印刷博物館日記(2013年)

nikkiusu

博物館では、地域の行事に沿ったお飾りをエントランスに再現するなど、御来館いただいたお客様の目を少しでも楽しませることが出来れば、また、合わせて地域の行事や風習も知っていただけたらと願っています。
このページではそんな、日々の博物館内での小さな出来事や、あまり、大規模に募集はしないけれどもこんなことも予定しています、という小さなイベントなどを書き込んでいきます。
どうぞ、”たまには覗いてみるか”という軽い気持ちで御覧くださいね。

 


12月

12月28日(土)

ばたばたばたばたと大掃除をし、今年最後の開館日には、お馴染みさまも何人も見えてくださいました。年内最終日に挨拶に来たバイトの女の子も、昼間頃やってきました。ひとしきり話が終わった後、スタッフから「ほらほら、帰ってデートの約束あるでしょ~?」と冷やかされても、「いや、ほんと今日は何もないんで、手伝います」と、まず一人目の人足ゲット。なんて可愛い子でしょう。
その後やってきたお馴染みさん。ガラス清掃やら普段やらない箇所を大掃除をしているスタッフの姿を見て、ついうっかりデッキブラシやモップを持ったたが最後。 「あー、持っちゃいましたね。そこお願いできます~?」とすっとぼけた女子スタッフの声。こういうときに若い女の子がいると心強い!もとより素っ気なく断るような方々ではありませんが、さらにお手伝いに力が入るわけで、嫌な顔ひとつせず「はいはい。ここですね。」と。そうこうしていると、ジュニアスタッフも2人やってきました。黄色いスタッフジャンパーを着て「手伝いますよー」と。嬉しいことです。全体がガラス張りのこの博物館。今年は、手の届く限り全部スタッフがやりました。新年来たらガラス面がキレイになっていますから、見てやってください。
ちなみに、この日、掃除だけしていたわけではありません。市町村交流事業の一環で、沖縄から小中学生が50人ほど研修のために博物館で砂金採りを楽しみにやって来ました。そこで、年内開館最終日に、31万人目のお客様もお迎え出来ました。積み重ねて積み重ねて31万人。ありがとうございました。
そうこういろんなことがあった最終日、なんだかんだと、皆さんの手伝いをいただき大掃除を終えることが出来、新年を迎えられます。2013年も今になるとあっという間でしたが、この掃除のように、今年も多くの皆様方に大変お世話になり、ありがとうございました。2014年も変わらず、そしてますますどうぞよろしくお願い申し上げます。
そして博物館は新年1月2日から開館いたします。前の日記でもお知らせしましたが、ご入館者先着400名様におみくじや入浴剤をもれなくプレゼント。2014年が皆さんにとって良い年になりますように。

12月20日(金)

ク~リスマスが今年もや~ってくる~♪ということで、もうすぐクリスマスですね!!皆さんのところには、サンタクロースが来てくれるかな?博物館でもサンタクロースさんへ願い事が届くように、笹に欲しいものを括りつけて飾っています…「それは七夕やないか~い」…サンタクロースが博物館に入ってきやすいように煙突を掃除しています…「博物館には煙突が無いやないか~い」…ということで、髭男爵風に一人ボケツッコミをしてみました(笑)。もうクリスマスまで、あと5日足らず、お父さんお母さんサンタは準備万端ですかね(笑)?博物館には、サンタクロースは来てくれないようなので、家で静かにKンタッキーでも食べることにします。おおっと、忘れていました。博物館にはサンタは来ませんが、サンタはいます。博物館サンタは、できたてホヤホヤの「館だより」をプレゼントしてくれます。応援団の方には、団会報と一緒に、クリスマスプレゼントを送りましたので、お楽しみに!!秋に行った事業報告からこれから冬に行うイベント情報など多岐に渡っておりますので、家族やお友達とご一緒にご覧下さい。



ということで、もうすぐクリスマス!クリスマスが終わると、お正月になります。博物館は例年同様に、12月27日(金)が営業最終日!!28日~1月1日まで年末年始休業をいただき、2日(木)から開館いたします。なお、今年は、年明け2日の営業初日から、チケットを買っていただいた先着400名の方に、「新年入浴剤」or「馬の根付け(おみくじ付き)」どちらかもらえるお正月キャンペーンを開催いたします。400名もらえると聞くと多いようですが、今年はカレンダーの関係で、最大9連休の方も多いと思いますので、多分すぐに無くなってしまうことが予想されますので、ぜひお早めにお越しください。
あとちょっとで、今年も終わりですね!!雨が降ったり、雪が降ったり、不安定な天気が続いていますので、風邪を引かないよう体調には気をつけてください。

12月16日(月)

 もうめっきり冬になってきましたね!先週風が強い日が続いたおかげで、枯葉もほとんど落ち、駐車場の落ち葉掃きがずいぶんと楽になりました。しかしながら、本格的な冬に入ると今度は、雪との戦い!!ホウキをスコップに持ち替えて、いざ戦場へ!!…まだ雪は降っておりませんでした…(勇み足勇み足)。ということで、『今年の冬は雪が少ないといいな!!』これはスタッフ一同の総意であります。よろしく!雷様!高木ブー様!

 さて、昨日は、地元峡南高校との共催事業であります『きらきら!シルバーアクセサリー作り体験教室』を開催いたしました。毎年12月と2月に2回開催する事業ですが、今年で5年目になります。私はまだ生まれていません(笑)。と、冗談は顔だけにして…毎年寒いこの時期にに開催していただいているので、先生と生徒に頭が上がらないのですが、毎度お馴染み、高校生は博物館に来ると一言目が、「さみ~×。×!!」「ここは冷蔵庫かぁ~!?」と悲鳴を上げるわけです。中でも一番の災難だったのは、高校3年生のI君。彼は、シルバーの地金をバーナーなど火を使って溶かす担当ということで、部屋の外で作業をしているわけです。ホール内は暖房が点いて温かくなるのですが、I君がいる場所は、後ろが山の外ですからとっても寒いわけです。ところがI君は寒さに負けず、参加者のシルバーをどんどん溶かしてくれました!!ありがとう!風邪引かないでね!
 I君だけではなく、全生徒が各自持ち場を持ち、最初は人に教えることや人前で説明をすることに慣れないので緊張もあり、顔が引きつっていましたが、時間が経つにつれて、リラックスした様子で、丁寧に優しく教えていました。参加者のアンケートには、「とても親切に教えて下さりありがとうございました。」と、参加者全員が感謝の言葉を残してくれました。お疲れ様でした!!
 大好評で終わった12月のシルバーアクセサリー作り体験教室!2月にもう一度あります!!と、毎年言っているのですが、来年の2月は新しい試みとして、『錫(すず)を使ったコースター作り教室』を計画しております。ということで、今年度のシルバーアクセサリー作りはこれでお終い。次回は、残念ながら来年になってしまいます。ぜひ来年も多くの方のご参加をお待ちしております!!

 ということで、2月23日(日)富士山の日には、『錫(すず)を使ったコースター作り教室』を開催いたします。まだ先生と打合せ中ですので、詳しく決まり次第ご連絡いたしますので、もうしばらくお待ち下さい。
 今年もあと、2週間で終わってしまいます。『今年の汚れ~♪今年のう~ち~に♪』ということで、皆様やり残しがないように注意です!!では、博物館にお越しの際には、温かい格好でお越しください。お待ちしております。
 

12月10日(火)


集いしトレジャーハンターたち
 今年は、異常気象続きという印象がありますね。もう12月も中旬に差し掛かろうとしているのに、博物館の駐車場には、まだまだ落ち葉が舞っております。この分だと落ち葉掃きが当分続きそうです(冷汗)!!
 さて、後日UPのお約束。ということで、8日の日曜日の謎解きゲームについて、もう少し詳細をお伝えします。

 金山博物館で初めてのイベント、リアル謎解きゲーム『湯之奥金山の財宝を追え!!』。ゲームの内容はお知らせでも解説したとおりです。改めて述べると、湯之奥金山博物館を舞台に、謎解きをする体感型ゲーム。解かなければならない問題として提示される謎やパズルは、博物館内の展示を見たりしないと解けなかったり、仲間と協力をしなければ解けなかったりするので、友達や親子で一緒に参加している人は、今までよりさらに仲が良くなるという相乗効果も!金山博物館の勉強も自然とできてしまうという一石二鳥どころか三鳥、四鳥くらいの勢いです。
 基本的には、5~6名のグループを6グループ作るという設定で、募集当初30名定員としていたのですが、予想を超える反響で、小学校低学年が入っているグループは、イレギュラーに8名など人数調整して、定員より2グループ多い8グループ。その人数も50名以上という大人数での開催となり、ただでさえ、広くない多目的ホールがさらに狭く見えました。

 さて、簡単に今回の謎解きゲームの流れを説明すると、まず机の上の封筒、この中に問題である「謎」が入っており、壁にある「謎」も含めて、11個の「謎」を解くと、ある言葉ができます。それが解ると、「関所」で宝の地図をもらうことが出来、その宝の地図に隠された「謎」を解くと、「坑道」に入ることが出来ます。坑道では、宝箱を入手できますが、この宝箱は鍵付き。この鍵を開けるには、4ケタの数字が必要で、この4ケタの数字はこれまで解いてきた謎からヒントを得て考えないと開けることはできません。見事、開けることができたら……。
ということで、制限時間は60分なのですが、普通に解けても時間はギリギリと予想していましたが、参加初心者の皆さんにとっては、最初の問題から頭の中には?????がいっぱい。最初の10分ぐらいは何から手を付けて良いのか迷いに迷っていました。
 スタッフがアドバイスやヒントを与えると、だんだん謎も解けていき、コツが解ってきたようでした。が、しかし!スタッフの脳裏に言葉がよぎります。『とても終わりそうにない…』。60分のうち、第一ポイントを通過するための謎を解くのに20~30分がスタンダード。しかし、30分たってもどこのグループも終わらない!!

 ということで、ゲーム終了後には皆さんに発表しましたが、この時点で10分延長を決定したのでした。
第2ポイントの関所を何とか全グループが通過したのは実際には開始から50分過ぎ。何グループかが第3ポイントの「坑道」まできましたが、10分延長した実質70分で箱を開けて最後の謎までたどり着いたのは、1組だけ。その1組も箱を開けるのが精いっぱいで、最後の問題を解く時間がありませんでした。
 というわけで、今回、湯之奥金山の財宝を探し出せたグループは“ゼロ”というわけでした。
タイムリミットが迫っている!走らず急ぎます
 今回参加したほとんどの方が、アンケートの中で、『ぜひリベンジしたい』と回答していただきました。このイベントは制限時間終了後に謎解きの解説をしますので、今回の参加者は、『湯之奥金山の財宝を追え!!』の答えは知っており、再演には参加できません。ということは、リベンジできる機会をまた考えなくてはいけないのです!!……(スタッフ絶句)。

いや、ついでなんで、比べてもらえばわかりますが参加費も相当に安価にしていますが、だからといって決して楽に作れているわけではないんです。ほんと、大変なんですよ。もちろん、ダブルKは謎解きが好きなので、同じ感動を皆さんに味わってもらいたい!と大変なのを承知でこの企画実現に挑んだわけですが…。

 ということで裏話にちょろっと触れると、この企画内容、すべての謎と準備は博物館ダブルKがやっており、本家本元にひけを取らない出来上がりを目指しました。そのために本家の謎ときに、会場は東京、静岡、山梨と行ける公演があれば、幾度となく挑戦し、そしてようやくクリアも勝ち取り…。結果、今回の企画、自画自賛して良いまでの出来に仕上がりました。「博物館で謎解きをやろう構想」を打ち立ててから約1年半ほど。いろんな事業や業務の合間にコツコツ少しずつ構想を練り、ネタを作り、ようやく実現させたのです。副産物として、テーマが異なる30分版のショートバージョンも作りました。
そして、今回、皆さんがこれだけ楽しんでもらえるということがわかりました。
だ・か・ら……!頑張ります…!!

 ということで、今回の『湯之奥金山の財宝を追え!!』は大好評でしたので、年が変わった1~2月の間に、再演したいと考えております。まずは再演をできるように日程調整中です!!決まり次第ご連絡をいたしますので、今回、参加できなかった!という方!ぜひ再演に参加ください。そして初回に参加された方は、方々に「面白かった」「参加してみて!」と、周囲に広く強く宣伝してくださいね。 

12月8日(日)

 12月も中旬に入りつつあります。博物館では毎週イベントです。今日は謎解き、来週はシルバーアクセサリー作りと続きます。さて、本日の謎解きイベント、8グループ50人が挑戦し、クリアならず!とはいえ、大好評で終了いたしました。反響が大きければ再演予定です。また、今回参加した人は、残念ながら同じ内容なので挑戦できませんが、お友達に是非、面白かった!と伝えて宣伝してください。詳細はまた明日にでもUPいたしますね。    

12月5日(木)

 12月に入ると、たちまちですね。そう、今年も残り僅か。年の〆がしっかり出来るように、それぞれ目標をもってこの月を乗り切りましょう。
 さて、週末予定されているイベント。  そしてそして、翌日の8日開催が「リアル謎解きゲーム」です。こちらは、おかげさまで30人の定員を大幅に上回る50名のお申込をいただいております。ご参加の皆さん、大人の方もお子様も、楽しみにして、そして、心してこの謎にかかってきてください(^^)。決して片手間では解けないですからね。今、スタッフも、主催者の立場でこのイベントを楽しみにしながら、突貫準備中です。どれくらいの方々が解けるのか…。ご参加の皆さんには既に伝えておりますが、当日は、午後1時30分からスタートです。受付集合時間に遅れないように時間厳守でおいでくださいね。謎解き本編は60分。終了後、全ての謎の解説もありますが、これを含めて3時30分終了となっています。この後は、ご参加の皆さん全員、砂金採り体験を楽しめますよ。
 なお、常々言っているように、博物館は日陰のため、この時期、他の所より格段に寒いですから、是非暖かい格好でおいでください。
 

11月

11月29日(金)

朝、布団から出るのが億劫になってきたので、もう冬だなぁと感じている今日この頃。早朝のテレビで、「今朝は今年一番の寒さです!!」な~んて、綺麗なお天気お姉さんが喋っていましたが、博物館スタッフの感覚的には、「2,3日前の方が寒かったなぁ。」と話をしています。だんだん寒さにも慣れてきたのかと思っていたら…もう11月も終わりですもんね。1年経つのは早い!!やっと平成“25”年に慣れたと思ったら、あと1ヶ月で“26”年です。お年玉の用意をしなくちゃいけないですね(泣)。こどもの時は、ここぞとばかりに親戚宅を訪れ、集金に励んでいたのですが、大人になると自宅警備に励みたくなっちゃいますね(笑)!!
 さて、博物館の周辺の山々は赤や黄色にきれいに色づいています。今が見頃!ということで、紅葉狩りの団体さんが毎日の様に博物館を訪れてくれています。博物館スタッフは、12月には多くのイベントが控えているので、お客様の合間を縫ってはイベントの準備にせっせと精を出しております。

  ~12月のイベント情報~ 12月8日(日)13:30~15:30
 リアル謎解きゲーム『湯之奥金山の財宝を追え』

12月15日(日)12:30~14:30
 峡南高校共済事業『きらきら!シルバーアクセサリー作り体験教室』
★絶★賛★参★加★申★込★み★受★付★中★

と、立て続けにあるので、準備が大変。さらに、K学芸員は麓金山での講義もあったり、内山金山へ芝刈り…調査に行ったりとお忙しいのです。「これじゃぁ、痩せちゃうね!」ということで、K君を道連れに、甘いシュークリームをムシャムシャと食べております(笑)。  詳しいイベント情報は、博物館HPのイベント情報に載せてあるので、ご確認していただきたいのですが、1点だけご連絡があります。『シルバーアクセサリー作り体験教室』を例年12月と2月に行っていますが、山梨県立峡南高校の先生と打ち合わせをしている中で、「今年は2月に“シルバーアクセサリー作り”ではなく、“すずを使ったコースター(仮)作り”をやりませんか?」とご提案がいただきました。現在も打ち合わせ中ですが、2月は、“すず”を使った体験教室になります。ですので、シルバーアクセサリー作りをできるのは、12月の一度だけになります。毎年参加をするリピーターがいるぐらい人気のあるシルバーアクセサリー作り体験教室。参加したことがない方は、ぜひ参加をしてみませんか?ご応募お待ちしております。
 さて、毎年来ている方は、ご存知のとおり節電や博物館の日当たりが悪いので、館内ひんや~りしております。博物館にお越しの際には、一枚羽織ってからお越しください。
 

11月24日(日)

 さてさて、今月は、毎週末調査に入っている茅小屋・内山金山ですが、この23日も寒さ和らいだ中、5人で調査に行ってきました。 ちなみに、現在茅小屋直上の岩場を工事しているのですが、昨日はタイミングが良く、いつも羨望のまなざしで見ていたトロッコに乗ることもできて…。工事現場の方が、調査に入っていることを知っていたので、顔なじみにもなり、乗せてくださったわけです。念願かなったトロッコ。わくわくドキドキ、スリル満点。色んな意味で朝から得した気分になりつつ20分足らず程の乗車タイムを楽しんみつつ茅小屋遺跡へ到着。ここから、足取り重くなる内山金山。しかししかし、行くたびにいろいろ見つかる内山金山。大変だからこそ、達成感があります。 今回は新しい坑道を二つ、旧坑道を一つ、堀場もひとつ。またたくさんいろんなものが見つかっているのですよ。もっとも、見つけるために行っているので、この成果はうれしい限りなのですが、場所を確認したら詳細の確認をせねば…。そうなると「…あそこ、登るのか…」という感想も無いわけではありません。とにかく今回の分のたくさん報告があるのですが、ひとまず、一枚写真をUPしておきます。矢印の先が、見上げた崖?のところにぽっかり開いている坑道の一つです。詳細はいろいろ検証してとりまとめて後日報告いたしますね。
見上げた坑道はあんなところ

 

11月17日(日)

昨日久しぶりに現れたのはジュニアスタッフのK君。彼も金山ジャンパーを着て寒さ対策をしていると思いきや、中は半袖・・・。「寒いことに変わりないじゃないか!」とバイトのRに怒られていました。秋の訪れを感じさせること無く散っている落ち葉を掃きながら、体があったまってキレイになるという一石二鳥な方法で体を温めた2人でしたとさ。そんなさむ~い博物館には、薄着は風邪の元です。皆さんもこれから迫り来る冬将軍対策、ばっちりしてください。さらに、博物館に遊びに来てくれるときには、他の所に出かけるときよりももう一枚、羽織っておいでください。
 博物館でいつもの日常が繰り広げられている中、実は、外では遺跡見学会が開催されておりました。見学場所は「大月の金山金山&秋山金山金山」の二箇所。晴天に恵まれた中、定員をうわまわる20人以上の町内外んぼ方々がご参加くださいました。
 朝8時半に博物館を出発し、中央道から大月に向かい、最初の見学地である大月金山金山は「民宿・河野園」のオーナー・河野正雄さんに、昔から伝わる金山にまつわるお話しや、この辺りで発見された鉱山臼のことについてお話しを伺いました。その後、坑道跡などを見学し、大月を後にしました。50分ほどの見学を終えて、二つめの見学地・秋山金山地区へ向かいました。大月からおよそ1時間ほどで到着するのですが、ちょうど時間はお昼時。ここで昼食後、見学の予定だったわけですが、秋山でご案内くださる星野さんのお宅では、私たちの到着時間に合わせて、なんと温かいキノコのお味噌汁や、竹炭のおそばを支度してくださっていました。地元の皆さんも大勢応援にきてくださり、思いがけないご歓待に、参加者全員、大変驚き、また大変嬉しいお心遣いでした。和気藹々としたしばしの昼食タイムをすませ、いよいよ見学開始です。星野さんの他に秋山の文化協会関係者の方々にお互いに挨拶させていただいた後、堤防建設に伴った金山金山の調査経過や伝わる伝承などをお話しいただき、金山神社の見学、そしてその前の山の中に存在する近代の坑道を見学。そこから、金山金山の露天掘り跡まで登山しました。
 片道およそ40分ほどになりますでしょうか。参加者の方々には「軽登山」とお伝えしていました。嘘ではありせん。毛無山と比べたら…の話ですが。最後は結構な急斜面を登ったので、みんな口々に「これは軽登山かなあ?結構きつい」とつぶやいていました。
 そうそう、最後尾を付いていた博物館の自称・山嫌いのK君。山へ登り始める前、足に不安のある方は、こちらに残ってお待ちいただいていいです、と女性陣に伝えていたのですが、それを聞いたK君は「僕も今回はみんなの帰りをここで待ってます」
「いやいや、君は男の子だから行くよ」
「えー、靴に穴が空いてるんですよー」
「は?登山って言ったのに、なんで穴の空いてる靴なんか履いてきたの?」
「この話聞いたみんなに言われたんですけどね、僕だって穴が空いてるの分かってたら履いてきません。知らなかったんです。」
「じゃあ歩いているうちに、土で穴が埋まるよ。今日でその靴とはさよならしなさい。」
「しかし、いつ着くんですか?結構登るじゃないですか」
「もうすぐだよ」
「Kさんの”もうすぐ”ほどアテにならないもんはないんですから」
「嘘じゃない、ほら、尾根の青空がそこに見えるじゃん」
「…結構あるじゃないですか」

 そんな最後尾のやりとりはともかく、それにしても、ご案内の星野さんは、御年80近いとおっしゃるのですが、とてもそうは見えませんし、そんな急斜面もスタスタいくのですから、すごい健脚です。しかも今回歩いた道は、この見学会のために、山道を整備して歩きやすいようにしてくれていたもの。
  なんとか全員、尾根まで辿り着き、露天掘り跡と坑道跡を見学しました。確かに山頂には、露天掘り跡と見受けられる窪地が幾つもありますし、さらに、半分埋もれかけてはいるものの、坑口もあるのです。他にも幾つもあるということですが、とりあえず今回は一箇所の坑口だけを確認しました。皆、短時間ながら、興味津々で現地を確認していました。
 見学後はまた今来た道を戻ります。行きはよいよい…とはよく言ったもので、帰りも結構な斜面ですからみんな慎重に下山していきました。帰りの道もK君と一緒に歩いていた応援団のおなじみさんとの会話はさらに延々続きます。
「あーすべる!」
「K君、せっかく作ってもらった道を壊さないでください。」
「違うんですよ、壊したくて壊してるわけじゃありません。地球が僕の体重に耐えられないんです。でも、見てください。このバランス。体幹がしっかりしているから。ほら、滑りながらのこの華麗なターン!」
「いやいや、危ない危ない。」

 そうこうしながら全員がちょうど3時半くらいに資料館まで戻りました。そこでは今度は「ゆず湯」をご用意してくださっていました。何から何まで細やかなお心遣いに、恐縮するばかり。甘くて美味しいゆず湯をいただいた後、改めてご案内に関わってくださった皆さんに御礼を述べ、秋山を後にしました。最後はゆずとキウイのお土産まで全員分ご用意くださり、最初から最後まで、星野さんはじめ秋山の皆さんの気遣いに感謝しながら、現地を後にしました。
帰りは一箇所休憩を取った後は、一路博物館へ。到着したのは5時半くらいでしたが、最後のアンケートには、一様に、とても楽しく心遣いが嬉しかった、という意見をいただきまして、盛会に終えることが出来ましたが、久しぶりに"地元を愛する"という地元の人の力を見たような気がしましたが、今後もおなじ金山つながりの地域同士、情報交換をしつつ、良い関係を築いていけたら、と改めて感じました。
 さて、博物館に戻ったらもう一つニュースが。こちらではまた内山金山踏査もあったわけですが、なんと!こちらではまた新たな坑口が発見されました。歩けば歩くほどいろんなものが改めて発見される湯之奥金山。こちらの情報はまた後日、報告します。

 

11月12日(火)

 お約束通り、9日の土曜日の内山金山踏査についてお伝えしましょう。
 この日、お天気も良かったのですが、早朝6時半ですから、気温は低く、ちょっと寒い感じでした。メンバーが博物館に集まり、この日のルートや確認したい箇所の打合せをした後、登山道に向けて出発です。今回のメンバーは今回の調査の発起人M谷さん以下、調査応援要請に集まったのは山岳会の方々と博物館関係者、そして甲府CATVのカメラマンさんの6人。いずれも健脚メンバーですから、そういう意味では内山とはいえ心配はありません。カメラマンさんは、博物館取材でもお世話になっている方で、かねてから「もし、内山に調査に行くことがあったら声をかけてください」という話の経緯もあり、都合が合った今回、取材方々同行してくださったわけです。我々もカメラを持って内山に行くことはなかなかない事ですからね。
岩盤真下から見た採掘跡。上の窪みは多分坑道っぽいんじゃないかと予想しているのですが…

 中山と違って、茅小屋・内山の入口は少し手前にありますから、博物館からおよそ15分ほどで到着しました。登山開始時間は7時15分。前回は7時間半ほど山中を歩きっぱなしでしたが、さて、今回はどれくらいの時間になるか。そして、前回は茅小屋金山採掘跡を発見したい、と思いながら、見つかったのは不思議な穴。しかし、今回は茅小屋ではなく、内山金山の未踏査箇所を中心に歩き回ってみようということになりました。
 内山金山に行くには、茅小屋金山を通過する必要があります。そうそう、今、茅小屋金山遺跡に向かって、ミカン畑で見るような一本レールのトロッコが治山工事の関係で設置されているんですよ。工事関係者の方々が資材搬入などで使うためのものですが、残念ながら工事が終わると撤去されてしまいます。「あれに乗れたら超楽なのに」という羨望のまなざしをトロッコに向けつつ、そのレールの脇を歩きます。
 スタートしてから約1時間ほどで、茅小屋金山遺跡に到着。茅小屋での墓参りをしつつ一休み。内山へ行く気分の時には、茅小屋金山までの道のりは、このメンバーにしてみればもはや散歩道です。かつては「茅小屋ならスキップで行ける」と言ったものです。確かに道のりは短いのですが、しかしながら現在は所々道がなく、ちょいちょい岩によじ登ったりしないといけないので、決して"平坦"でも"楽"ではありませんが。

 茅小屋まで来たら、いよいよ沢を渡って内山に向かいます。台風でどれほど崩れているかと心配なルートでしたが、オオガレの際を登り進め、なんとか(?)いきました。オオガレは標高1100m程度ですが、遮るものが眼前にないですから、身延山、七面山、笊が岳、塩見岳、布引山など、いろんな山が一望できました。全国的に今年は余りキレイでないと言われている紅葉ですが、オオガレから望む紅葉はそれなりにキレイなものでしたよ。 しかし、内山は気軽に行けるような所ではありませんから、呉々も一人で行ってみようなんて思わないように。基本的には水のない沢登りですし、さらに道のない山際をへばりついて渡る、そんな感じですから。
 さて、内山金山の中心テラスに到着して、久しぶりのテラスと臼チェック。石造物など遺物もいろいろ確認しつつ、標高1350m辺りになる沢沿いの“Rテラス”まで行きました。さて、ここからは未踏査エリアに入ります。
 内山のかつての調査内容については「内山金山遺跡測量調査報告会」や『館だより』でもご紹介しているとおりですが、簡単に言うと、鉱山臼の確認と搬出、テラスの再確認、そして坑道2つ、問掘り跡、露天掘り跡など、採鉱域を確認し、それこそ次々と新しい遺構が発見されたわけです。しかもこれらを見つけるのに、M谷さんはじめ調査員の方々が、どれほどこの険しい山中を駆けめぐったことか。まだ見ぬ未踏査域が険しいことが容易に想像出来るだけに多少の不安はありましたがレッツゴー。

 とりあえずこのテラスからさらに上に行くには「これですか!?」という急斜面の沢を登っていく必要がありますが、今回はまだ足元も凍る心配のない時期であるために、足元ばかりに気を取られることなく、周囲が確認出来ます。とりあえず何らかの採掘域があるかもしれないので、岩盤をよく観察していきました。露天掘り跡まで進み、さらに問掘り跡も確認。「この辺りには何かありそうですか?」というM谷さんの読みと疑問。既に確認済みの露天掘り跡まで向かっていく途中、大きな石英脈もあったりと読み通り、確かに“なんかありそうな雰囲気”はかなりあるのです。
 何となくありそうなのに…というモヤモヤ感を抱きつつまた降りていくと、大きく鉱脈のいい雰囲気の岩盤がありました。「ありそうなんだけどな…」と逆側を振り向いて見上げてみると「ん?あれは…?」という窪みが、岩盤の8mくらいの高さの位置に見えました。「まさかっ!」と垂直斜面のように見えるところを駆け上がっていくと、間違いなく、鉱石を採掘した跡!そして、その跡の上にはさらに、坑道とおぼしき窪みが見えるではありませんか!
 みんなに「坑道だよ!採掘跡!」と叫んで呼びかけ確認。この踏査で絶対新しい遺構が見つかるはず、と思っていただけに、関係者にとっては大変嬉しいものでした。周囲を改めて確認してみると、その回りの岩盤もよくよく見れば、かなり掘ったことが分かります。上部の坑道らしき箇所は、丸腰ではとても登れるような所ではないので、また次回、装備を万全にして詳細な調査をするとして、また一つ、内山金山の新たな遺構が発見されたわけです。しかもテラスまで戻ってみると、その採掘跡はさほど離れておらず標高もほぼ同じようなレベルだったのです。「こんなに近かったのになんで見つけられなかったんだろう。」と、そんな素朴な疑問を喜びと共に抱きつつ、あっという間に下山に向かわないと行けない時間。山の中はすぐに暗くなってしまいますからね。
 下山時はさすがにみんな足が疲れてきていますから、コケたり転んだりが目立ってきました。それもそのはず。最終的に山を下りて博物館に到着したのは、午後4時過ぎ。なんだかんだと9時間近く歩き回っていたのですから。 ということで、今回発見したのは新坑道!ということで、次回の踏査が楽しみになっているところなのです。次回はまた月末。このページでまたリポートします。

 

11月11日(月)

 醍醐山登山、前日から雨が心配されていましたが、なんとか、お天気ももってくれて、10日の日曜日、無事に開催することが出来ました。 今回の登山は「醍醐山を愛する会」の皆さんと「自然愛好部」の皆さんと当館との共催事業ということで、40人以上のご参加の皆様が集まりました。
多くのかたにご参加いただきました。
 甲斐常葉に集合、開会式の後、出発です。のんぼり登って片道およそ1時間ちょっと。最初はなだらかな道も、だんだん山らしくなってきて、山頂に向かう最後の階段はかなり傾斜がありました。中山金山や内山金山に比べたら…という"体力バカ"の博物館組は、最後のこの階段をちょっと駆け上がることにしましたが、登り切ったものの「無駄な体力を使ってしまった…」という感想に行き着いた訳です。山頂では美味しいおにぎりをゆっくり食べるはずだったのですが、このタイミングで少し雨脚が強くなってきて、皆雨具着用で急ぎめの昼食。プログラムを端折って下山に向かいましたが、歩いているうちにどんどん天気回復。最終的には青空となったので、少し予定を早めたわけですが、これはこれで良かったです。愛する会の皆さん、お世話になりました。参加者全員に醍醐山のイメージソングが入ったCDもプレゼントしてくださり、また16日にはまた50人くらいの方々が登られるそうで、醍醐山を売り出そうと大変頑張っておられます。
 標高634mの醍醐山、山が得意な方にはちょっとしたハイキングコース、初心者の方なら「まずは手始めに」という感じで気軽に登ることが出来る山です。登山道もキレイです。是非、機会があったら登ってみて下さい。
 さて、醍醐山登山の前日、2日の踏査に引き続き、今月2回目の内山金山踏査に関係者6人ほどで行っておりました。さて、今回は何が見つかったのか!?ということで、続きはもったいつけて明日書きます。あ、もったいつける程じゃないじゃん、って更新結果をみて突っ込まないでくださいね。  

11月3日(日)

 11月になりました。館内もすっかり寒くなってきました。スタッフが「今日は暖かい」と言っていても、入ってくるお客様が「何かひやっとするね」と会話していたり、町役場の職員が来たときに「ここ寒いね!」って言う言葉を聞くと「ああ、寒いらしいよ、やっぱり」とスタッフも気づきます。いつもここにいると、ちょっとやそっとの寒さならあまり感じないのです。いいんだか悪いんだか。もちろん、冬真っ盛りでは館内零度と戦わないとならないですから、今から寒いなんて言っていたら、冬を乗り越えられないのです。
見つけた不思議な穴
 どんな環境だ?と思うかも知れませんが、本当です。事務室は暖かくしているだろうと思う方もいるでしょうが、快適な温度にするためには相当の電力を必要としますが、この日の当たらない立地にある以上、いくら暖房をつけたところで無駄なのです。であれば最初から節電で暖房なし、で過ごしています。だからといって、それをお客様に強いるわけではありませんから、お客様が来たときにはちゃんと暖房が入っています。それでも寒いと感じられた場合は、すいません、それはこの博物館が冬の間は日が当たらないためで、もはやどうにも出来ないので、もう一枚羽織っていただければと思います。

 ということで、最近、お湯を出しているので、ぬるま湯になった砂金採り体験室なのです。ちなみに外の足湯は、めっちゃ気温の低下に伴い温度が上がらないので、もう少ししたら、足湯浴槽を1槽だけに切り替え、湯量が増えて湯温がもう少し上がるようにします。それでも場所的に寒いですから、ご利用されるときは十分に暖かい格好でおいでください。

 さて、今月の週末は茅小屋・内山金山の未調査の箇所や台風などの被害確認のために湯之奥金山調査をしていただいたM氏と共に、現場へ赴いています。昨日は昭和山岳会の方にも同行いただき、博物館のKと3人で赴きました。課題としては、何回かに分けて未調査エリアの確認を必要としているのですが、相変わらず採鉱域の見つからない茅小屋金山。何とか確認したいのですが、やはり昨日も見つかりませんでした。昨日も、意気込みを持っていったのですが、未調査域の山の険しさに先へ進むことを断念せざるを得ない状況であったりしたもので、その他の遺構を確認しつつも結局、採鉱域らしきものを見つけることは出来ませんでした。そんな諦めの中で新たな発見が!

 標高950m付近に大きな木の根っこに抱きかかえられるようにして空いている“穴”があったのです。中を見ると、石英のびっしりついた金鉱石と、大きな石英脈が!これは奥行き2m近く、幅3mほどのカマクラのような洞穴ですが、坑道ではないにしても試掘跡!それに穴の状態も間違いなく人為的なのです。山の中で遠くに離れていた他の2人を呼び寄せて、みんなで確認。これは!と色めきだってしまいました。しかし、懐中電灯だけで外から内部を確認しただけ。中の様子ははっきり分かりません。そこで、1人が中に入って確認してみると「…?これ、石英じゃないね…?」
。 「え?」
「なんか違うよ」
「えーっ!!」
と中に入って改めて確認。Kは、実のところ洞窟的な所が好きではないのです。金山なら坑道はつきものなのに?というつっこみはスルーで。カマドウマとか変な虫がたくさんいるので、出来れば入りたくない。そうはいっても仕事ならそうとばかりも言っていられません。とうことで中に入って確認。
…確かに石英じゃない。しかも、鉱石に見えた石も全然、鉱石じゃない。暗がりで外から確認しただけだったので、単純に見間違えだったのです。落胆は計り知れないのですが、今更ながら得た教訓は「嫌いでも、穴の中はしっかり確認しよう」ということ。慣れた故の凡ミスといったところでしょうか。

 しかししかし、坑道に関係ないにしても新発見であることには間違いありません。この穴、写真では分かりづらいのですが、天井も側壁も、自然石で石組みのようにキレイに組んであります。そして、穴突き当たり奥の下には、縦20センチ×幅40センチくらいの長方形の穴が。通風口?と思っても、山肌に向かって掘ってある穴なのですから、この四角窓穴は、外とは通じません。側壁の組石の隙間には、泥を練り込んで作ったと思われる、セメント的なものも…。穴を抱きかかえている大きな木は、百年200年は経っていると思われる大きなもの。この根っこが抱きかかえているのだから、穴が作られた後に木が成長した、と思うのです。でないと、側壁はともかく、天井の組石は不可能なのでは?と考えられます。だけど、何のための穴なのか。貯蔵庫?にしては、こんな所にわざわざ何を貯蔵するのか?防空壕??ってこともないだろうし…。と現段階では疑問が深まるばかりなので、とりあえず、いろいろ調べてみて調査を続けていきます。

 

10月

10月25日(金)

 10月にこの異常なくらいの台風発生。一体なんなんだ、この気候は!?と空に怒りをぶちまけたところでどうにもならないですし。 しかし、各地この大荒れの天気で深刻な被害が出ています。この辺りの地方は雨が強くなるのは今夜から明日の昼間にかけて、という予報。とにかくそれぞれに出来る限りの対応をしていき、出来るだけ被害を小さくする必要があります。基本的な事ですが、増水した川に近づかない、など、各個人で注意出来ることも多々ありますから、とにかく注意しましょう。
 さて、10月下旬でもう11月。今の段階で見ると、「まだまだ」早いと思っているクリスマスの飾りや準備も、来月になると「そろそろ…」になっていくのですよね。博物館でも、クリスマスを通り越して、お正月の準備もしなければいけないことに、はっと気づきました。毎年のことなのに、いつもばたばたするから、今年こそ早めの準備を、と思います。
 11月と言えば、現在募集中の遺跡見学会。11月10日の醍醐山登山、そして16日の秋山金山見学会参加者募集中です。16日は、ほぼ定員に近づいておりますので、希望される方は、お早めのお申込をお願いいたします。醍醐山は、まだ定員に若干の空きがございますので、気軽な登山を楽しみたい方は、是非お申し込みください。
 今、博物館スタッフは、今年の冬に開催予定の新規イベント「謎解きゲーム」作成にせっせと勤しんでいます。スタッフ中約2名の謎解き好きが高じて実現しつつあるこのイベント。多分、スタッフの誰がやっているかは、いつもこの日記を読んでくれている人はピーンと来ましたかね。実際に開催されている本家脱出ゲームにも参加して、先日、見事にクリアした実績もあります。イベントスタッフに「すごい早かったですね!」と褒められて、ちょっといい気になってます。そんな冬イベントのプレとして予定されているのが、11月9日に開催される婚活イベントの雨天プログラム。もっとも晴れたらやらないんですが、もし雨が降ったら開催するので、今、突貫で作っているのです。雨天で開催しなかったら、さらに内容を深めて冬に備えます。かなり力を入れて作っています。解けるものなら解いてみなさい!的な勢いで作っています。
 あ、そう言えばそんなスタッフのどうでもいい話があるのですが、うん、状況説明が長くなるので、天気が回復したらこのページに書こうと思います。

10月25日(金)

 10月にこの異常なくらいの台風発生。一体なんなんだ、この気候は!?と空に怒りをぶちまけたところでどうにもならないですし。 しかし、各地この大荒れの天気で深刻な被害が出ています。この辺りの地方は雨が強くなるのは今夜から明日の昼間にかけて、という予報。とにかくそれぞれに出来る限りの対応をしていき、出来るだけ被害を小さくする必要があります。基本的な事ですが、増水した川に近づかない、など、各個人で注意出来ることも多々ありますから、とにかく注意しましょう。
 さて、10月下旬でもう11月。今の段階で見ると、「まだまだ」早いと思っているクリスマスの飾りや準備も、来月になると「そろそろ…」になっていくのですよね。博物館でも、クリスマスを通り越して、お正月の準備もしなければいけないことに、はっと気づきました。毎年のことなのに、いつもばたばたするから、今年こそ早めの準備を、と思います。
 11月と言えば、現在募集中の遺跡見学会。11月10日の醍醐山登山、そして16日の秋山金山見学会参加者募集中です。16日は、ほぼ定員に近づいておりますので、希望される方は、お早めのお申込をお願いいたします。醍醐山は、まだ定員に若干の空きがございますので、気軽な登山を楽しみたい方は、是非お申し込みください。
 今、博物館スタッフは、今年の冬に開催予定の新規イベント「謎解きゲーム」作成にせっせと勤しんでいます。スタッフ中約2名の謎解き好きが高じて実現しつつあるこのイベント。多分、スタッフの誰がやっているかは、いつもこの日記を読んでくれている人はピーンと来ましたかね。実際に開催されている本家脱出ゲームにも参加して、先日、見事にクリアした実績もあります。イベントスタッフに「すごい早かったですね!」と褒められて、ちょっといい気になってます。そんな冬イベントのプレとして予定されているのが、11月9日に開催される婚活イベントの雨天プログラム。もっとも晴れたらやらないんですが、もし雨が降ったら開催するので、今、突貫で作っているのです。雨天で開催しなかったら、さらに内容を深めて冬に備えます。かなり力を入れて作っています。解けるものなら解いてみなさい!的な勢いで作っています。
 あ、そう言えばそんなスタッフのどうでもいい話があるのですが、うん、状況説明が長くなるので、天気が回復したらこのページに書こうと思います。

10月15日(火)

 連休中の晴天が打って変わって、今日明後日は台風で大荒れです。台風と言えば、博物館で恒例作業は、屋上の葉っぱ掃除と、マンホールの蓋開け、幟旗の一時撤去などなど…。台風が過ぎれば、また旗を戻し、蓋を閉め…それだけですめばいいのですが、土砂が流出したり、もっと大変な被害が出ないように祈るばかり。とりあえず、出来る限りの対策をしておくことしか出来ないわけですが…。
 そうそう、連休中も、受付のところでドングリたちは大活躍?でした。たくさんのドングリがもらわれていきましたが、キャラクターは大分増えました。くまもん、リラックマ、キイロイトリ、ウサビッチ、ヒヨコ、カエル、ニャンコ先生、などなど。とりあえず何でも描いてみます。似ていると増産されます。ちなみに、制作者が一番お気に入りは、ウサビッチのオカマのヒヨコなんですが、何故か、もらわれていきません。残念。   さて、台風が過ぎたら今度は寒気が入ってくるらしいので、季節外れの暑さはもうおしまい。ぬくぬくにしないと、風邪を引いたりしてしまいます。お腹を出して寝ないようにしましょうね。
 ”きせつはずれ”であいうえお作文を作りました。久々の紹介。あ、そう言えばって思った方もいるでしょう。いや、ここで紹介するのは久々ですが、博物館では相変わらず毎度毎度ひっそりとスタッフが作っていましたよ。ということで、今回のお題は"きせつはずれ"。

 「き」…奇妙な陽気だ
「せ」…せっかくの紅葉シーズンなのに
「つ」…蕾がついたのは桜の木
「は」…春にはまだまだ遠いのに
「ず」…ズレているったらありゃしない
「れ」…れんげも咲いたりしちゃうかも!?
 

10月13日(日)

 秋の3連休。良いお天気が続いています。12日にはお天気に恵まれた中、身延山御会式も盛大に執り行われ、たくさんの講と見物客で大変賑わいました。身延町役場の講も毎年恒例で出ており、他の講に負けじと身延山の商店街の道を練り歩きました。
 さて、おかげさまで11月16日の秋の遺跡見学会、お申込ありがとうございます。じわじわと定員に近づきつつありますので、行きたいけどまだ申込みしてないや、という方、お早めのご連絡がお勧めです。醍醐山の方はまだまだ空きがありますので、こちらも併せてご参加くださいね。
 受付のドングリトトロとドングリリラックマとドングリキイロイトリが、皆様に好評でお持ち帰りいただいております。並べておくと、皆さんが「かわいい」と言ってくれますが、持ち帰り分がなくなると追加で作成します。昨年はトトロばかりだったので、違うものを作りたくなってきたので、新しいキャラで考案したリラックマシリーズ。他にドングリで出来るキャラクターはないだろうか、と考え中です。

10月6日(日)

 穏やかな天気が続いています。しかし、所々で台風も発生しているし、油断は出来ませんが。
 秋と言えば木の実。木の実と言えばドングリ!この季節、 どんぐりを拾ってくると、受付に置いて、欲しい方には差し上げています。やじろべえにしたりいろいろ遊べますから。そして、毎年、模様を描いて置物にしています。その置物はドングリトトロ。博物館風物詩です。これを今年も作っています。お客様がいないような手が空いた時に、気分転換ついでにせっせとマーカーで描きます。人によって出来上がりが違いますから面白いものですが、たまにドングリの中に、違うキャラクターも混ざっています。ご来館の際には受付にあるドングリを眺めてみてください。そしてこのひと秋、お部屋にちょいと飾りたいな、という方は、お持ち帰りいただいても良いですよ。

 

9月

9月29日(日)

 晴れている日、日中はとっても爽やか。でも、朝晩は寒い。そんな秋ならではの気候が続いています。博物館内も、寒くもなく暑くもない、そんな束の間の爽やかさをスタッフは感じているわけですが、このほんの数日を過ぎると、今度は他の所より遥かに寒い”極寒の時代”がやってくるわけです。
 さて、いよいよ秋本番の10月になると、当館も秋ならではのイベントも計画しております。遺跡見学会や謎解きゲームなど。博物館で謎解きゲームとはなんぞや?と思った方もおられるでしょうが、謎解きについての詳細はまた後日。
 さて、今年の見学会は、11月に2週連続で開催。ただし、第一回目は、「金山遺跡見学会」ではなく、町内の自然や山を知ろうということで、"身延町のスカイツリー”として売り出し中の「醍醐山」登山です。634mという標高の醍醐山。奇しくも観光スポットとしても大人気の東京スカイツリーと同じ高さの山とういうことで、登山道の整備や看板設置など行われたばかり。しかも、金山博物館で常々お世話になっている昭和山岳会の皆さんが売り出しに尽力している山ですし、一度は登ってみたい方もいるのではないかということで、11月10日(日)に、醍醐山登山を開催いたします。案内はもちろん、昭和山岳会の皆さん。実は、醍醐山一斉登山を計画されていたところに、案内や説明など金山博物館が便乗させていただく形。なので、金山博物館から募集した方以外の参加者の方がたくさんいらっしゃるものと思われますが、賑やかで楽しい登山になるのではないかと思いますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。
 そして、翌週の11月16日(土)は、秋山金山遺跡見学会です。こちらは、武田氏領内の戦国期金山で上野原市秋山にある金山です。博物館展示図録にも紹介されている遺跡ですが、これまでも見学会はしたことがない場所です。予定としては博物館からマイクロバスで移動するような形になりますが、こちら是非ご参加をお待ちしております。この二つの見学会の詳細は今週中に改めて、お知らせいたします。
 そうそう、話は変わって、過日投票をお願いした「ご当地女王決定戦」。結果はなんと…!1位にはなれませんでした!ってか、何位だったかもわからないのですが。「いやー、多くの皆様に応援いただいたにもかかわらず不甲斐なくて申し訳ありませんでした。(学芸員K談)」ということで、いや、本当、大勢の方にクリックしていただいたと思いますが、残念でした。でも、応援ありがとうございました。
 「内容も微妙だったからかなり下だったんじゃないかねえ?仮に地域別だけでも1位通過したら博物館の宣伝になると思ったんだけどなー」、と続けるKですが、そういう意味では確かに残念。まあ、また博物館は別の露出を考えて宣伝するということで、とりあえず、女王決定戦は幕を下ろしたのでした。また、こんな機会がありましたら(いや、なかなかないでしょうけど)また応援してくださいね。

9月20日(金)

 しばらく良い天気が続いていますね。昨日は見事な中秋の名月で夜空を明るくしていましたが、皆さんも夜空を見上げたでしょうか。七夕の天の川や、○×流星群など、天文に関わるイベントがある日に限って、天候があまり良くないというようなことが多い気がしたので、昨日のお月様は「珍しくキレイに見えるなあ」と思ったわけです。
 さて、昨日は夜空だけでなく、日中も雲一つ無い青空が広がるほどの晴天。実は、山梨県内ニュース「YBS」のトレッキング特集内で毛無山を取り上げたいということで、その撮影のために、中山金山へ登っていました。博物館からはAリーダーとK、そして、取材のために登山したのは海野アナとカメラマンさんの2人、4人で登りました。テレビで見ている人はご存じでしょうが、海野アナはとっても小柄で細い方です。電話連絡を頂いたときに「登山経験は?」と確認したら「ないです」との返答。改めてご本人を見て、あまりの華奢さに「大丈夫かなあ」と少し心配だったのですが、なんのなんの。見た目からは想像できない健脚ぶり。こちらがペースを落とす必要もなく、また、さすがアナウンサー。登っている間、ほとんど会話していました。会話なんて普通でしょ?って思うかも知れませんが、毛無登山で話しっぱなしって体力ないと出来ないもんなんですよ。カメラマンの20代の男性も体力もあるのでしょうが、それで
 かなりな急勾配でも余裕の表情。そして、余りにも天気も良かったし、体力も問題なしなので、金山遺跡だけでなく、地蔵峠から見える富士山も紹介してもらおう、ということで地蔵峠へ。確信通り、少しだけ雲が浮かんでいましたが、キレイに夏の富士山が全貌を見せてくれていました。登山の苦労は絶景で癒される、といったところ。毛無に何度登ってもなかなかキレイな富士山は見えませんが、昨日は久しぶりによく見えたグッドタイミングでした。そんな富士山とメインの金山遺跡を撮影して、下山して博物館に戻ったのは午後3時過ぎ。さすがの海野アナも下山した時には疲れも少し見えましたが、その日の夕方のニュースには、変わらぬ元気な表情が映し出されていました。
 今回の撮影の様子は10月8日に、秋の行楽特集企画でオンエアされる予定ですので、ご覧ください。

9月17日(火)

 まさに台風一過で、月曜日の午後からは日差しも回復し、暑いくらいでした。また今日も朝から爽やかな秋空で、風も涼しく、朝方は少し肌寒いくらいでした。博物館では、今回の台風においては土砂の大きな災害はありませんでしたが、そうは言ってもいつもの如く、裏山からの土砂が、敷地内の車用通路を埋めています。これは撤去しないとなりませんが、今日は博物館が所属する生涯学習課から2人の剛力がお手伝いにきてくれて、博物館男子2人で、4人の男子が朝から土砂撤去作業に従事してくれています。土砂には角礫なんかも混ざっていますし、敷地内は徐行を心掛けていただくところですから、勢いよく車を走らせないようにしてくださいね。そんなことで片付くまでには少し時間がかかりますので、ご来館の皆さんもどうぞお気をつけてご来館ください。作業の男子は腰を痛めないように…。
 さて、本当に涼しくなりました。ほんの数日でこうも変わっていくかと驚かされるほど。毎年経験しているはずなのですが、本当に覚えていないものです。季節の変わり目、うっかり風邪を引かないように、皆さん気をつけましょう。

9月16日(月)

 3連休の最終日は大型台風で締め括られ…、という感じです。15日の昼間には山梨を抜けていくようですから、とにかく、大きな被害がでないことを祈るばかり。雨量が多い間は、近隣の道路、随所随所で通行止めになっていたりします。博物館前の河川も随分増水していますし、また台風後の土砂災害もよく聞かれる話ですから、皆さん、台風が過ぎた後も十分に気をつけてください。
 

9月10日(火)

 先週、スタッフの間では「もう9月に入ったし、残暑…残暑っていうか猛暑だよ!!」っと、まだまだ暑い日に愚痴をこぼしていましたが、日曜日に一日雨が降ってから、急に涼しくなり秋らしくなってきました!!これから先、冬に入るとご存じの通り、博物館は極寒の地になります。それまでの短い秋を感じることができる間に砂金採りしませんか!?皆さん、遊びに来てくださいね!!もちろん冬は体験室の水槽にはお湯が出ますのでご安心を!!
 さて、先週は台風17号(4日には温帯低気圧になりました)が日本列島に近づき、日本全国を豪雨が襲いましたね!!皆さんご存じの通り、愛知県名古屋市では時間雨量100ミリを越える大雨が降り、道路は冠水!!公共交通機関が不通になったことはニュースでも報道されていたとおりです。一時は名古屋市全体に避難準備命令が出てたわけですが、そんな危険な名古屋の地に舞い降りた人物が!!そうです、我が博物館のK学芸員です。名古屋市栄の丸栄で開催する山梨物産展に身延町観光課と一緒に参加していたわけです。さすが、行く先々で嵐を巻き起こす女性です!!名古屋市の皆さん、嵐を起こしたのは、K学芸員だと思います。世間をお騒がせして、申し訳ありませんでしたorz
 さらにさらに、K学芸員はまだまだ世間をお騒がせしております。博物館に来られた方には少し宣伝をさせていただきましたが、ただいま『第1回ご当地女王様決定戦このリンクは別ウィンドウで開きます』が開催されています。全国の都道府県で一芸に秀でた?女性が選ばれ、全国の皆様の投票により、全国NO.1女王を決定します。その栄えある山梨県代表として、K学芸員が選ばれたのです。ぱふぱふぱふ~♪
 え?何の一芸に秀でているかって?
 そりゃあ、勿論!言わずもがな「砂金とりの女王」ですよ!日本一ならぬ世界一の称号を持つK学芸員ですから、そりゃあ格好のネタ…いやいやいや、女王に選出されてもおかしくないですね。
 そんなわけで、第一段階として、まず激戦区の関東甲信越エリアで優勝することが条件なんです。同様に、東北、関西、中国四国などなど全国各ブロックの優勝者が選ばれてきますので、その6名で最終投票を行った中で、NO.1女王に選ばれなければならないという険しき道のり!!
 ということで、投票期間はあと数日ありますので、その間に、まずは、地区ブロックで勝ち残れますようぜひ、皆様の清き1票を、 一票と言わず何票もよろしくお願いいたします。(100分後には再投票できます。orz)。結構強豪揃いのブロックなんで、砂金とりは地味だったかな~って感じはしますが…。もし、勝ち抜けたらそれはそれで金山博物館のPRにもなりますので、とにかく応援よろしくお願いします。

 ご希望の方は博物館までお電話ください。これは見ないと損ですよ。

9月3日(火)

 夜7時というともうすっかり暗くなっています。日中の暑さは8月の頃のような感じもありますが、やはり朝晩は秋の気配を随分と感じるようになりました。それにしても、夏の疲れが一気に出るのがちょうど今くらいかもしれません。"夏疲れ"特有の、なかなか疲れが抜けない感に、現在スタッフの数人が悩まされています。困ったものです。
 さて、博物館も9月から水曜日は定休となります。そして来月からは冬時間になりますので、最終受付は一時間早まった4時30分迄となりますので、お間違えのないように。そして、今までは暑い暑いと言っていたのに、じわじわと寒い寒いという季節になるだなあと、早くもため息が出ます。そうなると、寒いのと暑いのとどちらがマシか、という議論になるわけですが、結局どちらも嫌なんですよね。

 

8月

8月29日(木)

 学校も始まっているところが多く、今週は8月といえど、すっかりお子様の姿を見るのが少なくなってきています。そして、もう9月。さて、8月の無休開館も終わり、9月からは通常の水曜日休館に戻ります。夜も7時ともなると、今までと違ってすっかり辺りは暗くなり、まさに”秋の日暮れはつるべ落とし”という感じです。寝具も今までの薄掛けだけでは朝晩が肌寒いこともこの数日しばしば。皆さんのお住まいの方面はいかがですかね。呉々も“うっかり風邪”引かないように気をつけましょうね。

8月24日(土)

 夏休みも終わりですね。でも、相変わらず暑いし、それにこの辺りでは圧倒的に雨が少なく、からからの状態が続いています。かたや、日本列島では各地で集中的豪雨による甚大な被害がもたらされている場所も少なくなく、ニュースでは深刻な状況が伝えられています。その映像は数年前の下部温泉郷をおそった台風被害とオーバーラップしますし、被害に遭われておられる方々の心中やご苦労をお察しします。こういうニュースがあるたびに、そして、自分たちが経験するとなおのこと、人間はここまでいろんな分野の技術を進歩させてきた現在においても、自然災害の脅威に対して無力と感じずにはいられません。“自然と共存”というは全ての生きるものにとって、便利でもあり、有り難くもあり、難しくもあり…いろんな側面を見せるものです。良いことばかりではない、それもまた全てのことに言えることですが。
 しかし、こんな暑さのせいか、長年みんなの通称「赤でめ」。赤い出目金がとうとう今週死んでしまいました。しばらく食欲がなくなって全然食べなかったので、スタッフは皆「もしかしたら…」とは思っていましたが、その予感は的中。2か月ほど前に卵を産んだのはこの赤い出目金だったのですが、結局孵化しなかったので、子孫は残すことは出来ませんでしたが、今になって思えば最後の力だったのかなと思います。
 まんまるいお腹で、ぷくぷくと浮いている姿は愛嬌があったのですが、黒い出目金に続いて赤い出目金もいなくなってしまい、和金3匹になった水槽は、また空間が広くなってしまいました。そして、ここ数日残った3匹の和金達が、水槽の下の方でじっとしていて、あまり元気がないように見えるのが気になる今日この頃です。

8月17日(土)

 連日の暑さにすっかり参ってしまいますが、それでもお盆過ぎると赤とんぼもたくさん飛んでいるし、なんとなく日差しが和らいだ感もありますね。今週末までUターンラッシュで各地の主要道路は混雑している状況がニュースで流れますが、運転される皆様方、行きも帰りもどうぞ十分にお気をつけてください。もちろん、公共の交通機関を使用される方も、お土産なんかで荷物もきっと多いことでしょう。これまた十分にお気をつけてお家まで無事に戻りましょう。
 そうそう、スタッフ対抗砂金掘り大会の後日ですが、着々と他のスタッフの結果も出ています。バイトのMつんと、Yぞうが、チャレンジ。 昨年は職場体験研修で、研修生として初心者部門に出場。結構な成績を残していたので期待をかけておりましたが、何故か9粒中4粒?
一方、大会の時はいつも館内業務で大会には出場経験のないYぞう。「私、出たことないから分からないんですよ~」みたいなこと、まるっきり初心者のようなことを言いつつ、本当にルールを知らないので、スタッフKが懇切丁寧なルール説明。さ、スタートしますが、「みんなに見られていると緊張します~」
「選手の人はみんな、あの大会の日はその緊張の中にいるわけだよ」
「そうなんですね~、すごいなあ」
「おいおい、Yぞう、もう8分だけど?」
「あー、足がびちゃびちゃになっちゃいました」と言いつつまだ終わらないパンニング…。
さらに、金を入れようとして一粒行方不明!結果4粒!
 ということで、密かにやっている砂整理兼スタッフ砂金掘り大会。大分、競技砂も減ってきて片付いてきています。でも競技終了後の回収作業が余りにもはかどらないと、体験室の水槽の砂が増えるということになります。水槽の砂があんまり増えすぎても困るので、なんとか回収しないと…。まあ、そんなわけで関係者からパーフェクトが全然出ないとう不思議な結果を更新中です。
 

8月13日(火)

 連日の暑さ、慣れてきたとはいえ、厳しいですね。博物館駐車場も熱風が吹き抜けます。それこそ、こまめな水分補給をしましょう。 今日は昨日よりも涼しい(?)のですが、そのため、裏口から入ってくる風が爽やかです。スタッフ同士「今日は涼しいね、風が気持ちいいね」 そんなことを話していたら、役場の職員がちょいと用事にやってきました。

女子職員「暑いですね、熱風が吹き込んで来るじゃないですか」

K1「?」

K2「?」

R「?」

K2「いや、今日は涼しいよ?」

女子職員「え?これが?おかしいですよ。」

K1「今日は涼しいよね?」

R「うん、涼しい」

K 1「おーい、Mちゃん、今日暑い?」

M「今日は涼しいです」

女子職員「いやいやいや、めっちゃ暑いですよ」

K1・K2「満場一致で、今日は涼しい」

女子職員「…これが涼しいって…すごい健康的ですね…」言葉無く帰って行きました。

 本当ですもの。博物館スタッフはこの風が涼しいと思っているし、実際涼しいのですもの。結構吹き抜けますから、お客様も「良い風が入ってくるね」と言ってくださいます。  ちなみに展示室などは冷房が入っていますので、ご安心ください。サウナのような状態でとても展示なんか見ていられないですからね。それでも暑いと言う方のために、受付では貸し出し用うちわが用意されていますので、館内を巡るときには是非うちわをご活用ください。明日も涼しいといいなあ、と思いながら博物館のお盆初日でございます。

8月9日(金)

 砂金掘り大会から早いもので、もう一週間近くが経とうとしています。すったもんだしている間に日がどんどん経って、結果をUPしなければ!というのが今になってしまいました。とりあえず「これからの行事予定」内に、今年の一般大会、学校大会の総合成績を掲載させていただきましたので、ご参加された皆様、改めて結果をご確認してみてください。そして、来年のために精進しましょう。
 砂金掘り大会にご参加してくださった方々のブログをまとめてご紹介。博物館日記に写真が掲載されていないのですが、皆様のブログをご覧頂くと楽しい文章と写真満載ですから、大会の様子より伝わってくるかと…。
砂金掘り日記このリンクは別ウィンドウで開きますや、 子連れ採集記このリンクは別ウィンドウで開きますno-booの放浪記このリンクは別ウィンドウで開きます駿河の遊び人このリンクは別ウィンドウで開きます松原海軍工廠このリンクは別ウィンドウで開きます粉採り爺さんの砂金採りこのリンクは別ウィンドウで開きます鉱物採集のHPこのリンクは別ウィンドウで開きますなどなど。たくさんの方々が大会について書いてくださっています。

 さて、大会数日経過した現在も、博物館ではいろいろちまちまと片付けがあります。お客様の対応をぬっての作業なので、なかなか遅々として進まないのですが、とりあえず今日は、バケツの残った砂の処理。まず何が残っているかというと、各部門で使った予備の競技バケツ。もちろん金入りです。このままという訳にはいきませんので、処理を兼ねて閉館後“スタッフ対抗砂金掘り大会~!パフパフパフ~!”ってことで。
 この試合に本日臨むはジュニアスタッフR(この夏休みから正式なアルバイト君となりました)と、博物館スタッフダブルK。夕方いそいそとフネに水を張るK。
 トップバッターはR。まず男女初心者部門の砂=10kg(9粒入り)をタイムアタックでパンニング!普通に砂金採り体験をして出てきたお客さんも足をとめ、眺めていますが、そこはすかさずタイムキーパーのもう片方のKが砂金掘り大会について説明します。お客さんは興味津々。スタッフの腕前がいかにすごいか…!そうこうしているうちに数分経過!全部ゆすり終えたRのその結果は…4粒!お客さんの反応は微妙!!
 そこにちょっと駅までおでかけしてきたKが戻ってきて「何やってんの~?」とすかささず参戦。「博物館体験室の皿じゃ本領発揮できん!競技には小さい!」、「今から言い訳」、「どんな道具使ったってパーフェクト!」こんなやりとりを繰り広げながらタイムは刻一刻と過ぎていきます。4分くらい経過…7粒! 最後はもう一人のK。「パーフェクト出しますよ」と言いながらのパンニング。丁寧かつ慎重なパンニング、悲願のパーフェクト出るか? 結果…5粒!
 お客さんはにっこりと「ありがとうございました」とほほえみを浮かべて館を後にされました。
 「ちょっと、スタッフへろへろなんじゃないの?」「いや、金が入ってなかった!俺のは5粒だったんだ!」「そうそう入ってないわ、こりゃ」

 もちろん、皆さまの想像通り、この後入っているはずのフネの中の砂金を回収作業するわけですが、どうしてもあと3粒出てこない。そうこうしているうちに、砂がきれいになってきたので、最近砂がめっきり少なくなった中山金山の水槽にこの砂を入れてあげました。ああ、誤解の無いように。もともと、この砂は洗って体験室に投入しようね、と言うことになっていたんです。決して金が見つからなくて面倒になったから水槽に投入したわけではありません。あしからず。

 ざっくりのスタッフ大会の報告でしたが、スタッフ対抗砂金掘り大会については、また後日、追記がありますのでお楽しみに。
 さてさて、まだ大会全体の報告も終わりきっていませんが、こちらについては学校大会のページを更新中です。合わせてこども金山探険隊など夏イベントまとめて更新中ですので、もう少しお待ちくださいね。

8月6日(火)

 3日に行われた博物館最大のイベント「砂金掘り大会」ですが、ご報告が遅れました。競技結果を知りたかった人にはお待たせしてしまってすみません。
 今年は大会史上最多の参加者が日本各地からご参加いただきました。小中学生対象にした「ジュニア部門」、高校生以上を対象にした「男女初心者部門」、過去入賞経験があり、またわれこそはベテランという「男女ベテラン部門」で、全国より200人以上という日本最大規模とも言える人数をお迎えして、盛大にとり行われました。
ご参加いただきました皆様、博物館応援団の皆様、ボランティア、町より応援に来ていただきました職員の皆様、本当にたくさんの方々のご協力をいただきましてありがとうございました。まずは皆様にお礼申し上げますとともに、経過の前に結果のご報告をさせていただきます。ただ、写真がまだ掲載していなくてすみません。後ほどUPします。
「これからの行事予定」のページに全部部門を掲載させていただきますが、まずは入賞者の皆様を。(敬称略)
午前の部(一般大会)

ジュニア部門(7粒/6kg)
第1位:志村瑠伽
第2位:諌山凌太
第3位:土橋 汀

男女初心者部門(9粒/10kg)

第1位:仁木創太
第2位:瀧本雄一郎
第3位:金岡竜司

ベテラン部門(15粒/16kg)

第1位:広瀬義朗
第2位:長谷部吉昭
第3位:野村敏郎
頂上決戦(5粒/5kg)

1位:広瀬義朗
2位:仁木創太
3位:志村瑠伽

午後の部(学校大会)

優 勝:峡南高校 
準優勝:灘
第3位:大妻(A)
新人賞 半村悠樹(慶応義塾中等部)
MVP   赤池潮音(峡南高校)

午前中は一般大会、午後は2時から、学生同士で砂金掘りで対決する「東西中高交流砂金掘り大会」が、こちらも白熱化した試合が繰り広げられました。
 さて、今年の大会は準備からして大変あわただしかったです。インターンシップ研修生の受入れや、また、なかなか参加者の数が確定しないなど。実は人数が確定しないとお名前ワッペンも、一番大事な競技順番も作成できないという、裏事情があるのです。とにもかくにもさまざまな理由があったから、スタッフもテンパっておりました。大会前日は深夜までかかって作業していたのですが、なのになのに、当日の朝は準備万端のはずがばたばた…。と、まあ、内輪的には実はかなり大変でした。そんな様子はきっと、早めにきてくださったお馴染みの皆さんが、スタッフの走り回る姿を思い出していただくと「あ~なるほどね」と思われることでしょう。

 8時半から受け付け開始、そして開会式・デモンストレーションを行い、定刻どおりジュニア部門から第1試合が始まりました。20人一試合、ジュニア初心者は10分の競技時間、ベテラン部門は15分、この試合を全部で11試合。 ただし、選手の到着時間や欠場などで混成試合となっていたり、現場では競技バケツの運搬や、皿の用意、さらにベテラン部門指定皿のスチールパンが出番なのに、なぜかちょいちょい行方不明になるなど、小さな出来事が重なってばたばたばたばた…。予定通りに動かないのが毎年の常。この時期は3日間~4日間程度の職場体験研修などもあって学生の手数もあるにはありますが、右往左往する方が多かったりするわけです。 でもそこはベテラン応援団の皆さんが本領発揮。大変な水替え砂出し作業も率先してどんどんやってくれるし、使った砂洗いと取りこぼしの金回収も流れ作業で止まることなくやってくれました。それを見習って学生達がなんとか動きます。毎年のことですが、多くのボランティアスタッフの方々のおかげで、集計、マイクパフォーマンス、後処理など大会運営そのものが成り立っています。ありがとうございます。
 一般大会では、ジュニア56人、初心者86人、ベテラン34人、エキシビションに35人出場の中で、砂金掘り大会に初出場、もしくは砂金採り体験自体したことがない!と言う方もいらっしゃいますが、それでも楽しめるのがこの大会。頂いたアンケートでは「楽しかった!」という意見が大多数。有り難い限りです。今年は新たに、全部門に於いて採取粒がパーフェクトだった人にはその名の通り、「パーフェクト賞」を。そして、お楽しみ抽選会も。
 なお、このお楽しみ抽選会には、愛知県の砂金掘り道具販売店「あおい商店」様より景品のご提供をいただきました。ちなみに一般大会では、受付時にくじ引きでお二人に、午後の学生大会ではスタッフとのジャンケン勝ち残りゲームでやはり2人の方にプレゼントさせていただきました。また違った盛り上がりを見せてくれましたが、あおい商店様、お心遣いありがとうございます。また参加者全員に配付された熱中症対策ばっちりのスポーツドリンクは、ダイドードリンコ株式会社様よりご提供いただいたものでした。本当に多くの皆さんにご協力いただきましてありがとうございました

 分刻みのスケジュールで、それでも多くの皆様のご協力のおかげでほぼ定刻通りに進んでいった一般大会。競技と同時にその時点での結果が張り出されていくのですが、一番最初に順位結果が出たのはジュニア部門、続いてベテラン部門、初心者部門と、全ての部門の第3位までの入賞者が決まったのは12時10分頃。ここで部門事の1位選手が頂上決戦。5分間一本勝負の同条件での頂上決戦。ベテランが制すとは限らない、話題性としてはジュニア部門あたりから総合優勝者が出て欲しい!という思いもありつつ、一体誰が頂上を取るのか…!勝負の行く末を見守ります。
 5分後。ベテラン部門の広瀬さんが連覇するという結果に。でもさすが1位同士。全員パーフェクトでした。これはこれで珍しいのですが、大健闘。見事優勝者となった広瀬さんには、記念のメダルとパン皿で作ったオリジナル優勝皿が。そして、今年からそれは持ち回りとなったので、来年の大会の時にパン皿返還をしていただき、またこの優勝者の証をめぐって、熾烈な砂金掘り対決が繰り広げられるのです…!

 一般大会の表彰式を終えて、一息ついて午後2時からは約2時間の学生バトル。「東西中高交流砂金掘り大会」です。今年はこちらも大会史上、参加校最多参加学生最多の大会となり、7校8チーム。これはこれで学生達のパンニングの腕も上がってきたため、どんな結果になるか、それこそふたを開けてみなければ分かりません。4連覇を狙う山梨学院が逃げ切るか!西の王者・灘が11年ぶりの首位奪還を図るか!東京・開成が大躍進を見せるのか、3年ぶりの報徳学園が一般大会と同じく良いところを狙ってくるか、メンバー多数の大妻2チームが女子力結集で入賞狙いか、初出場の慶応義塾中等部がどこまで食らいつくのか、はたまた峡南高校が地元の根性を見せつけるか、いろんな要素を含んだ波乱の交流大会が開幕しました。

 前半の団体戦と、後半の個人戦(5回戦)の総合獲得点数で順位を決める学生大会。団体戦は16人1チームの30分リレー形式のデュアルパンニングで勝負を決めます。一人に割り当てられているバケツの砂3kg。この中に幾つの砂金が入っているかは分かりませんが、16バケツ全部をふるうと40粒入っています。落とさず早く、40粒に近ければ近いほどにいいわけです。団体戦は新人を中心にチーム構成しているので、初めてで緊張する学生も多数!中でも心配だったのは大妻Bチーム!後半10分を切ったところで、いつになくスタッフKが「早くしないとタイムオーバーになるよ!急いで!!」声をかけますが、なかなかスピードアップしない。そんな中、灘が圧倒的早さでイチヌケしました。各校続いて集計にきます。なんとか0点だけは免れたいギリギリのところで大妻Bも無事に集計にやってきました。慌ただしい中、途中経過が発表されましたが、1位はボーナス得点もたたき出した灘、2位が大健闘の峡南、3位は初出場の慶応義塾、4位はドキドキさせたBチームの先輩チーム・大妻A、5位は報徳、6位は入場時に円陣を組んだことをきっかけに会場のムードメーカーとなった開成、7位が大妻Bとなりました。
 さて、後半はいよいよ決戦の個人戦。先鋒、次鋒、中堅、副将、大将と5人がそれぞれ、8分間6kgの砂をパンニングする各一本勝負。約50分間の5回の攻防で、この試合による総獲得点数と、団体戦での得点を足して今年の結果がでます。
 それぞれのチームから練りに練った選手選抜が行われ、選手コールされます。先鋒から勝負をかけたり、大将は実績のある選手など、各校の作戦や思惑も見え隠れする個人戦。いずれのチームも団体戦以上に声援を送り、そして、校歌も歌い出す応援も白熱しておりました。若いっていいね!と思いつつ、スタッフは試合の行く末を集計しながら見守ります。
 しかも全部の試合が終わるまでどんなどんでん返しがあるか分からない個人戦。最後の大将戦では、これまで以上の声援で試合が進みました。結果…!!
個人戦1位は峡南、2位が灘と大妻A、4位山梨学院、5位報徳、同点6位慶応・大妻B、8位開成という結果になり、これに団体戦での各得点数を足すと、なんと優勝を狙って名門校を3年間追い続けた峡南高校が見事に1位獲得したのでした。2位は僅差で惜しくも優勝を逃した王者・灘、3位は姉御肌っぷりを後輩達に見せた大妻A、4位は健闘の慶応、5位が団体戦での差が大きかったのが影響した報徳、6位が昨年の覇者・山梨学院、7位が今年こそ入賞返り咲きを狙った開成、8位が大妻Bという結果になりました。
 結果が分かるとそれぞれの学校から歓声とため息が混じり合って聞こえましたが、そのまま表彰式に突入です。 それぞれのチームが表彰台で思い思いに受け取れる表情を浮かべながらの表彰式。学生達の熱い戦いが今年も幕を下ろしました。しかし、学生の元気を少し分けてもらえた感じすらする、今年の学生大会。大盛り上がりでした。実はこの時、大変なこともあったのですが、それはまた後日…。今日のところは、大会の経過報告として締め括らせていただきます。 大会運営に携わってくださったすべての皆様に、改めて御礼申し上げます。そして来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

7月

7月31日(水)

 今日は水曜日でしたが、臨時開館で時間限定で開館しておりました。さて、先週のこども金山に続き、週末は砂金掘り大会。怒濤のような日々でありながら、一日一日があっという間に過ぎ去っていくという、慌ただしいこの一週間。あと二日で間に合うか!?そんな不安を胸に、スタッフてんやわんやしております。今日は地元応援団の方が、「仕事の時間が空いたから手伝いに来たよ~」と、男子スタッフがテントを張っているところにやってきて、お手伝いしてくださいました。さらに、砂を計って分ける作業まで…。腰も痛くなるのに。結局夕方まで手伝ってくださり「いや~、君たちの口車に乗っちゃったから最後まで手伝ってしまったよ」と笑いながら帰って行きました。
 本当に多くの方々に、いつも気にかけていただき、本当にこの博物館は恵まれていると心から感謝いたします。また、別の機会には、博物館をご観覧くださった方からスタッフにとっては嬉しい励みになるようなお手紙をいただいたりと。皆様ありがとうございます。
 さてさて、その砂金掘り大会、参加定員に達したため、受付終了とさせていただきます。当日は、ご参加の皆様、そしてボランティアスタッフの皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。今年も約170名の皆様が、この大会にエントリーしていただいております。怪我のないよう、楽しい時間を過ごしていただけますよう、頑張りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 なお、ご参加の皆様には、郵送で、もしくはメールで参加要項がとどいているかと思いますので、是非、ご一読ください。当日は特に持ち物はございませんが、暑いですから水分補給はしっかりとしてくださいね。水分と言えば、今年もあの飲料メーカーのダイドードリンコ株式会社様のご協賛をいただき、参加の皆様に、一本ずつ飲み物を、ご提供いただいております。当日は、これで熱中症対策!ダイドー様、本当にありがとうございます。
 なんだかんだとあと二日間の間の大会までの準備、そして博物館は研修生も大勢やってきます。彼らも通常の博物館接客よりも、イベント準備に対応することになりますが、これも接客業務の一環。何よりも人を楽しませるためには、自分が楽しまないと出来ません。研修期間は4日間と短いですが、それを肌で感じ取りながら、彼らには博物館業務を経験してもらいたいものです。頑張れ若者!
 ということで、皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 

7月28日(日)

 二日間のこども金山探険隊、今年の隊員は18名、大人隊員が1名。そして保護者の皆さんを合わせて45名の皆さんがご参加くださいました。 少し不安だった天候にも恵まれ、さらに、応援団を始め、昭和山岳会や身延町生涯学習課の方々、さらには、近所の下部中学校の子どもたちにもお手伝いをしていただき、全日程を無事に終了いたしました。外部から多くの皆さんに協力いただいているこのイベントですが、参加者の皆さんも「こんなにアットホームな博物館は驚きです。それに多くの方々に愛されている施設なんですね」と嬉しいお言葉をいただきました。
 ということで、今年のこども金山探険隊のレポートを詳しくしたいところですが、今週末土曜日に開催する『第13回砂金掘り大会』&『第10回東西中高交流砂金掘り大会』の準備にてんやわんや、なので今日のところは、こんなところで。詳細報告はまた後日。もしかしたら、砂金掘り大会終了後だったらごめんなさい。
 1点だけ小話をさせていただきますと、バイトの大学生の女の子。子ども金山一日目の夜には恒例のBBQを行いましたが、よほど楽しかったようで、家に帰って布団で目を瞑り、一晩中夢の中でお肉を焼いて、参加者に振る舞っていたようです。そんな楽しいこども金山探険隊にまだ参加したことが無い方は、次回参加してみませんか?
 さて、今度の週末はこの「砂金掘り大会」。今年最大のイベントで、人数も過去最多になりそうな勢いです。皆さんに楽しんでいただけるよう、スタッフ頑張ります。そして、また引き続き皆様のご協力をお願いいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
7月26日(金)  夏休みが始まったばかりですが、各行楽施設は次第に混み始めていることでしょうね。山梨は、今、世界遺産登録に沸く富士山が一番賑わっているのでしょう。ただ、ちょっと事故もあったりしていますから、とにかレジャーは“怪我無く楽しく”、をモットーに満喫したいですね。
 さて、博物館ではこの土日「第13回こども金山探険隊」を開催いたします。お申込いただいた方は持ち物チェックなどご準備に忙しいかと思いますが、どうぞ遠方より見える方も多くいらっしゃいます。気をつけてご来館くださいね。天気は少し不安定な感じを受けますが、とりあえず初日は登山準備をお願いします。ただ、突発的な雨、ってのが気になるところですから、雨具の準備もお忘れ無く。
 そして、今年も多くの登山ボランティアの皆さんが、博物館応援団、昭和山岳会、身延町生涯学習課、多数の方面からご協力いただきます。参加される方の安全を確保してくれるボランティアスタッフの皆さんにも感謝申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
 とにかく“怪我無く楽しく”!これが何より。参加される皆さんの笑顔のためにも素晴らしい事業に仕上げたいと思いながら、博物館では全スタッフ、最終チェックと最終準備をしています。明日は、まず登山を頑張りましょうね!!
 

7月20日(土)

 今日から夏休みというお子さんもいることでしょう。この辺りの学校は23日あたりからのようです。学校によって夏休みのスタートは多少異なりますが、とにかくこの時期のキーワードは「夏休み」です。博物館でも、先週の日曜に第5回化学実験教室が開催されたことは、前回の日記でも紹介させていただきました。そして、今週末はいよいよ「こども金山探険隊」。先日、申込みされている皆様には最終要項をお送りさせていただきました。当日まであと数日。呉々も体調を崩さないように気をつけてください。スタッフも、関わった全ての皆さんに「参加して良かった」と言ってもらえるように、今、突貫で準備を進めております。
 ただ、気になるのが天気。これだけ猛暑とか言っててさらに毎日暑いのに、なぜかこの週末に向けて天気予報は下り坂っぽい?何の心配もしていなかっただけに、スタッフは、空に向かって「勘弁してくれ」とぼやきます。天気予報では"戻り梅雨"なんて、屋外イベントを控えている者には嫌な事を言っていましたが、そんなことがないように、当日はお山に登ることが出来ますように。あわせて、また今年も多くの方のお手伝いを頂戴いたしますが、有り難い限りです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 そんな準備に追われるスタッフ、月曜日は登山道整備、こども金山で磨りつぶすときに使う鉱石を確保にいき、早朝7時に出発。暑くならないうちに作業を完了させようという目論見ですが、果たして…。そして、同時に砂金掘り大会の準備も進めなければならないので、イベントを終えて、さらにお盆を過ぎるまでは、スタッフにとっては気が張った期間が続きます。緊張の糸が切れると体調を崩す、というのは誰しもよくありがち。すでに体調不良を訴えているスタッフが若干名います。この時期なので、イベントを終えるまでは栄養剤をたくさんプレゼント。もちろん、本人、その前に箱買いしてましたけど。まあ、しかしどんなにプレゼントされたところで普通一日一本なんですけどね。
   

7月15日(月)


子供達も大人たちも興味津々でした
 先日開催いたしました「第5回化学実験教室」。宮本一弘先生を講師にお招きし、全部で3つの実験、参加した子供達はもちろん、親御さんにも大好評で、勉強し、なおかつ十分に楽しんでいただけました。
 さて、その化学実験教室では、子供達がとにかく楽しそうに興味津々でした。先生の説明や解説に「おー」とか、「あ、変わった!」とか、いろんな変化を楽しんでいました。今回も3つの実験を通して参加する子たちが多かったのですが、3番目の初登場の「液体窒素」を使った実験では、特に興味津々でした。
キレイなお花を一本ずつ、子供達が選び、その花を液体窒素にしばらくつけておきます。沸騰現象が収まった頃に花を試験管から引き上げると、あら不思議!お花がカチンカチンに凍って、手で握るとバラバラに砕けるのです。テレビで見たことのある人もいるでしょうが、まさにアレです。宮本先生はこの実験に先だって「お花も生きてます。今回はみんなの勉強や実験のために、かわいそうだけど花をバラバラにしてしまいます。でも、植物の命の尊さをちゃんと感じながら、この実験をしてくださいね。」と優しく諭しながら、子供達に指導してくれていました。
 先生曰く「今後、中学校や高校の授業で、液体窒素でお花を凍らすことをすることもあるかもしれないけど、この後はなかなかしないかもしれません」といいながら、二酸化炭素を凍らせてドライアイスが出来上がる過程、酸素を凍らせてきれいな青色の液体酸素を見せてくれたりと、貴重な体験学習の機会を見せてくださいました。実験の最後を飾ったのは、液体酸素の中で燃え上がる線香。試験管の中で小さな花火が打ち上がっているかのようでした。この様子は大人でも「お~!」ってなりますよ。
 実験が全て終了して、アンケートを書いてもらっていましたが、「先生ありがとう」、「親も一緒に楽しめる内容で良かったです」「また来ます」など、様々な感想が寄せられ、喜んでいただけて今年の実験教室も大成功となり、先生自身も一安心、といった感じでした。ご参加のみなさん、暑い中ありがとうございました。また講師を務めてくださった宮本先生ありがとうございました。

   さて、化学実験教室が終わって、今日は、博物館男子スタッフが応援部と一緒に、甲府のアイメッセで行われる自由研究イベント「出張砂金採り」に出店中。ちなみに、博物館ジュニアスタッフが“今年も”下部から甲府のアイメッセまで、自転車で手伝いに行っているらしい!奴ら、実は去年も自転車で来たんですけどね。片道3時間以上!そして、真っ黒に日焼けして…。疲れるはずなんですけど、中高学生くらいの若い頃は、これが疲れないんですよねえ。さて、今日も無事に到着し、夕方には無事に報告があるはず。こちらの出張砂金採りの様子は、また担当男子が帰ってきてからお伝えするとして、これが終わると、次は「こども金山探険隊」です。
 今年はもしかしたら、登山人数はボランティアスタッフも含めて歴代最多の50人以上になりそうな予感。参加される方はどうぞ今から体調準備を十分に整えて、当日に備えてください。今年も暑い一日になりそうですからね。

 

7月12日(金)

 連日暑いですが、何日かたつと慣れてくるような気もします。今日も砂金掘り大会の砂を乾かすには絶好の日和。つまり超暑いということですけど。この暑さのおかげでフネ10杯分の砂を乾かすことを完了しました。今度はバケツに計り入れる必要がありますが、それはまた後日。そう、この時期からは夏のイベント立て続けで、複合的な準備があるので、一体何の準備をやっていたか分からなくなるほど、ごたごたします。今日は14日の化学実験教室の準備と、こども金山探険隊、そして大会の砂乾かしに、15日の毎年恒例の山梨県下の博物館や美術館が集まる「夏休み自由研究合同プレゼン」などなど。ま、それもこれも早くしないと、日は刻一刻と迫ってきているわけです。今年も、皆さんに楽しんでいただけるように、スタッフ頑張って参ります。今年の夏休みもよろしくです。
 ということで、直近のイベントは14日の化学実験教室。今年も好評で、多くの皆様からお申込いただき定員いっぱいとなっています。申し込んでくれた人は、まさに自由研究のネタにぴったり!こちらも楽しみながらお勉強してください。講師は開成学園の宮本一弘先生。よくご参加くださった、保護者の方からのご感想で「一流の先生の授業を受けることができて驚きです!」という声を幾つも聞きます。せっかくの機会だから、実験の後、化学の質問疑問があったら遠慮せずに投げかけてみてくださいね。
 

7月9日(火)

 あっという間の7月中旬。いよいよイベント準備が慌ただしくなってきました。まず、昨日は「こども金山探険隊」の現場確認兼ねて、遺跡解説の看板設置作業に行ってまいりました。道路状況や途中の木の枝の様子なども確認しつつ、もう一度作業に行くアタリをつけながら。
 さて、現場視察を兼ねた中山金山遺跡への遺跡解説看板設置。文化財担当の男子、そして毛無は初めて登るというスポーツマン男子、看板屋さん男性一人と女性2人、博物館からいつものスタッフ、Aリーダー、ダブルKの3人の、合計8人で、7枚の看板キット、シャベル類の掘削道具などなど、登山道から持ち運んで登りました。一日がかりの登山となりましたが、久しぶりに、体に堪える体力消耗する登山でした。山に登ったら涼しかろう、なんてタカを括っていましたが、登れども登れども暑いこと暑いこと…。
看板設置作業中
  
 まず、午前中9時45分過ぎに先発隊が登り始めて、博物館の団体のお客様対応してから出発した後発隊が10時30分に登山道をスタート。道具も持ち物も多かった先発隊でしたが、スタッフのみで登る場合、第1休憩地点まではおおよそ30分が通常。しかし、昨日は第1休憩地点まで45分、結局「山の神」手前の第2休憩地点まで1時間15分かかり、11時に手前休憩地点で休んでいた先発隊と、10時半に出発した後発隊が合流。
 後発隊は先発隊との遅れを縮めるべく、25分ほどのノンストップで登りましたからハイペースな30分で遺跡までの半道中をきたわけです。AリーダーとダブルKの片方の後発隊。いつもはどんどん登る!のですが…昨日はさすがにきつく、さらにKはなぜか朝からあまり体調がすぐれず、ペースには支障ないけど、かなりきつかったのです。しかし、下山してきてみると「甲府は38度越えの猛暑日!」というニュースがずっと流れていて、きつかった理由は、連日の猛暑で、多分体が対応しきれていなかったのだろう、という結論にしましたが…。そんなことで、さすがのAリーダーも「今日はきつかった」という感想でした。
 さて、なんだかんだの遺跡現場。精錬場テラスから地蔵峠までの間、全7枚の看板を設置。文化財担当の男子は本当に山に強く、重い支柱を4本持って、急斜面を走る場面さえあり、他のメンバーの「いやいやいや、おかしいでしょ、あの体力」と逆につっこみを入れられる程。スポーツマン男子は、シャベルを持ち運びながら爽やかに適当な相づち。その理由は、山嫌いなK君が後ろからひたすらどっちでもいい話をしながら登っていくからです。この2人の会話の適当っぷりには驚かされます。そしてK君と言えば、山嫌いと言いながら、あの暑さの中あの斜面の中、行きさ帰りさあの喋り…。実は山好きか?と思わせるほど、滑舌良かったです。ハイテンションになりすぎて夏風邪を引かないように、もう1人のKは思うのでした。
 現場では肝心の看板設置。精錬場、女郎屋敷、露天掘り・坑道跡、石河権兵衛家の墓、大名屋敷、七人塚、そして地蔵峠の全7箇所。支柱を刺すためには地面に穴を50センチくらい掘り込むのですが、これはスポーツマン男子が若い力を使ってガンガンパワフルに掘ります。回りは「お~、さすが若いね~」と感心感心。さくさく面白いように掘るので、ちょっとやってみたくなったKが「貸して貸して」とやってみますが、石がたくさんでやっぱり大変だったので、すぐに道具を返します。「すぐ対抗意識燃やす人いるから~」「違うよ、簡単そうにやってるからやってみたくなったの!」と、そんなこんなで看板を設置。
 最後の地蔵峠では、世界遺産登録に沸く富士山が見えるか見えないかを期待しつつ登っていったところ今回は…


 見えませんでした!!「まあ、そんなこともあるさ」と、ラストの看板設置。ちなみに地蔵峠の看板は、富士山をバックに記念写真を撮りたい人がほとんどだろう、ということから、セルフタイマーで撮影が出来るようにカメラをおける台も付いた解説看板になっています。どこが一番良いポイントか、いろいろ試しながらつけてあります。撮りづらい!なんでこの場所なんだ!?もし、そう思った方がいたとしても、これはみんなで知恵を出し合い、試行錯誤した結果ですので、皆さん、毛無山登山したときには、是非、このカメラ台を活用してくださいね。そして今年の登山の際には、水分をしっかり持参して登りましょう。

 さて、今週末は「第5回化学実験教室」を開催いたします。講師は、毎年開成学園科学部顧問教諭の宮本一弘先生。NHK高校講座の講師も務めておられる著名な先生の指導です。こんな機会はなかなかないですよ。現在ほぼ定員ですが、もし、参加したいという方がおられましたら、各実験1人~2人ずつくらいは受付可能ですので、今週金曜日12日までにご連絡いただければと思います。参加申込みされている方には、すでに要項が手元にあるかと思います。特に持ち物はありませんが、時間に遅れないよう、気をつけてご来館ください。 

7月1日(月)

 前の日記に「7月の声を聞くと夏本番直前」と書きましたが、まさに7月入ってしまって夏本番じゃありませんか!!早い!はやすぎる!
 ということで7月ですね。梅雨に入ったんだか入ってないんだか、明けたんだか明けてないんだか、なんともはっきりしない今年のこの季節。イベント近くになっての台風騒ぎだけは避けたいところですが、天候ばかりは神のみぞ知るといったところ。
 さて、夏休み最初のイベントは化学実験教室ですが、ただ今参加者受付中。自由研、何にしようかな~?という人はこれを利用しない手はありません。どんどんお申込くださいね。それから、砂金掘り大会もあと一か月。こちらもまだ申し込んでいない!という方は博物館までご連絡ください。また練習にもご来館ください。お待ちしております。
 しかし、この時期になると微妙に夏風邪も流行り出しますよね。そんなことで、夏本番を前に体調を崩さないように皆さん気をつけましょう。そう言えば博物館スタッフには風邪を引きやすい人がいたのを思い出しました。うん、現場視察を兼ねた山登りも控えているし、とにかく気をつけましょう。

 

6月

6月23日(日)

 昨日の「富士山世界遺産登録」を受けて、今日の地元新聞は富士山一色。次の記事は、多くの方々がネット上でご覧になっていることと思います。

 「カンボジアのプノンペンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は22日、日本が推薦していた富士山について、「荘厳な姿は信仰の対象と芸術の源泉で、西洋芸術の発展にも顕著な影響をもたらした」と高く評価し、世界文化遺産への登録を決定した。
 諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が除外を勧告していた三保松原(みほのまつばら、静岡市)についても、勧告を覆し登録を決めた。
 国内の世界遺産は2011年の「小笠原諸島」(東京都)、「平泉の文化遺産」(岩手県)に続いて17件目で、文化遺産としては13件目。同委の審議が終わる26日に正式登録される。
 世界遺産としての正式名称は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」で、標高約1500メートル以上の山域のほか、富士五湖や周辺の浅間神社など25の構成資産から成る。
 イコモスは4月、富士山が登録にふさわしいと勧告する一方、三保松原は「信仰と芸術の山として不可欠な要素とは言えない」として、除外を登録条件とした。
 政府代表団はプノンペン入り後、委員国に三保松原の重要性などを個別に説明。22日の審議では、ほぼ全ての委員国が富士山の登録に賛意を示し、三保松原についても「重要な資産で一体として登録すべきだ」との意見が相次いだ。
 登録に当たり、同委は増加が予想される来訪者対策などを盛り込んだ保全状況報告書を16年までに提出するよう日本政府に求めた。【プノンペン記事より転載】

 千円札の富士山の景観をもつ身延町ですから、富士山と合わせたPRもまた活用したいところです。富士山と言えば、当館で富士山に関わるお土産が結構あるんですよ。まずは、お馴染み「本栖湖からの富士山」の金箔絵はがき(800円)、博物館オリジナルポストカードは湯之奥金山と富士山、そして毛無山から望んだ空撮の富士山がセットになった4枚組(600円)、もーん父さんと富士山のオリジナル金箔栞(900円)、などなど。エントランス入って正面のガラスケースに飾りました。ご購入したい、という方は売店で販売しておりますので、お土産にも最適!お気軽にご利用ください。
 数えるほどでもう7月。7月の声を聞くと夏本番直前です。今年の夏もたくさんの方のご来館をお待ちしております。
 

6月21日(金)

 一週間とはあっという間に過ぎていきますね。「時は金なり」を痛感するほどにあっという間に過ぎていきます。ちなみに今年の砂金掘り大会のキャッチコピーは「時は砂金なり」ですけどね。
 さて、そんな砂金掘り大会、ただ今参加者受付中です。まだ申し込んでいない方、どんどんお申込くださいね。 毎年の如くですが、部門は3つ。小中学生対象のジュニア部門、高校生以上の男女対象の男女初心者部門、当大会でいずれの部門でも入賞経験のある方、もしくは「私はベテランです」という自身のある方(自薦他薦は問いません)。以上の3部門で先着100名様まで受け付けます。参加費は大人500円、小中学生は300円。各部門上位3位までの方には、メダルと賞状が授与されます。そして、3部門1位同士で頂上決戦を戦っていただき、その中で1位になった方が2013年の栄えある総合優勝者となります。さらに、今年は全部門共通でパーフェクト賞も追加しました。混入数を落とさずに取れれば、いただける賞なのです!ほら、テンション上がりますでしょ?もちろん参加者全員に参加賞もあります。
賞に釣られて…という方はいないでしょうけれども、もらえるならもらっておこう!ということで。
 その砂金掘り大会を取材にきてくれたのが、甲府CATV。ベテランカメラマンさんと女性新人アナウンサーさんで来てくれましたが、これがまた、取材が面白かったですよ。砂金掘り体験をしてから、競技さながらの条件で砂金採りもしたわけですが、砂金採りは全くしたことがないといいながら、好成績を残しましたよ。昨年の男女初心者部門と同条件で、落とした砂金は1粒。昨年出場していたとしたら、なんと男女初心者部門中16位の成績でした。細かい流れはあるのですが、それは明日以降にまたこの日記で紹介しましょう。ネタは小出しに…いやいや、そういうわけではありませんよ。
 

6月16日(日)

 待ち望んだ雨がようやく降った感じです。じめじめするのは嫌ですが、雨が降ったおかげで周辺の紫陽花がキレイに見えます。
 さて、そろそろ夏イベントの「こども金山探険隊」はおかげさまで、駆け込み申込みもそろそろギリギリで、ほぼ定員に達しました。来週には締切ますので、参加検討されている方はお急ぎください。
 そんなこと書いてると早いもので、もう夏も本番直前ですね。7月に入ったらたちまちお盆休み!?いろいろ頑張らないと!!
 ということで、夏のイベント、こども金山だけでなく、化学実験教室、砂金掘り大会、引き続き参加者募集中です。どしどしお申込ください。
 

6月11日(火)

 早いもので、「梅雨入りですね!」な~んて日記に書いてから2週間が経とうとしています。今年は全国的に雨が少なく、空梅雨なんて言われていますが、太平洋には、台風3号が発生!日本に少しずつ近づいている模様ですね。その影響もあり、天気予報はくもり時々雨!いつ降っても不思議じゃないようですね!そして、博物館の周りの空も怪しい色の雲が漂っています。これからの時期は、出かけるときにはバッグに折りたたみ傘を忍ばせておくことが必要ですね!
 前回の日記でも宣伝させていただきましたが、夏のイベントがだんだん近づいております。砂金掘り大会への参加申込みへのエントリーもスタートしております。ありがたいことに続々申込みが来ております。まだ参加を検討しているあなた、今年も世界一暑い夏にしましょう!!お申込をお待ちしておりますorz  さて、山梨県では、「やまなし思いやりパーキング制度」を実施しています。どういうものかというと、

『公共的な施設に設置された障害者マークがある駐車場(いわゆる障害者用駐車場)に障害のない人が駐車するため、障害のある人から「止められない」という多くの声を聞きます。そこで、この駐車場(思いやり駐車区画)を利用可能な人を明確にして、利用証(パーキングパーミット)を交付することで、本当に思いやり駐車区画を必要としている人が利用できるようにします。』

ということで、博物館に来た方の中にはお気づきの方もいると思いますが、博物館駐車場には障害者専用駐車場2台の駐車スペースがあり、そこに赤のカラーコーンが置いてあります。健常者が停めないように注意を促しているわけです。そんなカラーコーンに噛みついた人物が~…そうです、スタッフK氏です。本日休みだったK氏は急ぎの仕事を行うために出勤!お昼に帰宅したわけですが、「また明後日~」な~んて見送った直後に、駐車場から『バコーン』とすごい音が!!!急いで駐車場に出ると、そこにはカラーコーンの上に載っているK氏の車が!!よほど気にくわなかったのか?はたまた、前世は闘牛か(笑)?いやいや、カラーコーンの近くに停車をしてしまったので、近すぎて見えなかったようです(本人談)。ということで、車を運転する時には、周囲に気をつけて、『おもいやりのある運転』『思いやりのある駐車』をしましょう!

6月7日(金)

 梅雨入りしたというのに…という声がたくさん聞かれますね。空梅雨?という感じの空模様が続いています。田んぼに水が入り始めるこの時期は特に農家の皆さんにとっても、とっても大事な雨。「少しくらいお湿りが欲しいよね」という声が聞かれます。この辺り、昨晩、ほんの少し雨が降りましたが、地面に浸透するほどではなく、もう少し降ればいいのに…といったところ。これでまた大雨が続いたりするとそれはそれで困るのですが、自然でも人手も「バランス」って難しいものですね。
今年もカッコイイポスターでしょ

 さて、6月に入り、ホタルも飛び始めています。結構飛んでいるようで、今月下旬までがシーズン。その後になると"迷子ホタル"がふらふらと8月くらいまで飛んでいるのもいますが、それはそれでなんとなく趣があって良い感じなんですけどね。9日は一色集落でホタル祭りもありますから、イベントに合わせてお出かけされてみてはいかがでしょうか。

 夏のポスターチラシも出来上がり、館内では既に配付しております。応援団団員の皆様にもこの週末からお知らせと共にご送付いたしますので、是非、夏の予定に組み込んでおいてくださいね。今年のポスターも格好良く出来ましたよ。砂金の砂時計で、競技に重要な"時間"を表現。キャッチコピーは「時は砂金なり」。一粒の砂金とスピードの大事さを強調した作品です。参加者受付も開始しております。どしどしお申込みくださいね。今年もまたみなさんが楽しめるように企画しておりますので、楽しみに腕を磨いていてください。

5月

5月30日(木)

 昨日から関東も梅雨入りをしたようですね。身延町の天気は本日雨予報でしたが、なんとか雨は降らず、くもり!!時折青空が見える不思議な天気です。スタッフK君は、今夜野球の審判があるようで、雨が降ってくれと祈っています。早く帰ってサッカー日本代表の試合を見たいようです。
 さて、本日は地元下部小学校の2年生が地元の町探険で、博物館を訪れてくれました。全員博物館は知っているし、来たことはあるけど、2階の展示室は観覧したことがなかったので、2階を見に行きました。
 そして、宣伝をもう一つ!本日より博物館の多目的ホールにて企画展『戦国期金山を支えた鉱山臼展』を開催しております。6月25日(火)まで開催しています。開催時間やお休みは博物館の営業時間と同じです。観覧無料ですのでこちらもぜひ博物館にお立ち寄りの際には、ご覧になってください。
 

5月24日(金)

 毎日暑い日が続きますね!博物館内は、少しはひんやりしているので、入ってきた多くのお客様が「中は涼しいね~」とほっと一息ついています。まだまだ夏は始まっていないのにこの暑さ…先が思いやられます…(汗)。
 そんなひんやり博物館が盛り上がるホットな出来事が!!博物館によく来られる方の中には、狙っている方も多くいたことでしょう。本日、とうとう有料入館者が30万人目を迎えました。記念すべき30万人目に選ばれたのは、甲斐市立敷島中学校2学年39名と先生2名の皆さんです!幸運な300,000の印字されたチケットを手にした鵜殿くんが代表して谷口館長から花束を受け取り、全員で記念撮影をしました。テーマ学習に取り組んでいる敷島中学校2学年195名の内、伝統・文化・歴史などを選択している39人は、突然の幸運に「金山博物館に来て良かった。」と、大喜びしていました。博物館の観覧と砂金採り体験をすませた生徒たちは、ほくほくの笑顔で次の和紙の里へ向かっていきました。
 さて、この数日、博物館スタッフの間では、『30万人目という大台を超えるので、できればテレビや新聞で取り上げていただきたい』と思い、毎日受付の印字カウンターとにらめっこをして、いつ超えるか予想をしていました。そして、おそらく本日、5月24日(金)に超えるだろうと予想し、前日にNHK甲府と山梨日日新聞へ取材の依頼をお願いし、両報道機関に取材をしていただきました。ありがとうございました。
 ということで、NHK甲府で取材をしていただいた映像が、本日夕方6時10分~の『まるごと山梨』の番組内か、明日朝6時50分~、若しくは、7時50分~の山梨県内ニュース内で放送する予定です。もし、山梨県内にいる方は、ご覧になってください。山梨日日新聞の記事は、地域欄の峡南の欄に、いつになるかはわかりませんが載る予定ですのでご覧になってください。
 敷島中学校2年生の皆さん、おめでとうございました。また遊びに来てくださいね!!
   

5月20日(月)

 おまつりも終わって、沖縄の方ではもう梅雨入りというニュース。関東近県の梅雨入りは例年通りか少し早めという感じのようですが、6月第1週くらいですかね。梅雨入りはじめじめと嫌ですけどね。でもなくては困るし。うまくつきあっていきましょう
 さて、来週からの鉱山臼をテーマにした企画展があります。ただ今準備中。また形になりましたら、UPします。とはいってももう時間がない!頑張らないと。さあ、一週間の始まり。季節の変わり目で体調も崩しやすいですから、皆さんも十分に気をつけましょう。

5月18日(金)

 扉にも書きましたが、18日の土曜日は「しもべおんせんまつり」が開催されます。博物館駐車場がまつりのメイン会場となるため、この日博物館駐車場は終日、お車の乗り入れが出来ません。ご来館いただく皆様には大変ご迷惑をおかけいたしまして誠に恐縮ですが、明日一日は、リバー再度パーク駐車場か、メロディブリッジ脇の下部川河川敷に設けてある臨時駐車場をご利用ください。重ね重ねご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

5月16日(木)

 日中が夏のような日差し。紫外線も今の時期が一番きついですから、ちゃんと対策しましょう。女性はもちろん、男性も。昔と違って紫外線量が半端ないですから、うっかり対策なしで長時間外にいると、軽いやけどのようになってしまいますよ。特に、まだ肌が紫外線に慣れていないから、余計にそんなことになるようです。うちの男子スタッフも「大丈夫大丈夫」と言っては炎天下に出ています。「日焼け止めしないと危険だよ!」という女子の声をよそに…。そして、ほらねー、という結果になるんです。10年後20年後の自分のために、男子も女子も肌をいたわって日焼け止めを塗るなど対策をしてあげましょう。
大きな大きな立派なケーキ
 さて、春の褒章が月曜日に無事に終わり一息つくことの出来た谷口館長。当館館長であることは今更言うまでもありませんが、それだけでなく長年にわたり、山梨県の考古学の進展のために中心的に活動して、今もなお活動の幅を広げ、それらの発展に尽力したことが評価され、旭日双光賞を受賞しました。去る5月13日(月)に、国立劇場大劇場(東京都千代田区)で今回の平成25年春の叙勲の伝達式が行われ、館長も出席してきたわけです。
 そうしたことを受けて、周りの方々がお祝いのお言葉をくださり、また博物館に見えるお客様の中にも、館長をよく知っている人は「おめでとうございます、とお伝えください」と伝言を残されていきます。そうした中、今日はまたサプライズなニュース。何とあの有名な菓子処「清月」の皆さんが、館長のために特別にケーキを作ってくださったのです。館長と清月の皆さんとは昔からの親しい仲という親友関係もありますが、作ってくださったケーキはそれはそれはすばらしい見事なものでした。なんと”甲州金”と描いたチョコレートの小判が周りにあしらってあり、世界に二つと無い一品!伝達式が終わったらすぐに、ということで専務さん自らお持ちくださいました。館長が受賞されたことが嬉しいのは当たり前ですが、こうやって周りの方々がお祝いしてくださることもまた、本当に嬉しいものです。
 このケーキはスタッフの皆さんとおられる方々で、というご好意に甘えて、我々スタッフも美味しく頂戴しました。本当に美味しかったですよ。さすが名店!清月さんのロールケーキが売れ行き好調なのもうなずけます。清月スタッフ皆様、本当にありがとうございます。

 

お顔を出して良いかどうか確認しなかったので、お写真はちょっと目隠しさせていただきました。フルーツ山盛り、ケーキの周りにあしらってある甲州金小判も素敵です。

5月10日(金)

 週末は少し天候が崩れる様子ですが、少しお湿りも欲しいところですから良いですね。そんな中、なんと博物館では小ニュースと大ニュースが!
 一つめは、先日キレイキレイにした金魚水槽。キレイにしたからご機嫌になったのか、なんと!
 赤い出目金が卵を産んだんです。ここで判明したのは、赤い出目金がメスであったこと。これは驚きです。昨日の朝、ぱくぱくしてるから餌をあげて、20分後くらいにふと水槽を見たら、小さなビーズのようなものが、底にたくさんあるじゃないですか。こんなのふわふわしてて食べられてしまうよ、と思ったら、なんとまた驚き!金魚を飼っている人には当たり前の情報かも知れませんが、卵って張り付いてるんですよ。ふわふわ浮いてたら、鯉と見まごうばかりの出目以外の金魚に喰われるかもしれない、と心配していましたが、まあそうでもなさそうです。しかし大きくなるのは一握りなんでしょうけど。しかし13年飼育して、ようやく産んだ卵無事に孵るのでしょうか。もっとも、全部孵化して無事に成長したらそれはそれで困るのですが。金魚やを始めないとならなくなります。
さて、金魚も元気に卵を産んだ中、実は当館の谷口一夫館長が「春の叙勲」で旭日双光章を受賞されました。山梨県の考古学進展やその他文化事業に尽力した功績が認められ、この週末、他の受賞者の皆さんとともに皇居にて天皇陛下と謁見されるわけです。谷口館長自身は謙虚な方で「何もしていないし、そんなたいしたことじゃないよ」と言うのですが、そんなわけありませんし、また、誰でも彼でもいただける章ではありませんので、それはやはりすごいことです。テレビでよく見るあの光景を重ねながら、館長を想像したいと思います。そして、館に見えたときにその様子をお聞きしたいと思いますが、そんな話の内容は、後日UPしますね。ひとまず、谷口館長、改めておめでとうございます。
 

5月7日(火)

砂金採りは意外と難しいです 連休中も良い天気でしたが、引き続き晴天が続いています。昨日の連休最終日は午後は、当然帰りに向かう方も多かったようで、博物館に見えてくださるお客様も落ち着いたので、何ヶ月ぶりかに金魚の水槽掃除をしました。男子スタッフが、水槽にこびりついてしまった苔も砂も石も、キレイキレイにしましたので、今日の水槽の明るいこと。そして、金魚が(多分)喜ぶこと!とりわけ出目金が、浮いたり沈んだりいつもより動きが活動的で、言葉は話せないけど、きっと「嬉しいなうれしいな」って言っていると思います。今度は暖かくなってきたので、水槽もこまめに掃除が出来る季節。また夏前に水の入れ替えかな、という感じです。
 さて、今日はラジオ番組での収録がありました。地元放送局のYBSラジオで、原香織アナウンサーが博物館の紹介と合わせて砂金採り体験レポートを伝えてくださいました。ラジオだから映像がありませんが、原アナウンサーは、とても感じの良いかわいらしい女性でした。声も澄んだキレイな声でしたね、さすがプロ!
 そんな原アナウンサー、お仕事とは言え、短い時間ではありましたが、砂金採り体験を楽しそうにやってくれていました。「この体験をすると、金を採ることがどんなに大変か、また金が高いことも納得できますね」というような感想を述べていました。忙しいとは思いますが、是非ゆっくり体験に遊びに来てください。そして、この放送は、10日の金曜日にオンエアされます。
短時間だけど成果は上々砂金採りは意外と難しいです
 オンエアと言えば、まだまだ寒ーい時期に収録されたものがあったのですが、今日放送になります、というテレビ局からの連絡。さて、何の放送かと言いますと、金価格の高騰と川で砂金採りとうネタです。対応してくださったのは博物館応援団のAさん。皆さん、あの時は寒いのに本当にお疲れ様でした。そんな皆さんの苦労と我慢の結晶が、今日の夕方フジテレビ「スーパーニュース」内で、本日の放送となってオンエアされますので、お時間がある方は是非ご覧になってくださいね。
 さて、緑も大分濃くなってきました。少しずつ春が遠のき、そして少しずつ夏が近づいてきていることを感じます。

5月3日(金)

 連休後半始まりましたが、この辺りは天気に恵まれ、今日も良い天気です。ご家族の皆様が今日も大勢来てくださっています。5月から開館時間が夏時間になっております。日中は暑いですが、夕方になるとまだまだ肌寒いので、気をつけましょう。ちなみに衣替えでスタッフは軽く薄手のロングTシャツに金山Tシャツやポロです。ただ、館内まだひんやりしてるので、ちょっと寒い。そんな時は日向に出て日光浴。充電して館内に帰ってきます。ですから、外で日差しを浴びてるスタッフを見かけたら「…寒いんだな」と思ってください。しかし、外にずっといると暑いくらいなんですがね。とにもかくにも夏が近づいてることに気づかされます。

4月

4月27日(土)

 大型連休の初日。この辺りの空は晴天に恵まれており、朝からとても気持ちの良い青空が広がっています。
 行楽日和とはまさにこのこと。多くの皆様のご来館をお待ちしております。
 さて、連休中は、毎年恒例のGW限定スペシャルイベント開催中。まず一つめ。お子様がみんな喜ぶ「宝石すくいゲーム」。これは受付でチケット購入した際、小学生以下のお子様にはもれなくチャンスが。小さなスプーンで1杯だけですが、意外にたくさん採れるんですよ。うまく大きな石を載せてゲットするなど、裏技もありますので、工夫してたくさん採ってくださいね。
 そして、二つめ。こちらも体験室のゴールデンウィーク恒例企画。「古銭を掘り当ててお宝GET!」。連休中限定で、体験室水槽に古銭レプリカが入っています。金色の古銭なら限定景品が!それ以外の古銭は別の景品と交換します。採れた古銭はお持ち帰りOKというダブルチャンス。たくさん楽しんで、楽しんだ後は、いつもの下部特産のしいたけ茶をお出ししておりますので、ゆっくり休んでいってください。
 連休で道はいつもより混雑しているようですから、お車でおいでの際はくれぐれも安全運転で。遠方から来られる方は、十分に休憩をしながら慌てずにおいでくださいね。なお、4月いっぱいは受付は4時30分で5時閉館。5月に入りますと夏時間になり、最終受付は5時30分で、開館時間が1時間延長になります。  

4月21日(日)

 ちょっと前まで、寒々しかった博物館の周りの木々たちが、気づいたら緑色になっております。館内はまだちょっとひんやりしていますので近くの山々に目を向け、「時が経つのは早い、もう夏が近づいてきているのか」…な~んて、思いふけっていたのですが…なんと、昨日、今日と、とても寒いではないですか!!!富士河口湖町では、雪が降ったところもあるようですね!さすがに身延町では雪は降っておりませんが、朝出勤時に外を歩いていると白い息がでるぐらいに寒かったです。気温差が激しいと体調を崩しやすくなってしまうので、皆さん体調には気をつけてください。
 さて、そんな寒い中でも、博物館に来る子どもたちは、砂金採りやる気満々、半袖姿で体験をしているわけですが、昨日・今日と、近隣の道の駅などではイベントを行っています。道の駅しもべでは、本日まで2日間『第11回山菜まつり』を、南部町の道の駅とよとみでは、本日『たけのこまつり』を開催中。今年は、雨が少なく、たけのこがあまり採れないようですので、ぜひこの機会にお買い求めてはいかがでしょうか!さらにさらに、面白いイベントがやっております。身延町総合文化会館駐車場では、『山梨コーヒーブレイクミーティングin身延』が開催されています。詳しい内容は、いつもどおりの身延lifeブログをご覧ください。 バイクで行くとコーヒーが1杯無料!!なんてサービスもあるようです。ぜひ、今ブログを読んだ方、バイクに乗って、交通ルールを守りながら、最速で文化会館に向かいましょう(笑)!!くれぐれも事故には気をつけてくださいね。 

4月14日(日)

 冷え込んだり暑かったり、なかなか気候が定まらないこの時期。スギ花粉はもうそろそろ終わり、という情報も出てきましたから、もう少しの辛抱かな、という感じです。
 さて、新緑もすっかり5月のような様相を呈していますが、まだ4月半ば。しかしながら、あっという間に一日一日が過ぎていきますから、連休も間近です。5月に予定されているイベントといえば、温泉郷ではしもべおんせんまつりが、5月18日、19日の土日に予定されています。土曜日の18日は例年通り、金山博物館の駐車場がメイン会場で出店やイベントが行われます。また、博物館売店でも使える金券抽選会や、当日のみ使用可能の砂金採り体験チケットの配付もあります。松葉杖供養祭りの締めくくりには、花火の打ち上げもありますし、一日十分に楽しめるかと思いますので、是非お出かけください。
 なお、前日の午後からは祭り準備のため、博物館駐車場利用を制限させていただくことがございますので、ご理解とご協力の程、お願い申し上げます。また、当日は祭りメイン会場となるため、お車の乗りいれは完全制限させていただきます。金山博物館へご来館のお客様方は、リバーサイドパーク駐車場にお停めいただけますよう、合わせてよろしくお願い申し上げます。

4月11日(木)

 今年の冬は厳しかったと思っていたら、ふたを開けてみれば、結局軒並み春の花は早い開花を迎えてしまった…、そんな感じですね。驚いたことに5月になってから咲くような裏山のヤマブキが、もう2週間近く前から開花、そして今まさに満開です。
 あっという間に4月も中旬。スギ花粉も大分収まってきた感がありますね。山の木々は綺麗な若葉色。毎年書いてる"葉っぱが美味しそうな季節"にもなりました。外は暑いくらいの日も少なくありませんが、それでも朝晩は冷えますから、皆さん体調管理に気をつけましょう。もう少しでゴールデンウィークですもんね。  

4月6日(土)

 おおかたの学校が春休みも終わり、入学式や始業式が昨日、今日あたりのようです。そして週末を挟んでいよいよ本格的に月曜日から新学期、という感じでしょうかね。なのに、この土日は全国的に大荒れという予報。大きな被害がなければいいのですが、心配です。
 そうそう、先日、中山金山遺跡に登ったときも天気予報は「雨」。それも結構荒れる的な予報でした。もちろん、取材日を延ばすわけにも行かなかったので、結構。撮影スタッフが3人、博物館スタッフからはAリーダーとKとK君…の予定だったのですが、ここのところ特に体調不良を訴えるK君。雨で大荒れというのにそんな状況の中、連れて行ったら間違いなく風邪で倒れる!と思い、「博物館で留守番」。言い渡されたK君は心なしか嬉しそうに「残念だな~行きたかったのに~」。
 代わりに、まだ高校入学式を控え春休み中の、お馴染みジュニアスタッフの少年一人が「いよっ!」っとやって来たので「おし、Kちゃんの代わりに行こう!」。「ういっす!そのつもりで来ました。」
ということで、6人で、林道のゲートがまだ冬期閉鎖中なので関係部署にちゃんと特別申請を出して登った今年最初の毛無山。どれだけ身体がなまっているか、気になるところでしたが、まあ登ってる最中は特にそれを感じることもなく…。むしろ、テレビスタッフの方がだいぶ凹んでいたのが印象的です。まあ、山に登った様子は今月21日放送のYBSテレビを見ていただいて、雰囲気を掴んでいただければと思います。
 ところで、山を下りてくるときは、テレビスタッフさん達とは博物館で合流ということで、後の館内撮影の準備もあったので、博物館組は先に下山しました。その降りた時間。中山金山遺跡から博物館まで40分ほど。脅威の早さで降りてきました。それもそのはず。山に滅法強いAリーダーの駆け足に付いていったのですから。下山始めたのは午後1時前くらい。腹もそれなり減ってます。が、寒かったので、とりあえず「食べながら降りよう!」ということで、おにぎりを食べながら駆け下りたのです。その結果、この記録を達成しました。
 若いジュニアスタッフにして「化け物っすよ、その走り!」と言わしめたAリーダーの走り。我こそは!と思う方は是非ご一緒に(ってそんな機会なかなかないですが)。
 まあ、しかし、そのツケは2日間の筋肉痛に悩む、という形で表れましたけど。
ちなみにジュニアスタッフの少年に「筋肉痛は?」と聞くと、
「いやあ、あるかと思ったら全然ないっすよ」
「若いね~(ハモり)」
という会話があったということは言うまでもありません。
そして、今年初登山というメモリアルをやむを得ず逃したk君はというと、山に登ってないのに何故か体調不良を訴えていたのです。
  

4月1日(月)

 今日から新年度。でもまだ春休み中だから、近所の子供達も遊びにやってくるし、ご来館くださる皆様もご家族連れの方が多いです。
 しかし、天気が余り良くないから吹く風が冷たく感じます。皆さん、体調管理には十分に気をつけましょうね。4月早々風邪引きでは大変ですからね。
 明日は撮影のため、博物館スタッフ毛無山に行くことになりました。行きたいのではありませんよ。行かなければならないのです。さすがにまだ花粉も終わりきっていないし、しかも、どうやら天気は雨っぽいし。かなりな悪条件ですが、頑張って参ります。呉々も怪我をしないように、と自分に言い聞かせ、新年度早々の山登りに行って参ります。様子はまた後日ってことで。

 

3月

3月31日(日)

 3月最終日。明日から4月で新年度。『館だより64号』が本日発送されますので、近日中に皆様のお手元に届くと思います。  『館だより』は、諸事情により今号で休刊となり、皆様にお届けするのはこれで最後となります。前号発送時にお知らせいたしましたところ、惜しむ声や残念だというお声をたくさん寄せていただきました。皆様、ありがとうございます。
 博物館情報や活動はHP上で、今までどおりUPもしていきますが、また何らかの形で皆様に情報がお届けできるよう工夫して参りますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 さて、この辺りの桜はすっかり満開を過ぎ、葉桜になってきています。桜も早かったですが、なんと、受付の裏山ではもうヤマブキが咲いているのです。いくらなんでも早すぎだな、と今日もスタッフで言っていたところですが、やっぱり何か自然が変なのかなあ、とぼんやり感じます。

3月25日(月)

 眠いと言っている人が周囲にたくさんいます。この時期特有の生理現象とでもいいましょうか。「春眠暁を覚えず」とはよく言ったもの。
 自然界では冬眠からさめた動物たちが活動的になるのに、人間界ではこの時期、眠りタイムに入りたいようです。特にお昼ご飯を食べた昼下がりは眠くて眠くて…。誰にも心当たりありますよね。その眠気を吹き飛ばすべく、無理して動く!ここのスタッフは、そんな動いて眠気を飛ばすにはぴったりの活動に、砂金採り体験室でパンニングの腕を磨く!という活動があります。
 ちなみに今も横で「限界ギリギリです…なぜ、こんなに春は眠いんでしょう…」とつぶやくK君がいます。花粉のせいもあるんでしょうが、とにかく、毎日頭の中で霞がかかっているようなすっきりしない感があるのですが、早く花粉が飛ばなくなるといいなあ、と思います。ぼーっとするといろいろぶつかったりして大変ですしね。
 さて、日中はとても暖かく、もうTシャツの人も珍しくなくなりました。しかし、博物館内はそんな日でもひんやりとしていますから、どうぞご来館の際には、一枚羽織っておいでになってくださいね。身延山の桜も満開ということが、今日付けのHPにも掲載されていました。今週中が一番の見頃といったところですね。前にも書きましたリバーサイドの河津桜が今は満開間近。そして河津に続いてソメイヨシノも蕾がほころび始めました。開花時期がずれている桜のはずですが、ここしばらくは同時に咲いているところを見ることが出来たりして…。自然はいたずらですね。

3月20日(水)

 身延山のしだれ桜も開花し始め、予想では月末あたりが満開になるようですが、どこもかしこも桜の花便りが聞かれるようになりました。 暖かくなってきて花も咲き始めると虫やカエルも冬眠から目覚め活動をはじめます。なんだか、目の前に飛んでくる鬱陶しい小さい虫が早くも出現していますし、 昨日今日は、二日間連続で寝ぼけ眼のカエルに出会いました。
 昨日は外で、今日は砂金採り体験室で。外は分かりますが、なぜ体験室にいたのか…。どこで冬眠していたのか分かりませんが、足に埃をたくさんつけてモッソリと座っていたので、足にまるまっていた埃を取ってお外の湿った土の上に放してあげました。「ありがとう」と言ったか言わないか定かでありませんが、とにかく春ですね。
リバーサイドの桜です。週末までが一番見頃です

 扉にも書いたように、実は今、リバーサイドの河津桜が満開を迎えようとしています。その写真がこれ!
 ちなみに今日の撮影者はAリーダー。今日の午前中、カメラを片手にするする~っと外に…。しばらくして戻ってくると
「いいね~、キレイだわ」と。
「この花の近影がいい。どうですか!身延山のしだれもいいけど、うちの河津もいい! 花の周囲がぼかしのピンクでまたキレイ」と絶賛。 確かによく撮れてますので、この情景を少しでも早く皆様にお伝えしようと早速ホームページにUP。そんなAリーダー渾身の一枚なのです。
 どうですか、写真も綺麗ですが、実物はもっと綺麗ですよ。ほら、そんなこと言われたら ついつい見たくなったでしょ?
 この桜を眺めながら、ちょっとお花見、なんてのも素敵ですよ。ただし、ゴミは捨てていかないでね。今8歩咲きだから、多分この週末が満開かな、と思います。

 

3月19日(火)

 明日は春分の日。水曜日の祝日なので開館します。その代わり21日の木曜日はお休みさせていただきますので、お間違えのないようにご来館くださいね。
 さて、あっという間の新年度がもう目前です。4月からは新体制で、職場も学校もどこもかしこも始まるわけですが、博物館スタッフは4月以降の一年間、現スタッフで担当いたしますので、顔なじみのお客様方もそうでない皆様も、どうぞよろしくお願いいたします。
 先日は大変な雨と風でしたが、今日あたり世間はぽかぽか陽気。前の日記にも書いたように博物館はひんやりしていますけどね。ストーブ付いてても違和感ないくらいなひんやりぶりです。うっかり薄着で来るとちょいと寒いですから、ご来館の際には一枚羽織るモノをお持ちください。
 

3月17日(日)

 3月は別れの季節。卒業式や職場の異動など色々な変化がある時ですね。金山博物館でもよくお手伝いに来てくれる中学生たちの一人がこの3月で中学校を卒業しました。温泉郷に住んでいて、家の手伝いが無い時には、博物館の掃除からお客さんへのお茶だしや体験室のパンニング皿を並べるなど、1年中博物館の仕事のお手伝いに来てくれていたので、「あの子がもう卒業かぁ…」なんて、自分の子どもを送り出した様なセンチメンタルな気持ちになっちゃいました。『別れは、新しい出会いの始まり』とも言いますよね。高校でも多くの友達を作って、楽しい高校生活を送ってもらいたいですね!やっぱり保護者目線になっちゃいました(笑)!
 さて、だんだんと世の中(博物館以外は)、暖かくなってきて、桜の咲く頃になってきましたね!有名な身延山のしだれ桜も開花が近くなってきたようです。予測では3月20日~24日くらいに開花・3月27日~30日くらいが満開のようですが、もちろん急に寒い日が続いたり、反対に急にポカポカ陽気になったりしたら、時期がずれることがありますのでお気をつけください。身延町観光ガイドのHPも参考にしてみてください。期間限定ですが、夜には桜のライトアップをしているところもあるようですので、身延にお越しの際には、金山博物館で砂金採りをして、夜桜見物も良いですね!
 まだまだ館内は外よりひんやりしますので、館内に入るときには上着を一枚余分に着てきてください。多くのお客様のお越しをお待ちしております。

3月10日(日)

 寒ければ寒いといい、暖かければ暖かいと言い、人間とは勝手なモノ。この時期に暖かくなると何が大変かというと、花粉なんですよね。ここ数日、暖かくなったと思ったら、そりゃあもう花粉症の人には大変な状況になっています。この辺り、晴れているはずなのに空は薄曇りのような感じ。黒い車は白っぽく、雑巾で拭けば雑巾は黄色くなり、ちょっとした水たまりには黄色い膜が張っているし、晴れているのにちっともクリアーでない青空は“春霞”ではなく、花粉や砂埃の多さを物語っています。
 博物館でも暖かくなったなあ、と感じるとういことは“外は暑い”ということになります。その証拠に、早くも半袖のお客様を見かけるようになりました。スタッフから見ると「そんなに外は暑いの?」という感じです。なんてったって、それでもこのあったかスタッフジャンパーを着ててちょうどいいのですから。
 この暖かさで、木々の芽吹きや春の山菜が旬を迎え始めていますね。ふきのとうもタラの芽も見かけるようになりました。やはり、山菜は天ぷらが最高。花粉で辛い反面、山の緑がなんでもうまそうに見える季節でもあります。これだけ暖かくなってきたので、桜のつぼみも一気にほころび始めることでしょう。桜の見頃はまだはっきり分かりませんが、お客様の動きも大分出てきましたよ。

3月3日(日)

 あっという間に3月でしかも、今日は桃の節句。ひな祭りです。桃の節句と言いながら、桃の開花はまだ先になりそうですね。今年の冬は寒かったですから、例年なら2月には見頃を迎える梅ですが、山梨で梅の花の庭園で有名な「不老園」でも、ようやく早咲きの梅が見頃を迎え、他の梅も開花し始めたことがHPにも紹介されていました。
 ちなみに地域によっては一月遅れの4月3日がひな祭り、という所もありますね。桃の節句と言えば…なんでしょう。人によって想像するモノは違うと思いますが、とりあえず白酒とひなあられ、菱餅?ですかね。
ちなみに博物館スタッフで出てきた会話。

「甘酒じゃないの?」
「白酒って言いません?」
「白酒と甘酒って違うんですかね」
「甘酒も白いから白酒じゃん?」
「検索けんさく~♪」
「ネットに頼るな!辞書辞書!」
「検索するなら信用出来そうな出所を!」

ということで、農林水産省のHPと『大辞林』で、違いを確認してみました。 結果、多少割愛しますから、興味がある方は調べてみてください。その上で簡単に言うと、白酒は、原料が蒸した餅米にみりんか焼酎で一か月くらい寝かせてアルコール度数も9%くらいになるそうで。甘酒は米から作ってアルコール度数はないから子どもでも飲める、そうです。 またここで討論。

「あれ?甘酒って酒粕で作るよね。アルコール度数ないの?」
「うちの甘酒、日本酒ぶち込むからアルコール度数高いよ」
「問題外!」
「辞書に酒粕は、清酒を醸造するときに出来た絞り粕、粕を蒸留すると焼酎になる????」
「白酒は焼酎を混ぜ…甘酒は酒粕で…」
「あーーーーー!買って来て飲もう!それが早い!」

ということで、白酒論争は、自分の舌で確認してみるってことで落ち着きました。が、確認が済むまではどこか頭の隅に引っかかっていそうな感じです。確認したらまたご報告いたします。っていらないか、そんなどっちでもいい報告。

 

2月

2月26日(木)

 寒い中でもなんとなく日差しが春めいてきている感じはしますね。3月の身延と言えば「身延山のしだれ桜」。新しい春バージョンの町のポスターにも桜が全面にどーんと写っています。しかし、本物が咲き乱れるまでになるにはまだまだもう少し時間がかかりそうです。なんと言っても今年は寒いですから、開花がいつもより遅いかも?そんな予想を立てていますが、果たしてどうか。もっとも桜は咲き始めると瞬く間に開花していきます。ぱっと咲いてぱっと散る、そんな様子が”潔さ”の比喩表現としても使われますし、人間の生き方なら個人的には“カッコイイ”とも思いますね。
 さて、桜と言えば、いつだったか暖冬が続いて3月に桜が満開だった、なんていうことが数年続いたなあ、なんて思い出していたところに、ちょうどそんな開花時期データが手元に。見てみると、どうやら2007年から2010年までの4年くらい連続で、3月中下旬くらいには満開になっているのです。言われてみればそうだったなあ、って感じですが、どうでもいいことですが人間って覚えてないモンですよねえ。年の数だけ同じ季節を経験してきているはずなのに、なぜ、いつ寒かったのか、いつ暑かったのか、いつから半袖を着始めたのか、どれくらいの気温だったのか、などなど。明確に覚えている人も、広い世間にはいるのかもしれませんが…。まあ、少なくとも博物館スタッフにはそういう人はいません。なんと言っても「チーム・だいたい」と「チーム・ざっぱ」で構成されていますからね。

2月22日(金)

 ここに来てまた寒さがぶり返してきましたが、日差しのあるところは暖かいですね。でも風も強い!
 昨日は、身延線沿線の町が協力した合同観光キャンペーンが新清水のサービスエリアで行われました。該当する各市町村の担当者が参加して、パンフレットを配りアンケートにご協力いただく中で、観光PRをして、少しでも地元の観光を知っていただき、訪れていただこうという意図の活動内容ですが、平日は新清水のサービスエリアとはいえ、なかなか利用者が少なく、アンケートを取ることも一苦労。また、簡単なアンケートとはいっても、利用者の方の貴重な時間をいただくわけですから、足を止めてくださる方、避けられる方いろいろです。今回は当館も参加いたしましたが、率直に「身延町は全然知られてないな」というのが、感想ですね。ということは、良い方に考えればまだまだ開拓の余地は有り余っている、ということになるわけですが、じゃあ、その手法や方法論は何なのか?ということが課題です。どうしたらお客様に来ていただけるのか。なかなか答えがでない難しい課題ですが、小さな事の積み重ねがベースとしては大事ですから、キャンペーンに限らず、PRの必要性を改めて深く深く実感した機会となりました。

 さて、昨年はこのネタに触れなかったので2年ぶりに復活。そう、今日はにゃんにゃんにゃん、2揃いの「猫の日」です。だから何ってことはないのですが、猫を飼ってる猫好きな方は、きっと「今日は猫の日だからごちそうをあげるよー」なんていう台詞を愛猫に向かって語りかけてることでしょう。まあ、もっとも猫好きな人、もしくは動物好きな人は、その日が何の日であろうが、毎日そんなこと言ってるでしょうけどね。

2月15日(金)

 3日おきくらいに「雪」という天気予報を聞くような気がします。今日も場所によっては積もります、というような予報が…。この辺りは雨で済みそうな気配は14:12 2013/02/15感じます。それにしても、雪の予報を聞く度にブルーになる博物館スタッフ。博物館の建物自体の日照時間は相変わらずゼロですが、駐車場には一日ほんの20分ほど日が差すので、周囲の気温は低いですが部分的でも日が差すだけマシかな、と感じる今日この頃です。
 ちょっと前の日記で花粉の事に触れたばかりですが、言ってる側から花粉症の症状がスタッフに…。館長も含めスタッフ5人中、自他共に認める花粉症が3人。認めない人が1人。認めない人、というのは本人が認めないだけですから、認定。ということで圧倒的に比率が高いです。しかし、毎年毎年良さげな対策グッズが出ますよね。今年、真新しいのは、花粉をシャットアウトするために顔に吹きかけるスプレー。効果の程はいかほどか…、現在自身でリサーチ中です。マスクやメガネ、塗り薬など、昔に比べて随分といいものが出ていますが、花粉症に悩んでいる方、それぞれに合ったモノを探してこの季節を快適に過ごしましょう。

2月10日(日)

 週間天気予報を見て雪マークが付いてるとドッキリしますが、今週はなんとかこの辺雪から免れました。 まだまだ一年で一番寒いと言われる2月ですから、いつ降ってもおかしくないですが、何とかこの3連休はお天気に恵まれていますね。新聞記事によると、いちご狩りがシーズンを迎え始めているようです。山梨にいちご狩りにおいでの際は、足を少し伸ばして博物館までおいでください。
第2回目も大盛況
 さて、昨日は第2回シルバーアクセサリー作り教室を開催いたしました。前回も多くの方がご参加くださり、写真のように大盛況でした。 峡南高校の生徒さんや先生方も、丁寧に指導してくれるので、最後のアンケートでは参加者の皆さんから「優しく丁寧に指導してもらって、素敵な作品が出来上がってとても良かったです。」、「峡南高校のイメージがまた一つ良くなりました」というような嬉しい意見を沢山いただきました。小さなお子さんも楽しそうに、お母さんといろいろ工夫を凝らして作品作りに没頭していましたよ。とにかく大人から子どもまで楽しめる事業です。次回も来ます、と来年の約束をしていく子もいました。
 今回も行きたいのだけどどうしても都合が付かなくて…という方も大変多かったのですが、この純銀を溶かすことから始めて、ローラーで圧延→デザインを写し取る、という内容のイベントは、ここでしか出来ないのです。先生方もまた次回にむけていろいろ考えてくれていますので、是非、この楽しい体験、参加してみてください。
 寒さがぶり返したり、急に暖かくなったりと寒暖の差が激しいですが、体調を崩さないようにそれぞれに気をつけましょう。

 

2月1日(金)

 新年新年と思っていたらあっという間にもう2月ですが、相変わらず寒い日が続いています。2月は一年の中でも一番冷え込む月ですから、博物館にとってはある意味ここが正念場ってところですかね。しかし、寒い寒いと言いながらも、窓の向こうに見えるヒノキの葉先が遠目にも鮮やか目なオレンジ色に見えるのがすっごく嫌なんですけどね…。気温の低さとは反比例して、嫌なアイツがスクスクと着実に成長増殖しているようです。そう、アイツの名は「花粉」。反応する方はこの時期からもう症状が出ているようですが、博物館スタッフも花粉症率が高いので、「今年は花粉が多い!」とか、テレビから聞こえてくるそういうフレーズがとっても嫌なんですが…。まあ、出来る限りの対策をもって今年のシーズンも乗り越えようと、シーズン本格化の前に静かに決意するのでした。
 さて、博物館によく遊びに来る中学生たち、皆学年がバラバラなので一様ではないのですが、中学生メンバーの一人に高校入学する子もいます。受験も終わって一段落。あとは、残りの中学校生活を謳歌しながら卒業式の日を迎えるだけ、かな?。学校の帰り道、博物館によっていかない日が何日も続くと、風邪でも引いたか?怪我でもしたか?なんて気になるんですよね。
 博物館スタッフから「小さなおっさん」と呼ばれるくらい、大人びたところがある少年達ですが、そんな彼ら「学年が変わっても別にたいして変わらないよ」そんな風に無邪気に言っています。でも、実際変わらないようで少しずつ変わっていく子供達。日々の経験や、対人関係の中でちゃんと”大人”に向かって成長しているんだよな、ってことを感じます。いつまでも子供心を忘れない大人になっていって欲しいし、この子達なら子どもの気持ちが分かる大人になれるんだろうって、小さい頃からずっと見ているだけに親のように感じます。でも「子ども心」と「子どもっぽい」は意味が違いますけど。
 たまにこちらがハっと気づかされることも、何気に言ったりするんですよ。この年代のこどもたちって難しくもあるけど、話しているとすごく面白いんですよね。今の学年もあと2か月ほど。新たなステージに向かう彼らが残りの日数を楽しく過ごすことが出来ますように。

 

1月

1月27日(日)

 26日に開催いたしました「研究フォーラム」、皆様のおかげで盛会のうちに終えることができました。公開講座の代替事業として、博物館応援団の方々が企画したものを、博物館が共催で実現に至ったものでした。県内外から50人以上にご参加いただき、発表者の皆さんのお話を興味深そうに聞いていました。県内NHKニュースでは、昨日の夕方にその様子が放送されましたし、地元新聞にもフォーラムが開催されたことが掲載されました。ジャンルの異なる話をそれぞれが思い思いに発表できる場としては面白くもあり、貴重な機会だったわけですが、企画されたメンバーの皆さんも、こういった形でこういう研究集会がどんどん盛り上がって続けられれば、と、今後の改善点などを考えながら、早くも次回開催に向けて意気込みを語ってくださっていました。その名の通りの「博物館応援団」。本当に団員の皆さん、お忙しいところ遠方よりお越しくださりありがとうございました。今後ともどうぞ皆様、変わらずお願い申し上げます。
 この様子はまた「館だより」でも紹介させていただきますし、内容は何らかの形で皆さんにお伝え出来るように用意して参りますので、楽しみにしていてください。
 さて、毎日寒い日が続くことはここしばらくまったく変化ありませんね。とにかく毎日寒い。でも、マイナス7度、8度という寒さも、何日か続くと身体が慣れてくるという意味では、人間の順応性もたいしたものだなあと、比較的どっちでもいいことに感心したりします。博物館の駐車場にも一日の内5分ほど、日差しが当たるようになりました。博物館に日が当たるようになるのもあと4か月。もう少し、もう少し…。もう少しか?と思った方のつっこみはとりあえずスルーさせていただいて。とにかく良い方に考えておくのがいいな、という感じです。
 さて、フォーラムが終わって、次なる参加募集イベントは「第2回 シルバーアクセサリー作り教室」です。定員は10人となっていますが、まだ多少の余裕がございますので、ご興味のある方、純銀製のアクセサリーを作ってみたいという方は博物館までご連絡ください。

1月25日(金)

 冷え込む日々が続きますが、雪が降らないのだけがせめてもの救い。明日のフォーラムは予定通り開催されますし、多くの方に聴講申込みいただいております。聴講お申込みが多めに鳴って参りましたので、会場を、多目的ホールから博物館2階映像シアターに変更させていただきましたがよろしくお願いいたします。当日、エントランス受付で場所のご案内をいたしますので、ご安心ください。
 安心できないのは、この寒い時期の路面結氷。日陰なんかは先日の雪が溶けない箇所も多々あります。博物館周辺は当然のように残っていますしね。濡れているように見えて、実は凍っているので、車の運転は十分に油断しないようにおいでください。
 会場内は暖房が効いていますが、それでも寒いこともあります。十分に暖かい格好でおいでください。

1月20日(日)

明日からの一週間はまた冷え込んで、天気予報からすると雪マーク?先日の大雪から日が浅く、博物館周辺は溶ける気配のない雪に囲まれています。出来ればこの予報は外れて欲しいところ。外れると嬉しいけど、当たると悲しい。だから、最初から悲しい方を予想しておいた方が、悲しみが軽減される、とはスタッフK君の弁。確かにそのとおりなので、夜から雪かも?という予想に対して、雪対策を講じておきたいとおもいます。
 さて、早いもので新年もあれよあれよという間に過ぎ去り、気がつけばもう月末にさしかかろうとしています。そして今週末26日は、かねてからお知らせしています「金山遺跡砂金研究フォーラム」が開催されます。内容は前回日記や「これからの行事予定」に掲載しておりますので、ご参考になさってください。そして参加希望の方は、博物館までお電話にてお申込ください。多くの方のご参加をお待ちしております。
 まったく関係ありませんが、今スタッフの間では「謎ときゲーム」が流行っています。いや、スタッフ間と言っても若干2名…?実際に自分の頭と身体を使って、提示された謎を解いて答えを導き出す、その過程がとても楽しいのですが、ここまで聞いて「おーやってみたい」と思う方はお勧め。「ふーん…」と思った方は余り向かないかもしれません。その辺は砂金採り体験室と一緒ですね。興味があれば楽しいし、「別にいいや」って思った方には襲いかかる腰痛は苦痛でしかない、という…。
 さて、そんな「謎解き」つながりで、1月下旬の格言!またの名をあいうえお作文!いってみましょう。

な…なんてこったい、砂金が出ない!
ぞ…ぞんざいに捨てた砂の中
と…取りこぼした砂金が潜む?
き…金が出た出た、やっぱ出た!体験好きの皆さん、腕前精進、頑張りましょう。
(作文原作K)

1月17日(木)

 すごい雪でしたね。博物館の雪かきは、有り難い外部応援の手もあり、支障がないまでに完了しました。でも、いつもの如く、日陰なものですから全部の雪がなくなったわけではありません。それに路面結氷の箇所も多々あります。博物館周辺はもちろん、山の中の道は端っこに積まれた雪が日中の日差しで少しづつ溶けて、それがまた朝晩の寒さで凍るというループ現象が…。とにかくお車でお越しの際は、くれぐれもスピードは出さずに慎重運転でおいでください。
冬はお花が少ないので、かわいく飾ってみました
 雪のせいもあり冷え込んでいる今日この頃。前回の日記でもお知らせしましたが、イベント情報です。  また、それから、1月26日の研究集会について、内容の詳細を「これからの行事予定」にUPしましたので、ご覧いただき、是非ご参加ください。多くの方のご参加をお待ちしております。
 さて、少し悲しいニュース。長きに亘ってエントランスのアイドルだった、博物館の金魚ちゃん。昨日まで6匹だったのが、今朝になって5匹になってしまいました。つまり、1匹死んでしまったのです。それは黒出目です。この寒さのせいだったのか、水のせいだったのか、もしくは老衰だったのかは分かりませんが、花壇に埋葬しました。それでも、13年以上、ギネス記録には遠く及ばないまでも、金魚にしては長生きしてくれたと思います。赤色金魚ばかりになってしまった水槽を見ると、ああ、黒色出目は金魚の水槽をそれらしく演出していたんだなあと感じます。同じ生き物でも、犬や猫のようにスキンシップが図れるわけではないけれど、餌をあげるとふわふわ浮いてきてぱくぱく食べていたほんの昨日までの黒出目の姿が思い出されます。お魚の天国でまたのんびりしてね。

1月13日(日)

 先週作成のお山飾りですが、無事に完成して今はエントランスに飾ってあります。20日の風に当ててはならぬと言われていますから、厳密には土曜日に倒すのですが、せっかくの週末、20日におみえになるお客様にもご覧頂けるよう、今週末までエントランスに立てておきますので、ご来館の際には、柳飾りそのものはもちろん、解説文もついてますので、どうぞご覧になっていってくださいね。
 さらに、再来週の週末26日は「金山遺跡研究フォーラム」を開催いたします。関係各所、そして応援団の皆様お手元にチラシをご送付させていただきます。これまでの講演会とはひと味違う、研究発表会。一人15分の持ち時間と5分ほどの質疑応答時間を設定して、休憩を挟みつつ10人から発表いただきます。発表者は、金山博物館を拠点にフィールドワークを展開している方々や、先生方。堅苦しくなく、誰でも気軽に参加できて、疑問があったら気軽に質問できるような空間を考えていますので、どなたさまもお気軽においでください。内容は次のとおりです。

平成25年1月26日(土)午後1時~5時(於湯之奥金山博物館多目的ホール。途中退場可)
参加費:500円(資料代として)
主催:湯之奥金山博物館応援団、共催:湯之奥金山博物館
1,「文献から見る山金・芝金・川金」広瀬義朗(神奈川県)
2,「鉱山道具からみた産金技術と時代」谷口一夫(湯之奥金山博物館館長)
3,「岩手県南・宮城県北地域の産金遺跡」鈴木卓也(宮城県)
4,「庄内黄金山の所在をめぐって~山形県立谷沢川とその周辺における砂金採取調査を手がかりに~」佐藤卓生(山形)
5,「地元(群馬県藤岡市)に伝わる産金史」春山 崇(群馬)

休憩

6、「ペルーの現役鉱山&世界遺産マチュピチュについての研修報告」小松美鈴(湯之奥金山博物館学芸員)
7,「学校教育と砂金」私立灘中学校・高等学校地学科教諭・野村敏郎(兵庫)
8,韓国の砂金採掘情報 天野直人(静岡県)
9.歴史的金山跡に残るズリからの金鉱石採取 大森直之(東京都)
10,カリフォルニアゴールドラッシュの地を訪ねて  林 謙治(神奈川県)

※当日、タイトルなど内容の多少の変更があるかもしれませんが、ご了承ください。


 お正月も過ぎ早くも中旬。雪も心配されるここ数日ですが、冷え込みはいつになく冬らしく感じます。とにかく寒いのですから。インフルエンザも流行っていますし、とにかく体調を崩さないようにこの時期こそ手洗いうがいが特に重要。各々対策を講じて気をつけましょうね。心配なのは博物館での雪かき。どれだけつもるのか…降ってみないと結局分からないのですが、一応、前日から準備はしておかないと…うーん、辛いのですよねえ。降れば降るほどつらいのです。スタッフ
 さて、恒例の?あいうえお作文、1月下旬編。
 「こしょうがつ(小正月)」で考えたのですが、初回は内輪ネタに終始したので却下。改めて「こしょうがつ」
こ…今週の天気予報をみてみると
しょ…ショックなことに雪マーク
う…ウキウキわくわくは子どもの頃の話で、
が…がんばらないと、雪は溶けない
つ…つらい立地条件にたってる博物館

ウケ狙いではありませんが、スタッフの真理です。

1月5日(土)

 4日の金曜日から仕事始めで、週末はまたお休み。本格始動は7日から。もしくは、4日もお休みにして連休に。そんな方も多いかもしれませんね。 さて、三が日もあっという間に過ぎてしまいました。身体がなまって、なんて人も徐々になれていかないとなりませんが、気分も新たに頑張っていきましょう。
 しかし、寒い日が続きますね。この辺りでは昨年28日に降った雪から、まだ再度の雪は見ていませんが、それでも、うっかり週刊天気予報で雪だるまマークが付いていると、博物館スタッフはドキドキです。何てったって雪と言えば、博物館では恒例の「雪かき」が待っていますから。まあ、雪が降らないにしても、冷え込むと路面結氷します。天気予報もさることながら、最低気温も見て、そして路面に塩カルを撒きます。塩カル?って思った方ももしかしたらいるかもしれませんので、一応解説。塩化カルシウムの略で、つまりは融雪剤のことです。これを撒いておくと、霜が降りた朝、つるつるする路面の結氷が避けられるわけです。粒状のものや、フレーク状のものや形状は様々で、それなりに散布しやすい形をしていますが、真っ白なので、撒いたばかりの時にはぱっと見、雪のようにも見えたりします。中には「雪が降ったんですか?」と質問してくる方もいらっしゃいます。
 そんな塩カルですが、日々の天気予報を見ながら、博物館敷地内はリバーサイドから、博物館駐車場までスタッフが撒きます。ここしばらく寒かったので、昨日も路面には撒かれています。あと2日くらいは効果があるかなと思いますが。さて、スコップで広く路面に広げるようにムラなく撒くようにしています。とにかく博物館周辺は日陰だから、どこも凍るのです。で、ちょうど夕方やって来た地元の中学生もいたので「さあ、今から塩カル捲きにいくぞ」とスタッフ2人と合わせて3人で撒きます。
 作業は分担して協力体制でいきます。中学生は一輪車(=ねこ)に塩カルを乗せて押し、スタッフ2人は塩カルを撒きます。一輪車をスムースに移動させながら綺麗に撒くのがまたテクニックがいるわけですが…

 中学生(以下中)「…なんか適当じゃないですか?」
 K君「何が?どこが?」
 中「だって、撒いてきたとこ見てくださいよ、なんか固まりがぼそぼそありますよ。」
 K君「凍りやすいところを厚くしているの」
 中「おおざっぱにしか見えないんですけど…」
 K「チーム名を忘れた?”だいたい”と”ざっぱ”だから。」
 K君「そんなことないでしょ、計算、計算」
 中「遊んでるようにしか見えないんですけど」
 K「どんな仕事もやるなら仕事を楽しく、笑いながらやる!いいでしょー?そういう感じ。こういう大人になろうぜ」
 中「いやー、俺はまじめな大人になりたいなー」
 K「不真面目じゃないよ、いたってまじめ!子どものように楽しくやってるだけ!」
 中「子どものように?子どもにしか見えませんよ」
 K君「いやあ、この中で中学生のお前が一番大人だなあ」

と、そんな会話をしながら進んでいきます。笑い話でもしながら、必要以上に動かないととてもではありませんが、寒くてやってられませんが、しかし実際、仕事はやるなら楽しく。自分が楽しめないことは人も楽しめない。これは仕事だけでなくイベント企画や実施をする際にもとても重要な項目です。特に博物館は、学んでもらうところでもあり、そして、楽しんでもらうところでもあります。お客様に楽しかったと感じてもらう場所。
 いつも遊びにきてくれる中学生たちは、当然分かっているでしょうが、本当に大人になったとき、そして自分が仕事を進めていく立場になったときに、特に大変な場面に直面した時に、こういう時間をふと思い出してくれたら…なんて思いますね。
 さて、そんな中で今日は小正月行事に飾る「お山飾り」を作成開始!まだ、作成途中ですが、ここでも「まあ、大体、大体でいいら~」という台詞がスタッフ間で連発されました。引き続き明日以降も作成です。この様子はまた次の日記で。

1月2日(水)

 2013年、新年あけましておめでとうございます。本日より開館いたしております。朝から多くのお客様がお見え下さっておりますが、山道は道路も結氷している箇所もありますので、十分にお気を付けておいでになってくださいね。新年一発目の日記は、とりあえずですが、また改めて追記しまーす。

 ということで、午前中の日記を受けて午後に追記。遡ること数時間前。スタッフも揃い、いつもどおり開館準備をしながら、年末に作った門松をみると…
うおーっ!南天がない!!あの赤い実が何もない!誰だー!?
 犯人は簡単に分かりました。鳥です。鳥がみーんな食べちゃったのです。今年はどこ家の南天もわりと食べられてるようですが、山に餌がないのでしょうかね。怒るわけにもいかず仕方ないのですが、赤い実がなくなっただけで少し寂しい門松になってしまいました。せっかく、ひそかな門松対決をしていたのに、これでは正当な評価がいただけない!と各チームリーダーは思うわけです。はて、なんのことやら?と思った人は前回の日記をご参照ください。
 そんなわけで、何か代わりの赤いものと思いましたが、やはり、松、竹、梅、南天とそれぞれに意味があるもの。やたらに何でもくっつけるわけにはいかないので、とりあえず南天不在のままです。明日にでも再び南天を用意してくっつけておこうと思います。そしてまた鳥に食べられるというループ現象があるとかないとか…。
 お正月もあっという間に過ぎてしまいますが、お休みの方はもう少しゆっくり、そして年末年始も働いてるよー!という人は、来るべきお休みを楽しみに頑張っていきましょう。そしてお子様の皆さんは冬休みの宿題をしっかり終わらせて、新学期を迎えるようにしましょう。ということで、本年も皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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