」(いや、お空はピーカンで水なんかこないこない。)

 そんなやりとりをよそに、さらに移動します。

 10分ほど歩いて、川尻金山の採掘中心テラスに到着。撮影用ライトで内部を照らし、坑道の中を確認。5番坑道は二股に分かれた大きな坑道で全員入ってきてもまだスペースがありました。中にはかわいらしい蝙蝠が数匹吊るさっていましたが、ライトで照らされたことで彼らの眠りを妨げてしまい、飛び出す蝙蝠も。
 坑道内部を確認した後、さらにその奥のテラスがある場所まで移動し、石積みが綺麗に残っているテラスへ移動し、以前は確認していなかった試掘坑などの新発見もあり、ちょうど予定時間となり、現地を後にしました。この時期、山の中は3時を過ぎるとずいぶんと薄暗くなります。 駐車場まで戻り、赤池さんにお礼を言いながら、川尻を後にしました。ご同行いただきありがとうございました。さて、博物館に戻ったのは定刻通りの4時半過ぎ。皆さん1日大変楽しかったという感想をいただき、1年ぶりの復活見学会は無事に終えることが出来ました。今年の見学会はこれで終了。次年度の見学会も楽しみにしていただいておりますが、またいろいろ選定して行っていきたいと思います。
 ところで、先にバスに戻っていたK君。「足は?」と聞くと「ぼちぼち大丈夫です。ひとりさびしくここまで戻ってきたんですから」 この一連の中での教訓。“長靴で山を歩いていいのは、山慣れしている人”ということです。

 さて、次回の見学会第2弾は11月4日の「インカ帝国展&黄金の国々展」のバスツアーです。お申込みくださっている皆様には開催5日前くらいまでに、参加要項をお送りいたします。こちらも屋内ではありますが、天気に恵まれると良いですね。
 

10月21日(日)午前9時

 本日は、昨年台風の影響で開催できなかった『遺跡見学会』を開催しております。今回のコースは、午前は「茅小屋金山」を見学し、博物館にて昼食休憩を取った後、午後は本栖湖に場所を移して「川尻金山」を見学!という稼働期の違う二つの金山を一日で見学する”欲張りコース”になっております。天気は秋晴れ?というのか、空一面に青空が広がっています。空気はちょっぴりひんやりですが、登山するにはちょうど良い感じです!
 そんなことを考えていたら、今しがた参加者を乗せたふるさと号が勢いよく博物館を出発いたしました!「参加者の皆さん、怪我なく楽しんできてくださいね!」な~んて見送ったわけですが、一つ疑問がでてきますね!遺跡見学会にスタッフ全員帯同しているはずなのになぜブログを更新しているのでしょうか!?

 その謎を解き明かすには、『2日』時を遡ります。今回の遺跡見学会で登っている「茅小屋金山遺跡」ですが、昨年9月の台風の影響で道が崩れたり、大きな石がゴロゴロ転がっていたりして、登っていくのに一苦労、二苦労してしまいます。そこで、見学会の2日前の19日(金)にスタッフ3名で茅小屋金山に登って登山道の整備をしてきました。登りながらロープを張り、足場を作り、茅小屋金山の現地確認まで無事に済み、Aリーダーの「よし、博物館に帰るぞ!」のかけ声で下山への1歩を踏み出したK君に悲劇が~~!左足をのせた石がぐらぐらと崩れ、K君は左足を捻ってしまいました。痛めた左足を引きずりながらなんとか下山をし、博物館まで帰ってきましたが、この状態では21日の見学会には参加できない!!泣く泣くK君は登りたい気持ちを抑え、博物館にお留守番することになりました!
 ということで、このブログを更新しているのは、左足を負傷したスタッフK君でした!博物館でK君を見つけたら慰めてあげてください。はぁ~、痛い痛い(×。×)

 詳しい遺跡見学会の様子は後日ブログにてお知らせしますので、また読みに来てください。
 

10月14日(日)

 夏の日差しが遠い昔のように、外は秋空になってきました。秋といえば、運動の秋!秋の名物、運動会も大方開催が済んだのでしょうか。しかし、博物館では、毎年・毎朝恒例の落ち葉掃きが始まりました。出勤してすぐに駐車場の落葉を掃くのですが、掃いたうちから葉っぱが落ちてきます…。せっかく綺麗に掃いても、お昼過ぎには朝の状態に元通り…。博物館の後ろに山があるので、これから秋が終わるまで毎朝続きます。駐車場を掃いているスタッフを見つけたら、慰めてあげてください(笑)。
 さて、身延町の特産には、皆さんご存知(?)『曙大豆』があります。知っているかと思いますが、知らない方のために曙大豆について説明しますと、曙大豆とは、通常の大豆より二回り以上の大粒で甘味が強いのが特徴です。そして、地域性が強く生産量が限られており、入手が難しく「幻の大豆」と言われ、収穫期の数日しか出回らず、とても希少な大豆なんです。詳しくは、身延町商工会のHPをご覧ください。
 そんな曙大豆の収穫体験が町内5会場で13日から開催されています。その収穫の様子が、身延町のブログ『身延Lifeブログ』にて紹介されています。…あれ。身延Lifeブログ内で豪快に収穫した方を紹介した中には、見たことある顔も!?もしかしたら、貴方かも知れません。すごく山盛りに採ってますね!うらやましい!!

 と、まあ、そんな収穫体験を3会場では、来週20日(土)・21日(日)も開催されます。そして21日には、当館事業の「秋の遺跡見学会」がありますので、『20日に収穫体験をして21日には遺跡見学会に参加をする』なんて贅沢な2日間も良いですね!遺跡見学会の人数は若干名あきがありますので、行きたい!という方は博物館までお問い合わせください。
 

10月9日(火)

 秋晴れが続きますが、今朝辺り、朝晩はこの秋一番の冷え込みというくらいでした。博物館は早くも日差しが恋しい季節がやってきた感じです。
 さて、「これからの行事予定」でもお知らせいたしておりますが、秋の遺跡見学会、順調にご参加希望をいただいております。ありがとうございます。まだ、受付中ですから、持ち物などの詳細なお知らせは見学会の一週間前くらいまでにお送りさせていただきますので宜しくお願い致します。

 秋も深まると、裏山からの容赦ない落ち葉攻撃が毎日続きます。今日は、お天気も良いので、博物館駐車場にある大きなケヤキの枝打ちをしました。かねがね、通行している人に怪我があっては困るということで気にしていた枝です。大木ではあるのですが、30年くらい経つ木なのでしょう。枯れた枝なんかもありまして、ぽきぽき折れます。しかし、いかんせん大きいですから、簡単に枝打ち、というわけにはいかずチェーンソーで枯れた太い枝を落としました。たかだか4mくらいとはいえ、その高さから落ちる枝の衝撃。かなりな物ですから、今日、気になる部分は処理できて良かったなあという感じです。もっとも博物館周辺、リバーサイドにもいろんな木が植えてあって次の目標はリバーサイド周辺に植えてある柳の枝。これも大風が吹けばすごい量の枝が飛散するのです。脆いんですね。ですから、枝の部分を剪定したいところですが、今日辺りは駐車量が多いので、うっかり車に枝がぶつかってはいけませんので、今日の枝打ちはひとまずこれで終了。
 いろんな木と言えば、博物館の裏山にはシイノミもたくさんあって、去年は豊作だったのですが、道路に落ちている量を見てみると今年は少なめのようです。春先が寒くて、夏が暑かったせい、とも言われていますが、いずれにしても、熊が激やせしているとか、いつにも増して民家の方に降りてくる、というようなニュースを耳にして、自然の状況を見ると、確かに今年は山の物が不作なのだろうかと感じずにはいられません。
 先の3連休も多くのお客様がお見え下さいましたが、秋の行楽シーズンはまだまだこれから。またこの週末もいろんなイベントがありますので、峡南方面へお見えの際は、是非博物館に立ち寄っていってくださいね。
 

10月2日(火)

台風の被害もこの辺りは今回は特になくよかったです。ということで次の週末3連休は、お天気にはそこそこ恵まれそうです。 10月の3連休と言えば、いろんなイベントが秋空の下、開催されますね。やはりワイン王国・山梨では 甲州かつぬまぶどう祭りも開催されますから、そんなイベントも楽しみながら山梨にお出かけいただき合わせて博物館へも遊びに来てください。
 10月は町内でもいろいろありますよ。この週末、人気の下部味噌の蔵出しこのリンクは別ウィンドウで開きますとか、万灯行列このリンクは別ウィンドウで開きますとか、時期を同じくして始まるのが曙大豆の収穫体験なんかもありますから、こちらも是非ご参加してみてください。まさに秋の収穫祭り。

9月

9月30日(日)

 9月最終日の日曜日、台風接近している中ですが、多くのお客様がおいでくださっています。この辺りの台風の影響は今日の夕方からがピークのようですが、 とにかく十分に注意しましょう。
 さて、扉にもありますが、秋の遺跡見学会。昨年は台風の影響で開催中止となってしまった事業ですが、今年はなんとか開催出来そうです。場所は、遠方ではなく本栖湖畔にある川尻金山。そして合わせて、昨年台風被害で大きく形の変わってしまった茅小屋金山遺跡。この二つの遺跡を午前と午後で見学しようという日程です。多少ハードに見えますが、茅小屋金山遺跡は片道40分ほどですし、川尻はほとんど登山はありませんので、行程的にはさほどハードではないわけです。こちらの開催期日は来る10月21日(日)です。参加無料。参加希望の方は当館までご連絡下さい。
 そしてあと一つは、見学バスツアーです。場所は山梨県立考古博物館と、山梨県立博物館の2館。午前中には考古博物館の「インカ帝国展」を、午後には県立博物館の「黄金の国々」展を見学。県立博物館ではちょうど記念講演も開催されており、展示を見るか講演を聴くかのいずれかを選択することも出来ます。参加費は1000円。2館のご協力もいただきまして、博物館事業ならではのお得な料金で御覧頂けます。こちらのツアー開催期日は11月4日(日)。いずれも詳細は「これからの行事予定」をご参考になさってくださいね。
 今はとっても良い天気。これから台風が来るなんて嘘のような青空が広がっていますが、今できる対策はしておきましょうね。

9月27日(木)

 朝晩本当に涼しくなりました。今朝辺りはこちらは寒いくらいでした。それでも日中、日が当たると暑いのですが、風もさわやかだし、夏はすっかり過ぎてしまったな、という感じを受けます。天候に伴って、気に掛かるのは、週末の台風の進路。一つめの台風は何とか逸れそうですが、次に来る台風はどうか。大変心配されるところですが、とにかく事前に出来る対策は施しておきましょう。身延だけではなく、各地においても何の被害もないことを願います。
 秋も深まると、秋の味覚が出回りますね。博物館売店では、ワイン、日本酒を扱っておりますが、この時期、新酒も出回ります。まさに本日当館で入荷するのは「巨峰にごり2012」。商品の詳細はまるき葡萄酒さんのHPこのリンクは別ウィンドウで開きますも御覧いただきたいのですが、素直な感想としては、この「にごり」シリーズは毎年美味しく出来上がっていて、どなたにも好評なのですが、今年もいつにも増して美味しい、という感じ。この時期だけのフレッシュなワインを、ご来館の際にはお車の運転をされない未成年ではない方でしたらご試飲もできますので、試してみてください。
 さて、扉にも書いてありますが、今週末の日曜日30日ですが、11時10分からYBSテレビにて「甲州戦記サクライザー」というご当地ヒーロー番組が放送されます。人気番組で各地のイベントにもサクライザーひっぱりだこ。そんな山梨の人気ヒーロー・サクライザー3rdシーズンの最終回の撮影が、実は身延町で行われていたのです。身延山、和紙の里、など主要観光スポットで撮影が行われており、地元の人も出演していたりします。その中で当館も撮影場所となっていました。博物館で砂金採りもして、駐車場で悪者が戦って…。撮影中は、この映像がどんな風に繋がるのかまったく見当がつきませんでしたが、そのベールがこのオンエアで明らかに!! 9月27日付の身延町ブログこのリンクは別ウィンドウで開きますでも撮影の様子が紹介されておりますので見てみてください。 ちなみに博物館スタッフも何気に出演しておりますので、お時間ある方はどうぞ御覧になってみてくださいね。

9月18日(火)

 秋の3連休、お天気は不安定で多少ぐずついてはいましたが、関東近県はそれなりの行楽日和になったようです。
 金曜日の二重の虹に願掛けしたからかどうかは定かではありませんが、この週末、博物館にも沢山の人がおいでくださいました。ありがとうございました。 さらにさらに連休中日の夕方、有料入館者29万人目のお客様をお迎えすることも出来ました。閉館時間直前になって人が切れることの無かったこの日の夕方でしたが、ラッキー入館者となったのは、県内・南アルプス市にお住まいの渡辺さんご夫妻。伊豆の土肥金山で砂金採り体験をして、また体験がしたくて来館下さったとのこと。特に奥様が大変喜んでくださっていたご様子。館長より記念花束を贈呈され、その後、館長の案内で館内見学の後、砂金採り体験をされましたた。時間が少なくなってしまっため、体験はフルタイムできなかった渡辺さんご夫婦。
「近くにこんな施設があるなんて知らず、さらに初めて来たら、こんな偶然に出会うとは驚きです。また、砂金採りに遊びに来ます。」と館を後にされました。 渡辺さんには、後日、金箔記念入館証をお送りさせていただきますので、楽しみにしていただきたいと思います。
 秋の行楽はこれからが本番。昨年のこの時期は、週末というと台風だの大雨だのと天候に恵まれませんでしたが、今年はsのケース踏襲せずに追い上げたいところ。今週末もたくさんの人がおいでくださることを期待しています。そして、また次の30万人目という一区切りに向けてスタッフ頑張っていきたいと改めて気持ちを引き締める次第です。
 さて、9月も下旬に入るというのに、毎日、日中は蒸して暑いですよね。ここにきて、夏の疲れ、そして少し遅い夏風邪を併発するケースが多いようです。少しでも頭が痛い、のどが痛いと感じたら、家に帰ったらすぐに休養をとって身体を休ませてあげましょう。単純だけど、一番早く症状を重くしない方法ですよ。

9月14日(金)


 夏の疲れがまとまって出てくるこの季節。動いている時は疲れを感じている暇がないという感じなんでしょうね、意外に休むと肉体的な疲れを感じるモノです。いずれにしても、体調は崩さないように、引き続き気をつけましょう。
 ところで、たった今(午後4時30分頃)、ここ博物館周辺ではにわか雨がかなりの勢いで降ってきました。十分ほど経過した現在はすでに止んでしまっていますが、その最中、なんと二重の虹が綺麗に見えました! もしかしたら、角度的にこの博物館からしか見ることが出来ないかも知れないので、皆様に写真でお届けします。こんな感じ!
スタッフも大あわてでカメラ撮影!こんな感じメロディブリッジの背面にレインボーブリッジが!うまい!!

「おーすげー!!」
「カメラ!カメラ!早く早く博物館日記に!」
「いいことあるかな?」
「いいことあるんじゃないですか?」
「いいことあったじゃん、二重の虹を見たこと」
「おー、なるほど。いいもん撮ったなあ~」
男子スタッフ、虹を眺めてしばし感動…ほら、綺麗でしょ?
 ちなみに、二重に見えるには当然理由があるそうで、濃く見える方の虹を「主虹しゅこう」、薄く見える方の虹を「副虹ふくこう」というそうです。雨上がりもそうでうすが、今日のようなお天気雨ですから、虹を見せるために適度な大きさの水滴が空中にたくさんあります。つまりはこの雨粒に太陽光が特定の角度から入射すると,その中で屈折・分光と 反射が起こっていきます。この水滴から出てきた光を見ると虹に見えるということ。ちなみに外側の虹は、色の並びが内側とは逆になるそうです。そこまで見てませんでしたが写真で観察してみるとどうやらそのようで…。


 自然が作り出した不思議な景色。なんとなく良いことが起こった気分になりますよね。
 皆に幸せが訪れますように。そしてこの週末、博物館にもたくさんのお客様が訪れてくれますように。

9月9日(日)

 周囲の山々では相変わらず蝉が鳴いています。夕方になっても相変わらずですが、今までと少し様子が違うのは、路面を見ると蝉の死骸をよく見かけること。一夏の一生を終えて力尽きたその姿には、何となく物寂しさを感じます。朝晩は大分肌寒ささえ感じることもありますし、日も短くなりました。夕方になると周囲は薄暗く、夏休みの間はまだ人が歩いていた時間帯だった午後6時も、最近はあまり人影を見ない時間となってきました。こうしてだんだん季節の移り変わりを感じますよね。
 さて、お客様を悩ましていたアブたちも、個体数がめっきり減り、ハチアブファイターたちは、蜘蛛の巣ファイターへと転身。昼夜問わず巣を作り続ける蜘蛛とは別に、迫り来る新たな敵も出現。さらにその敵はとてつもなく巨大。その正体は…

 裏山の落ち葉!
 皆さん、落ち葉くらいと思うでしょう。とんでもない量なんですよ。博物館は大きな山を抱えていますから、ここにある木のすべての葉が落ちてくることを考えると当然なのですが。今の季節はまだマシですが、それでも、屋上は3日に一回くらいは確認にいかないと、うっかり、雨でも降ろうモノなら葉っぱが排水を塞いでしまって雨漏りの原因になってしまいます。これからピークを迎えると、屋上の葉っぱ除去は毎日。屋上って簡単に言いますが、博物館の造りを外からみていただいてもおわかりの通り、大変複雑な構造をしています。さらに、どうやっていくんだ?っていう場所が多々あって、それなりに注意しないと大けがの元になるのです。まさに舞台裏。
 加えてリバーサイドの広い駐車場と博物館駐車場。掃いても掃いてもキリがなく、掃いたそばから掃いた量と同じだけの落ち葉が舞ってきます。この戦いは12月半ばまで続きます。
 ということで、博物館は純度の高いいい落ち葉が大量にありますから、畑作り、花作りにおいて肥料に欠かせない落ち葉が必要!という方がおられましたら、開館時間中においでいただき、一言「落ち葉ください」とスタッフに一声かけていただければ、お好きなだけお持ちになっていただいて結構ですし、まさに一石二鳥。是非ご活用くださいませ。

 

9月3日(月)

 週末も多くのお客様においでいただきまして、誠にありがとうございました。 博物館の今年の夏も、とりあえず一段落といったところ。今度は秋の行楽シーズンに向けてたくさんのお客様においでいただきたいと思います。
 非常にどっちでもいい話ですが、ここ数日、アブの個体数がめちゃくちゃ増えています。ちょうど時期なんですよね。今日辺りは涼しいせいか、あまりいないのですが。先週はずっとスタッフとアブとの戦いが繰り広げられていました。
 悪さしなければまだいいのですが、こやつは、人を噛んで痛がゆい思いをさせます。経験上、噛まれてもキンカンとか塗っておけば、問題はなくすぐ直りますけど。とはいえ、都会か見えてくださるお客様の中には、蜂と間違えたりもしますし、やはり、自分の回りを狙い定めたようにブンブン飛び回られては、当然逃げたくもなります。しかも、博物館は裏山を抱えていますし、開館中はどこそこ扉は開放していますから、やつらも人の気配を察知して外からどんどん入ってきます。
 そこで登場、蜂アブファイターコンビ。博物館においでくださるお客様に迫り来るアブの脅威から守るため、強力な蜂アブジェットを武器に、開館時間中朝な夕なにパトロールをし、館内の平穏を守る謎のヒーロー。じゃーん!!

   ま、うちの男子スタッフなんですけどね。

 一番多いのはやはり砂金採り体験室。人がたくさんいるからアブも集中してこの部屋にやってきます。夏は洋服も肌の露出が多いので、短パンなんかをはいているとすぐさま近づいてきます。足元を飛び回り止まったと思うとチクっという痛み。こうなる前に撃墜です。お客様や食品に薬液がかからないように、アブだけをしとめる高等テクニック。窓や床に追い詰めて噴射!

「はっ!!よし撃った!落ちた、ほら」
「おい、窓が油だらけじゃねえか。やり過ぎだら」
「仕方ないっすよ、こうしないとお客さんがやられちゃうじゃないですか、ボクはみんなを守ってるんですよ」
「そりゃそうですけんどぉ。また、蜂アブジェット一本なくなったぞ」
「アブが多すぎるから仕方ないんですよ。僕たちがやらなければ、お客さんが痛い目にあってしまいます!」

 どうですか、この見事なコンビネーション。ちなみに、Aリーダーは蜂担当。先日も大分大きくなったスズメバチの巣を見事撤去。土の中に巣を作った蜂の巣も撤去。蜂の巣退治の時にはそれなりの防護を施してやりますが。とにもかくにも、こうして自然の中にある博物館の平和は日々保たれているわけです。
 皆さんもこの時期、アブや蜂に刺されたりしないよう、十分に気をつけてください。

8月

8月31日(金)

 9月に入ります。近隣の小中学校はもう学校が始まっていたので、博物館で遊ぶ姿をめっきり見なくなりましたが、他県ではまだ授業が始まっていない学校も多いらしく、8月最終日の金曜日でありながら、今日も大勢の子供達が砂金採りを楽しんでいきました。しかし、日中は暑いながらもアキアカネなどのトンボがたくさん飛んでいますから、やはり秋の入口という雰囲気が感じられます。明日の週末は9月にはいるとは言え、夏休み続きですから、多くの方々が来てくれることに期待するところ。
 さて、8月は夏休み期間ということで無休開館でしたが、9月からは通常開館に戻ります。毎週水曜日は休館日となりますので、くれぐれもお間違えのないように。開館時間については、あと9月の間は夏時間ですので、朝の9時から夕方6時まで。ただし受付は5時半までとなります。日も短くなってきていますし、ご来館の際は開館日かどうかをお確かめのうえ、どうぞご来館くださいね。

8月26日(日)

 8月最後の週末、ということは夏休み最後の週末ということになります。今日も、大勢のお客様がおいでくださっています。
 あと数日で8月も終わり。9月になるといくら日中暑くても、やはり「秋」というイメージが強くなってきます。残り少なくなってきた「夏」を存分に楽しみたいものですよね。
 さて、夏の暑い間にやってしまわないと困る作業。それは金魚の水槽の掃除。一昨日水槽を綺麗にしましたので大分すっきりしました。お客様に「でかっ!!」と言われる博物館の金魚。今更ですが名前も付けてあげました。これらひっくるめて金魚についての説明は水槽に貼ってあります。ご興味のある方はのんびり眺めながら読んでいってください。

8月22日(水)

 朝晩は大分涼しくなってきましたね。うっかりすると寝冷えして風邪を引きそうなところですから、気をつけましょう。しかし、日中は相変わらず暑いです。日差しがピーク時よりも柔らかくなってきた感じはありますが、それでもまだまだ紫外線も強そうだし、帽子もかぶらないと熱射病になってしまいそう。ということで、結局のところ、朝晩日中、とにかく一日中、健康には留意しないといけないということです。
 

8月19日(日)

 お盆休みの間、そしてこの週末もたくさんのお客様にご来館いただきまして、ありがとうございました。 夏休みも終盤に入り、あと数日で学校が始まる、というお子様も少なくないようです。長いようであっという間の夏休み、遊びも宿題もきっちりやって、悔いのないようにこの夏の思い出を作れると良いですよね。博物館も今月いっぱいは休館日無しです。日は少し短くなってきましたが、開館時間も9時から6時までです。受付は5時半までです。
 さて、周囲の蝉の声が、アブラゼミの声から、夕方になるとだんだんヒグラシの声に変わっていきます。これから羽化をしようという蝉もいます。蝉の羽化はおよそ1時間ほどかかるようですが、もし、蝉が羽化しているところを見かけても、触ったりしないようにそっとしておきましょう。羽化の途中で、くれぐれも「こんな所で羽化していたら、何かに邪魔されたり、潰されたりしてしまう!何年も土の中で暮らしていたのだから、空を飛べないままなんて運命になったらかわいそうだから木の上に移動させてあげよう」とか、決して余計な親切心を起こしてはいけません。蝉は羽化の途中で触ったりすると、逆に殻と身体が圧力がかかった部分が密着してしまい、そこから羽化が進まなくなり、そのため殻が脱げきれなくなり結局死んでしまうのです。人間が親切に思っても、彼らにとっては大いに迷惑なことが多々あるわけです。
 なんでこんな事を書いているかというと、そうです。やってしまったんです…。
 足湯の所に羽化途中の蝉がいたんです。めちゃくちゃ目立つところで、夏休みですし子供でも来たら、潰されるかどうかして絶対に蝉になれない。そう思って、木の上にそっと移動させたのです。ここで蝉になりなさい、と。それが昨日の早朝のこと。日中、蝉になったかなあと様子を見に行くと「ん?進んでない…?」。蝉の脱皮がほとんど止まっているのです。一瞬不安がよぎりましたが、館に戻って他のスタッフに聞いてみると「一日やそこらかかるんだよ」「大丈夫ですって」
とりあえず、その言葉を信じたい!と思いながら夕方見に行くと…脱皮が進行してない!まさか…。あわてて検索してみると蝉の脱皮はいろんなものを見てみると平均1時間ほど…。「やってしまった!!!!」どうしよう、どうしようと慌てふためきましたが、後の祭り。今朝蝉の抜け殻だけがあることを願ったのですが、残念なことにそのままの姿で蝉は動かなくなっていました。 助けようと思ってやったことが本当はやってはいけないことだったんです。今日は一日気分がブルーだったわけです…。
 ということで、もう二度と、蝉の脱皮途中を何があっても触らない、と強く心に誓いました。皆さんも同じ状況に遭遇したら、くれぐれも蝉をそっとしておいてあげてください。  

8月15日(水)

 お盆休みが終わると夏休みも…という少し寂しい感じを受けますね。今日も大勢のお客様がお見えくださっていますが、道路はUターンラッシュで混雑しているようです。 渋滞をくぐってお家に帰られる方、どうぞ十分にお気を付けてくださいね。
 8月もちょうど折り返しで残り半分となりました。今日は隣町の南部町で火祭り。明日は、町内の下山という集落で花火がありますので、近隣の方、ちょうど身延においでになっている方はお出かけされてみると良いですよ。花火大会も佳境。県内で開催が残されている大きな花火大会というと、石和の花火大会でしょうか。花火好きにはたまらない季節が少しづつ終わろうとしていますが、残りを満喫しましょう。
 さて、そろそろ気になってくるのこと。それは、子供たちにとっては夏休みの宿題。博物館に来たお客様の子供たちに尋ねてみると、大体「ほとんど終わってる」という答えが比較的多いようでしたが、もし、まだ宿題が残っている、という人、早めに手を付けて終わらせましょうね。

8月12日(日)

 昨日の週末から、お盆休みのお客様も多いようで、いつにも増して人出が多くなってきています。今日も沢山の方が博物館にお見え下さっています。 昨日振った雨ももう少し降ってくれたら、回りの植物にも優しくて良いのですが、残念ながら今日はもう降らなさそう。ピーカンのおてんと様がジリジリと地面を照りつけています。
 さて、「15日の水曜日はお休みですか?」というお問い合わせをいただきますが、ご安心下さい。8月中は無休開館。ですから、お盆中も気にせずご来館くださいね。

8月9日(木)

 お盆も近くなってさぞかし暑くなるだろうと予想していましたが、何故か今年の夏は朝晩が妙に涼しい感じです。 今朝はみんなが「朝、涼しかったなあ」と口を揃えて言っていました。もっとも日中は夏らしく暑いのですが、それでも、なんとなく早めの秋の気配を感じます。
 今週末からお盆休みの方も多いでしょう。博物館もまた多くのお客様がお見えくださるものと期待しております。もちろん、皆さんが楽しめるように、人気の砂金採り体験室もいろいろ用意しておりますので、楽しみに来てくださいね。早いもので大会が終わって、もう8月中旬になろうとしています。夏ってあっという間に過ぎ去ってしまうイメージがありますが、アイスはやはり夏の風物詩。博物館ではこの時期特に、終業後にスタッフがアイスを帰りがけに買って行く姿をよく見ます。冷たいものばかり取りすぎると夏ばてするよー、とか言い合いながら、でも、ついつい…。夏ばてや胃の疲れはこれから出てきますから、皆、気をつけましょうね。あと、意外に流行っている夏風邪。これも暑さで免疫力が落ちているとうっかりかかってしまいますから、とにかく、健康管理、ますます留意していきましょう。  

8月6日(月)

 砂金掘り大会という大イベントが終わって2日目。大会の日も、翌日の日曜日も大勢のお客様がおいでくださりましたが、月曜日の今日も大勢のお客様が砂金採り体験においでくださり、イベント準備やら運営で忘れていた「夏休み」ということを改めて実感しました。
今年も160人以上が参加!大盛況の砂金掘り大会
 そうえいば「大会が終わると夏も終わりだ…」といっていたら、少年達が「いやいや、今、夏まっさかりですけど」と突っ込みます。その少年達が博物館駐車場に乗りいれてくる途中に掲げてある、大きな黄色い「ようこそ!湯之奥金山博物館へ!!」の看板を洗ってくれました。毎年、夏に看板掃除をインターンシップ研修生と共にするのですが、今年はその時間がなく「看板洗えなかったなあ」と言っているのを耳にした少年達が「おれら洗うよ?任しといて」と。そして川に遊びに行ってきたついでの今日「海パンだから洗うわ」と実行。おかげで本日、看板も見事に綺麗になったわけです。
 博物館に乗りいれる業者さん達が「あそこで看板を洗っていたのはスタッフですか?」「いや、地元の少年達です」「へえ~よく働くなあ。うちにも…」「いやいやいやいや、譲れません」。そんな会話の端々に出てくる「砂金掘り大会」の話題。今日はそれをUPしませんとね。

 さて、土曜日に戻って大会当日。炎天下8時半から受付で、9時過ぎから開会式そして競技見本のデモンストレーションをして、競技開始。ジュニア部門が最初で、全試合ジュニア、初心者、ベテラン部門通して8試合。1試合10分、ベテラン部門は1試合15分という競技時間で、進んでいきました。今年も一般半分、学生半分という割合で160人もの参加者が集まってくれまして、もっとも電車でやってくる学生達は10時半に着、11時に着と様々ですが、今年は電車や交通事情による遅延もなく、学生も全員が午前中の一般大会に参加。そうした中での成績表がこちらです。 競技時間に余裕でパンニングしてくる選手、競技終了のかけ声にあわてて本部に集計に走ってくる選手。意外と本部は静かにてんやわんやなんです。集計・計測・結果張り出し!ゼッケン回収にアンケート配付!様々な作業が一度にやってきますが、応援団の皆さんと作業分担してなんとかスムーズに進んでいき、また、競技中の水替え作業も手慣れた皆さんがどんどん進めてくれます。そのおかげでほぼ時間通りに全ての競技が進んでいきました。何回か競技を進め、結果を見ていくと、砂金の粒数もだんだん予想がつきますが、皆「うわー落とした!」「多分2個流した!!」そんな叫びにも近い独り言を言いながら本部へ集計に走ってきます。ちなみに今年はジュニア7個、初心者9個、ベテラン13個でした。そして頂上決戦は4個!  一般大会各部門を通して見ていても、やはりかなり皆さんのパンニングレベルが上がっているように感じました。体験室常連のお客様もたくさん参加してくださいましたが、そうした方も入賞されました。入賞された方のお名前は、過日の日記のとおり。午前中の一般大会を終えて、学生交流大会が午後2時から開始となりました。
実は本部のゼッケン受け渡しの作業も大変なんですよ。応援団の皆さんありがとうございます

 交流大会では、一般大会で自信を付けた学生、初めてパンニング皿に触れた学生など様々ですが、交流大会開始以来、ずっと引率してくれている顧問の先生方の熱い指導を受けて入場です。
 最初に入場したのは、密かに入賞を狙っていた地元・峡南高校。顧問のI嵐先生が言うには「このチームで勝てなかったら、我々の今後の入賞はない!」という少数精鋭部隊での出場。次の入場は、兵庫よりお馴染み・名門灘!顧問のN村先生の、猛特訓と秘密兵器を持って、奪還優勝を目指します。次のチームは、昨年、初出場で第3位という成績を残した大妻女子。なんと大妻、昨年が楽しかったという噂を聞きつけて、初参加したい生徒が多くなり結果、今年は35人という大編隊でやってきました。そのため、せっかくだからと2チーム編成したうちのまず一つが青いゼッケンの大妻Bチームです。そして山梨学院と、開成を挟んで、ピンク色のゼッケンが大妻Aチーム。2チームでの出場となりました。この女子軍団をまとめるK坂先生も一般大会では大奮闘でした。さて、前後して、オレンジゼッケンはN島先生率いる本大会2連覇の山梨学院大附属中高。今年も目指すは優勝!秘密兵器のような学生がいる学院は今年も強そうでした。そして、西の名門が灘なら、東の名門は開成。そう、優勝回数は灘と並んでいながら、少し低迷が続いていた開成学園。今年は何だか違いました。入場前に円陣を組んで、素晴らしい見事な団結力を見せてくれました。今年は強いぞ?開成。そんな思いが頭をチラリと掠めました。

 さて、約2時間の戦いが続く学校交流戦。最初は1チーム16人でのリレーパンニングの団体戦です。30分1本勝負で2人同時のパンニング。競技が終わる毎に本部にある自校の集計担当に走ります。16個のバケツを揺すり終わると全部で40個の砂金が出てくるはずで、0個というバケツは決してありません。そんな中、2粒、3粒、1粒という集計本部の声、それを得点表に書き出します。次々と書き込まれていく得点を、学生達は「灘、早い!」「学院は?」「大妻がまだ…」「開成は?」「峡南以外に安定してる」、そんな言葉を口にしながら、代わる代わる得点を確認にやってきます。30分後の勝敗を決めたのは、1位が山梨学院、2位がなんと峡南、3位が大妻A、4位が灘、5位大妻B、6位が開成となりました。6位?いやいや団体戦の結果はともかく選手達の声援はすばらしくまとまっていて、本当に見事だったのです。

 それにまだまだ途中経過。個人の技が光る個人戦で順位が全てひっくり返ることは十分にあり得ます。団体戦の結果発表後、すぐに個人戦に移ります。個人戦は8分/6kgの一本勝負で、先鋒-次鋒-中堅-副将-大将戦の順に5試合進めていきます。各個人の結果が得点に反映されるわけですが、ここでは各顧問の先生方の戦略が光ります。やはり大将戦には期待の選手を投入しているな、と思える選出がありました。ちなみに中高生混成でやってきてくれているこの交流戦。中にはもう多分今年で最後になるから、と特別な思いを持って臨んでくれている学生もいて、清々しいくらいに熱い思いなのです。  いよいよ始まった個人戦。こちらは8分間終了まで砂金粒数は発表しません。が、書き込まれていく得点表から、彼らは「多分○個じゃない? 」「いや、もしかしたら8個かも」そんなことを口々に予想を立てます。そして最後に書き込まれた粒数を見て「あー、1個落としたかー!」「やった!よっしゃー!」、様々な声が飛び交います。次々と試合は進んで大将戦。泣いても笑っても最後の試合、これで勝負が決まります。結果は次のとおり、各校健闘しましたが、結果はなんと3連覇達成!山梨学院大附属!個人戦では1位を獲得したものの、惜しくも僅差で優勝を逃した灘!意外な健闘を見せた峡南高校!初出場者が多いながら頑張った大妻A,Bチーム。そして残念ながら6位となった開成。しかし、声援や応援がとても爽やかでした。全ての選手に拍手を送りたくなる見事な試合が今年も終わったわけです。
 こうして博物館の暑い夏はひとまず終わりました。選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。来年もこの場所でまた会いましょう、と簡単な学校交流会を行ってこの日は解散。翌日は開成学園は灰吹き実験、大妻は砂金採り体験、灘はフィールドワークとそれぞれに活動をしながら、山梨を後にしていきました。
交流大会総合成績

 この様子はこの日県内ニュースで流れました。また、後日、放送は未定ですが、山梨首都圏エリアのNHKニュース内で取り上げられる予定ですので、放送日が決まりましたら、またこちらはお知らせします。大イベントが終わり、後はお盆のピークを迎えます。日が経つにつれて過ぎゆく夏を寂しくも感じますが、あと約一ヶ月。「夏休み」を楽しみましょう。

 さて、ここまで読んでくれた方、長い日記におつきあいいただきましてありがとうございました。お疲れ様でした。とばし読みしたところは、また後日読んでください。
 

 

8月4日(土)

 博物館の大イベント「砂金掘り大会&東西中高交流砂金掘り大会」も今日、無事に盛況のうちに終えることが出来ました。参加者総数約160名の皆様にお集まりいただき、暑い中「砂金掘り」で競っていただいた訳ですが、今年も盛り上がりました。今日は一日取材カメラも入り、皆、特に盛り上がっていた感じもします。  暑い中始まった砂金掘り大会。今年もダイドードリンコ株式会社様より、5箱のスポーツドリンクをご提供いただきました。受付時に参加費と引き替えにこのドリンクをお渡しし、暑さを凌いでいただくわけですが、もっともこの暑さですから皆大変だったと思います。ちなみにここ数日、博物館に職場体験の研修生も何人も来ていますが、午後の交流戦で出場する地元・峡南高校の学生達。スタッフをしながら、選手として出場するという二足のわらじをはきつつ、今日の研修となっていました。終わった後の感想を聞いてみると「…これを毎年ですか、大変ですね。」と一言。「でも、楽しかったでしょ?」「はい」。お客様を喜ばせるイベントをしていくためにはどういうことが必要か、どれだけ大変かということが少し分かったようでした。
 さて、午前中の一般大会。こちらはジュニア部門から通常行いますが、今年は選手到着もバラバラの時間と言うこともあり、ジュニア部門を第一試合で行い、その後は混成試合。複雑なバケツ配置や、大変な水出し・砂替え作業もいつもの応援団の皆さんが従事してくださいました。 おかげでいつものごとくスムーズに競技が進んでいきました。定刻をほぼ過ぎた感じで迎えた頂上決戦を制したのは、神奈川の広瀬義朗さんです。博物館ではおなじみの人物。有名人でもありますが、総合優勝の証と副賞のもーん父さん金箔置物と、今年のウィナーの証の金メダルが館長より授与されました。  午後からは東西中高交流砂金掘り大会。こちらも5校6チームで対決が繰り広げられましたが、いつになく白熱化しました。詳細は、明日以降の日記でお伝えしますね。こちらもいろいろドラマがあったんですよ。
 しかし、今日の日記でまず申し上げたいのは、毎年このイベントを運営できるのは、多くの皆様の手助けがあるからでありまして、そのことに対して深い感謝の念を感じずにはいられません。町関係者の皆様、そして博物館応援団の皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。来年も是非同じように一緒に盛り上げていっていただきたいと思います。
 各部門の入賞結果と、学校交流戦の結果をまずは掲載いたします。詳細は、内容と同じく明日以降にUPさせていただきます。楽しみにしていたください。

ジュニア部門1位:諫山 颯、2位:山元 健瑠、3位:中澤柚月
男女初心者部門1位:後藤穏香、2位:今野 雅史、3位:坂下祐子
男女ベテラン部門1位:広瀬義朗、2位:佐藤卓生、3位:立川梨佳

頂上決戦:1位:広瀬 義朗、2位:後藤 穏香、3位;諫山 颯、

東西中高交流砂金掘り大会
1位:山梨学院大付属中高(3連覇)
2位:灘中高等学校
3位:峡南高校
4位:大妻Aチーム
5位:大妻Bチーム
6位:開成学園

 

 

 

8月2日(木)

 砂金掘り大会も目前。博物館は準備に追われています。準備も最終追い込みですが、今日は博物館OBのIさんが、せっかくのお休みの一日を使って、競技用の砂作りのお手伝いに来てくれました。ありがとうございました。テント下とはいえ、屋外は今日も暑かったですからね。夏風邪やら夏の体調不良も流行っているので、Iさん、こっちをお手伝いしたせいで倒れないでね。
 さて、今日から5日までの4日間、地元・峡南高校研修生が6人やってきました。今日は初日で基本接客を確認した後、館内見学、体験・アクセサリー加工などをし、午後はこの砂金掘り大会の準備に従事しました。今年は6人中5人が女子ですが、皆はきはきとした感じの子たちなので、接客には向いているようです。かわいそうなことにこの時期の博物館は肉体労働ですから、制服は今日まで。明日からは会場設営に動いていただきますが、明日も頑張りましょう。遊びに来てくださった皆様、5日まで女の子達がたくさんいますが、温かく見守ってあげてください。そして優しい声をかけてあげてください。彼女たちの緊張もほぐれると思います。
 さ、明日は準備最終日。頑張って明後日の成功につなげたいと思います。また、今週もたくさんの方のご協力をいただくことになりますが、皆さんどうぞ宜しくお願い申し上げます。

7月

7月30日(月)

 こども金山探険隊を終えて一段落と思いきや、今日は撮影や取材が立て続け。もちろん取り上げていただくのは大変嬉しいことです。今日のお昼頃、FM富士オンエア中継が金山博物館から入ったのでお聞き下さったかたもいらっしゃると思いますが、砂金掘り大会についていろいろ聞いていただきました。参加してみたい、と思った方、前日の午前中まで参加者募集中ですから博物館にご連絡ください。テレビの方は、甲府CATVの撮影で、今週木曜日の「HOTほっと情報局」内で、やはり砂金掘り大会のことについてオンエアされます。そして、NHK甲府の撮影は、放送日は未定ですが、大会が終わった後にオンエア予定ですが、こちらもやはり砂金掘り大会に焦点を当てて撮影くださいましたので、放送を楽しみにしていてくださいね。
登山登山

 さて、土曜日、日曜日と天候に恵まれた中、二日間のプログラムで開催された「こども金山探険隊」。今年もいろんな方においでいただき、楽しい時間を過ごしていただけたようです。まずは探険隊といえば、登山。雨の心配はなかったのでその点は良かったですが、しかし暑かった。登山慣れしていない方は、出来るだけ荷物を軽くしたいから、水を少なめに持ってくる傾向にあるようですが、今後の参考に言うと、水は少し多めに持っていくのが良いですよ。

 今年の探険隊はスタッフ含めて総勢50人近く。今年も多くの方が登山チャレンジしましたが、一人の脱落者もなく、時間はいつもよりかかったものの、見事全員登り切りました。登山のスタッフ要因として入ってくれたのは、まずは、博物館応援団から群馬からおいでくださるH先生と、たまたまお仕事の関係で山梨在住のKさんお二人、山のスペシャリストの昭和山岳会からもお二人、さらに、地元中学生のジュニアスタッフが2人、生涯学習課からS課長とSリーダー、多くの方々のご協力をいただいた中での成果です。
現地での説明

 ちなみに下山してきてからの感想を聞いてみると、お母さんやお父さんは、自身の体力不足を憂うコメントが多く聞かれました。しかし、そうでもないですよ。毛無山に登れたのですから、自信をもっていただいて結構です。遺跡の中心部精錬場まで2時間半。地蔵峠で昼食の予定でしたが、そこは現場判断でカットし、昼食後に遺跡見学にはいりました。各所の説明も皆よく聞いてくれていましたし、時間はかかったけど、参加者最年少の4歳の子2人とも登り切りました。
 下山の道では、登山道を綺麗にする心も大事ということで、ゴミ拾いをしながら下山をしました。集まったゴミは、拾える範囲のものだけで土のう袋に3袋。瓶や缶はもちろん、いろんなゴミがポイ捨てされて改めて驚くばかり。しかし、子供達は、見つけ出すとめざといですね、どんどん袋はいっぱいになっていきました。最後の休憩場ではすでに袋が満タンで「ゴミ集めのためだけに改めて来ないと綺麗にならないね」と、そこについては、ちょっと残念な山の姿といった感じです。ゴミをポイ捨てするモラルの低さにがっかり。今回登ったこどもたちには、是非そのようなことがないように学んで欲しいと思ったわけです。そうそう山と言えば登山が大好きなうちのスタッフK君は、スローペースが功を奏してか、下山してきてからもわりと元気でしたね。

 さて、博物館に戻ったのは3時半過ぎ。保護者の皆さんは本当に疲れていそうでしたが、休憩後に次の粉成作業に移りました。臼を使って鉱石を粉にして、その鉱石粉を揺すりわける。単純な作業ですが結構大変。でも子供達は楽しそうに作業していました。粉成作業は1時間半くらいで終わりの時間となりましたが、今年は山金が入っていた子もいました。
 作業を終えて、恐らくみんなお腹ぺこぺこのはず。お待ちかねのバーベキュー懇親会。ここでも応援団の力は発揮されています。登山組じゃないメンバーも合流してくださり、一生懸命、竈を作ったり、焼いたりと。参加者のために大忙ししてくれました。おかげで皆さんに美味しい夕食を振る舞うことができました。ここで特に目立っていたのはジュニアスタッフの少年2人。登山の時にもこまめに動いて子供達にいろいろと話かけていましたが、バーベキューでも焼きそば担当と、肉担当に別れずっと焼いていました。鉄板の前で焼き続ける姿は保護者の皆さんの目から見てもかなり目立っていたようでしたし、隊員の小学生女子達も、イケメン兄さん達のことがお気に入りだったようで、例年にない華やかさが添えられました。
 食事も中盤に入ると、懇親会恒例の隊員の感想発表。こちらは隊員も保護者の皆さんにも一言づついただいており、今年もいろんなご意見や感想をいただきました。とにかく、参加者の皆さんが楽しく学んでもらうことが一番の目的。その願い通り、事業に関わるスタッフみんなに嬉しい感謝のお言葉いただきました。実際スタッフはとても疲れますが、しかし!そういう一言をいただけることが、疲れも吹っ飛ぶほどの喜びなんですよね。不思議なものです。
 さて花火大会では、ジュニアスタッフ2人少年らしい本領発揮。博物館スタッフAリーダーと打ち上げ花火を楽しそうに上げまくっていました。隊員の子供達も大はしゃぎで花火を楽しんでくれました。およそ30分ほども花火で楽しみ一日目は無事に終了。
今年の探険隊メンバー

 日にち変わって2日目は甲州金作り。毎年やっている灰吹き実験をショートカットし、今年は色揚げ実験をメインにしてみました。こちらとしても初めての試みでどのようになるか、というドキドキ部分もありましたが、良い感じに皆作業を進めてくれました。また、応援団のH先生が用意してくれた銅板プレートの色揚げ実験ネームプレート作り。こちらは保護者の皆さんの材料分をご用意くださり、親御さん達がとても真剣に作っていたのが印象的でした。色揚げに従事する子供達も楽しそうに甲州金を作っていました。思い思いの刻印を打って、すてきなオリジナル甲州金が出来上がりましたよ。同時に素敵な自由研究の素材になったようです。是非、その甲州金を今年の自由研究に提出してください。あわよくば、自由研究大賞のようなものを受賞してくれると、博物館としてはさらに嬉しいですね。いや、結構、過去にいるんですよ。こども金山探険隊に参加して、入賞したという子たちが。
 長いように思えた二日間もお昼には修了式です。谷口館長からこども金山探険隊修了証を手渡され、Aリーダーから参加賞を受取り、みんな満足げ。今年のこども金山も無事に終えることができました。お帰りの際には、口々にとても楽しかったです、と言ってくれました。また、砂金採り体験室で閉館までずっと楽しんでいってくれた親子さん。名残惜しいと言いながら館を後にしていった姿も印象的です。今年も多くの出会いがあって、博物館を好きになってくれた人たちが増えたかな、とアンケートの感想を読みながら思ったわけです。

 さて、こども金山を終えて今週末は砂金掘り大会。スタッフにとっては、最高に忙しいこの季節。この事業が終わってお盆が過ぎるまでは怒濤の日々ですが、手伝いますよといってくださっている皆様の気持ちに応えるためにも、事業を成功させるべくスタッフ一同、精一杯頑張ります。皆さんにたのしんでいただけますように!!そしてまた引き続き宜しくお願いいたします。

7月29日(日)

 こども金山探険隊、今年も多くの皆様のご協力をいただき、無事に終了することが出来ました。ご参加いただきました方にも、温かいお言葉をいただきましてスタッフにとって大変嬉しいことでした。もちろん、この事業、スタッフだけではとてもこなすことは出来ません。遠方から来てくださる応援団の皆様、そして地元ジュニアスタッフとして従事してくれた男子中学生2人、本当にありがとうございました。また、登山の際には昭和山岳会の皆様、所管の生涯学習課からも応援をいただきました。本当にありがとうございました。
 今年もたくさんの出来事が詰まった探険隊。詳細は明日、UPします。隊員の皆さんも楽しかった分、大変疲れたんじゃないかと思います。今夜は十分に休んで、明日からまた楽しい夏休みを送って下さい。そして親御さん方はお仕事、という方が多いでしょうが、頑張っていきましょう。

7月27日(金)

 毎日暑い日が続いていますが、明日はいよいよ「こども金山探険隊」開催です。遠方からお越しの方は既に前乗りで下部入りしてくれている方も何組もいらっしゃいます。ありがとうございます。明日から二日間、怪我なく、イベントを存分に楽しんでいただけますよう、スタッフ万全の準備を整えております。皆様もこの暑さですから体調管理は是非、気をつけていただきたいと思います。もちろん、普通にご来館下さる皆様も夏休みの一日を博物館で楽しんでいってくださいね。

7月23日(月)

 夏休み最初の週末が終わりました。前に書いたサクライザーの撮影も無事に終わりましたよ。その話は次においておいてと。今週はもう、こども金山探険隊の準備の追い込みでスタッフ結構座る間もなく忙しいんです。あわせて、準備の合間をぬって、いろんな取材や撮影も入っていますし、普通にお客様も大勢きてくださっていますし。しかし、それは大変有り難いことですよね。一度おいでくださった皆さんも、楽しかったら是非たくさん口コミ、宣伝してください。
 さて、その探険隊、天気は特に問題なさそうかな、という感じですね。曇りがいいけど、雨でなければ贅沢は言うまい、といったところ。昨日も中山金山登山道の整備と草刈りをしてきました。道は昨年の台風で崩れた箇所があるので、そこを普請してきました。昨日の昼頃偶然、応援団の方がお見え下さり「今から登山道を整備行ってきます」と話していたら「じゃあ、一緒に行くよ」と同行して手伝ってくださったのです。ありがとうございました。
 整備は難なく無事に終わったので、博物館に戻る前に、よくお客様から林道はどこまで行けるの?という質問をよくいただくことを思い出し、 「そうだ、猪之頭林道のトンネルまでいけるかどうか確認しておこう」ということになり、車で林道を進みトンネルまでいきましたところ、なんと昨日は天候が曇りだったため、毛無山はガスっていて、トンネルは通れるけど、一寸先も見えないくらいの霧でした。なんて言ったってトンネル出口の明かるさすら、直前までいかないと見えないのですから、これには全員驚きました。「一人じゃあ無理だねー」「夜はとてもじゃないけど無理!今でも嫌」「まあ、一応通過出来るっぽいね」。そんなことを口々に、館へ戻りました。そんなことで林道事態は一応通過出来そうではありましたが、トンネルを抜けるまでを確認しただけなので、下部温泉郷から行って、その先へ進まれる方は、呉々も十分に気をつけてくださいね。
 さてさて、しかしイベントが近くなると、より、周囲のご協力やご厚意を有り難く感じます。先日は、素敵なお届け物を、よく見えてくださる応援団の皆様宛に送って下さった方もおられます。久しぶりのメールをくださったこちらのお客様は、以前に記念入館者になられた方でしたが、イベント前にはお気遣いくださり励ましのメールをくださいます。
 他にも、ボランティアスタッフを率先してうけてくださったり、今日も「週末手伝いに来るよー、」と言って帰って行かれた応援団の方もいらっしゃいます。こういう皆様の支えがあって、この博物館、ここまでやってきているな、といつも感じずにはおられません。イベント当日にスタッフ側に一緒にご同行くださったり、裏方をしてくださっている皆さんは、基本的にそういう方たちばかりなのです。いつも本当にありがとうございます。そうした皆様のお気持ちに応えるためにも、参加者の皆さんにより楽しんでいただけるように、準備を進めて参りますので、皆様、改めて宜しくお願いいたします。

7月21日(土)

 今日から夏休み。朝から近所の子供達が、夏休み初日、集まって遊んでいます。お天気は曇りですが、ちょうど涼しくていいですね。
 博物館では小学生以下限定夏休みイベント、受付でチケットを買った子は、輪投げか花火くじびきが出来るよ!ゲームを開始。輪投げで一本でも輪が入ったら景品ゲット!プチゲームも楽しんでいってくださいね。
 そうこういっているうちに、今日はご当地ヒーロー・サクライザーの撮影を、金山博物館で行っています。撮影スタッフの皆さん、大変楽しそうに進めていますが、ほほえましくていいですね。また、撮影終わったらその様子をお伝えします。

7月16日(月)

 3連休最終日。昨日も中日というだけあって、博物館も多くのお客様においでいただきました。また、博物館では夏休み向けイベント第1弾として「第4回化学実験教室」を開催いたしました。実験はそれぞれ1時間づつ。9時半から、11時から、そしてお昼を挟んで1時半からと、全部で3つの種類の実験を行いました。全部通して実験した子なども多かったですよ。実験講師を務めてくださったのは、東京・開成学園の宮本一弘先生。いつも穏やかな口ぶりと分かりやすい解説で、親御さんからはもちろん、小さなこどもたちからも大好評でした。やはり身近なもので出来る楽しい実験ということもあり、教室後に書いてもらった感想には「家でもやってみたいと思います」というものも多く見受けられました。また、今週末から夏休みという学校が多いようですが、早くも夏休み自由研究の課題として使える!という意見も多く、子供達、いやむしろ親御さん方にとっては「これで宿題が一つ片付けられる」という思いもあったようですね。子供達や親御さんからは、こうした教室を続けて欲しいとう声が寄せられ、また宮本先生も次年度の開催に向けての実験内容など練ってくださっており、是非、次年度以降も開催していきたいと思っております。
 さて、次のイベントは7月下旬に開催する「こども金山探険隊」。今年は2日目の灰吹き作業の内容を多少変更させた形で計画しております。ですから、何度かこのイベントにご参加してくださっている子も、初めての作業というものが幾つかありますので、そういった意味のお楽しみもありますよ。あとはとにかく、毎年の事ながらお天気が雨でないことを祈るばかり。博物館には自称・超晴れ男がいますから彼に期待しましょう。ただ、もしかしたら雨男ですか?という人もいますので相殺されたりして…。まあ、相殺なら曇りになるのかな?まあ、とにかく怪我なく楽しく素敵なイベントにしたいと、博物館スタッフはもちろん、いつもボランティアスタッフとして同行してくださる皆さんも、参加者のためにいろいろ準備をしてくれていますので、皆さんは体調を整えて当日おいでくださいね。

7月13日(土)

   さて、来週から夏休み。博物館では夏休み自由研究第1弾として、明日「第4回化学実験教室」を開催いたします。今日も準備を終えて、参加される皆さんを待つばかり。明日は第1実験は、9時半からです。皆さん気をつけておいでください。  

7月8日(日)

 今日は町が企画した婚活イベント「トレッキングin Minobu」が実施されています。なぜ、このネタを紹介しているかというと、集合出発が金山博物館だったからです。 ちなみにパーティーのコースメニューは、竜ヶ岳登山と本栖湖畔での懇親会。昨日から雨が心配されていたところですが、今日になれば、あら見事。晴天に恵まれました。ただ、局地的に大雨が降ったりしてる模様。山の天気は変わりやすいので、少し心配です。でも、ここは婚活。それぞれが助け合い励まし合いながら、登山すれば、きっとそこに恋が芽生えるはず。たくさんカップルが出来るといいですね。ちなみにカップル成立か否かの結果は、明日以降に分かるようですよ。
 さて、金山博物館では、週末から夏休みになりますので、その準備。まずは化学実験教室。こちらも多くの皆さんにお申込いただきありがとうございます。まだ、定員に多少の余裕がありますので、参加されたい方は是非、博物館までご連絡下さい。
 また、翌週は「こども金山探険隊」。こちらは、参加される方々には、参加要項最終版をお送りいたしましたので、確認書をご覧いただいたうえで、何か不明点がございましたら、博物館までご連絡ください。また、その翌週は「砂金掘り大会」です。こちらはまだまだ参加者受付中。どうぞ奮ってご参加ください。
 ということで、夏休みはもう間近。大人も子供も楽しい夏休みになるといいですよね。
 

7月2日(月)

 今日は昨日とは打って変わって晴天です。さて、作業の続き続き。で、大変な作業第2弾。引き続き砂金掘り大会の準備の方を紹介しておきましょう。
 大会で絶対必要なのが砂とバケツ。当館、全国一バケツを所有しているのではないかと思っています。300個近くありますからね。そして砂。大会用の砂金。競技砂を作るのには、まずこの3つが必要です。そして、これらをジュニア、初心者、ベテランの参加者数だけ用意していきますが、大体例年一般参加者が150人くらいあって、学生大会があるので、いずれにしてもかなりの量の砂や金が必要なのです。砂金だって大会用に一手間かけて加工するのです。そして、砂の重量をそれぞれの規定の重さに測ってバケツに入れていく。一番大変なのは、砂の重量も16kgというベテラン部門。この砂は既に先週作りましたが、今回も応援団の方お二人で作ってくださいました。砂鉄と砂利をまず混ぜ合わせる作業が必要ですが、これまた、腰に来る作業なんです。間違いなく筋肉痛になるだろうという、大変な作業。とりあえず、一番厄介で大変なベテラン部門は、作っていただいたので、あとはジュニアや初心者部門の砂入りバケツを用意します。これらが全部用意出来たら、各部門ごとに決めた砂金の個数を間違えないように入れていきます。これがまた神経を使って大変なのです。間違えたらやり直しが利かない作業ですから、これは慎重になります。さて、そんな作業の合間に、いろいろコマコマせっせと作るものがたくさんあるのです。何を作っているかって?それはまだ秘密にしておきます。あまり先にばらしちゃうといろいろと面白くないので。
 さて、そんな繁忙期に向けて準備をしている間の、休憩のひととき。まったく関係ありませんが、スタッフの中には大変なサッカー好きがおりまして、そんなサッカー好きさんの情報によると、オリンピック代表選手が決まったそうで、あとは決まった選手を精一杯応援して、金メダルを取って欲しい!!と力説していました。確かに選手の皆さんにはガンバって欲しいものですけど。

 

6月

6月30日(土)

 いよいよ明日から7月。7月というと夏本番という感じがしますね。お天気が崩れやすいこの時期、天候を見ながらやらなければならない作業がたくさんあります。
 金山で言うと、この時期は夏イベントの準備ですから、こども金山探険隊と砂金掘り大会。まず天候を見ながらやらなければならない大変な作業第1弾は、砂金掘り大会の競技砂作りです。

 まず砂を天日干しする必要がありますから、まずはこれが大変。2立米の砂を少しずつ炎天下のアスファルトに薄~く広げ、水分を飛ばしてから、フネに運びます。しかも薄く広げないと砂って乾かないんですよ。イメージとして、皆さん、炎天下なら適当に放っておけば乾くと思うでしょう。ところがどっこい。違うんですよ。やってみないと分からない、やってみて初めて気づく。仕事や作業の効率化というのはなんでもそうですが、経験の積み重ねと応用なんですよね。小さな事が積み重なって大きな成果がでるわけです。
 今日はこの砂乾かし作業にプラスアルファ。大会競技で使った砂、これには取りこぼされた金が混ざったままです。これをそのまま捨てるわけにはいきません。ちゃんと金を回収します。それを手作業で汰り分けるには膨大な労力が必要なのですが、今はスルースボックスを使って処理しています。とは言うものの、スルースを使っても2立米の砂を洗って金を回収するのは本当に大変な作業。これを毎年、博物館応援団の方々が率先して作業してくれているのです。腰も痛くなるだろうし大変なんですが、身体を痛めない程度に…といつも思いながら、皆さんにお願いしてしまっています。本当に有り難いことです。ちなみにこのスルースボックスだって応援団の方々の手作りなんです。
 そして、今日はこのスルースボックスに塗装を施しています。要はベニヤ製ですから、水に耐えられるように強化しているわけです。博物館にとってはなくてはならない大事な道具ですからね。若草色のペンキがミスチョイスかどうかは別として、今日はスルースボックスが生まれ変わっています。風もほどほど、よく乾くし良い感じで作業が進められます。何度か塗りを重ねて完成させます。
 ちなみに今日は、地元の中学生が手伝いにきてくれています。いつもながら大変助かります。ありがとう、少年。
 しかし、大会も今年で12年目。手探りで始めたこの事業も、大分なじんできたような感じもします。最初は分からなかったことや、一人二人でやっていたようなことを、今は多くの人たちの協力やアドバイスをいただきながら運営してきて、大変ではありますが、大分スムーズに行えていると思います。
 今年も多くの方々にご協力を仰ぐことになりますが、是非とも宜しくお願いいたします。私たち運営スタッフは、そのお力添えにお応えすべく、大会に参加してくださった皆さんが楽しめる事業運営を今年も目指して準備していきます。

 次の日記では大変な作業第2弾でも紹介しましょう。  

 

 

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